道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

3/24カオスなジョグ11㎞(ドライフラワーみたいに…)

2024-03-24 16:11:00 | 日記

今日は寒くないなと思ったのが
朝イチに目覚めたときの感想

天候はピーカンというわけでもなかったが
雨も降らず青空も少しだけ見えたりして…

絶好のロング走日和だと思いながらも
半ばそれが恨めしくも感じて…

というのも
今日の午前中に済まさなければならない
とある野暮用を控えてて…

マラソン大会が目の前の
最終調整の時期だというのに
なかなか上手く物事は進まないよなぁ

しょうがないから
いつものゆるジョグを早めに済ませてから
野暮用に向かおうと…

イヤリングをつけながら
この子をお供にして…



今日は寒くないし雨も降りそうにないので
ロンT1枚に新品シューズを履いて…

旧シューズと比べると厚底なので
走り始めた途端
着地のクッションがかなりの好感度

もちろん
カーボンプレートなんか入ってない
素人ランナー向けの厚底なんだけど…

ソールの感覚は
今まで履いてきたシューズの中で
一番良いかも…

ただ甲高のジジイの足には
アッパーがやや窮屈に感じて…

左足を痛めた前シューズよりは
全然マシだけど…

昨日土曜日が雨で休足日だったから
今日は単なるゆるジョグにしようか
それともペース走にしようか迷ったけど…

迷った挙句
ゆるジョグでもペース走でもない
中途半端なジョグになっちまって…



結局は
いつもの距離を延長して11キロだけ…

野暮用さえなければ
15キロくらいは走りたかったのにザンネン…

タイムもペースもどっちつかずで…

ゆるジョグならゆるジョグ
ミニ変化走ならミニ変化走
ハッキリとすればよかったと後悔しか…

何も考えずにパッと衝動買いする反面
なかなか決心のつかない優柔不断さもあり
両方とも持ち合わせてる
中途半端なジジイらしいと…

自己分析をすると
自分の欲望に関しては割と即断が多く…

義務というか
やらなければならないことに関しては
なかなか取りかかれないという性格で…

だから学生時代の受験勉強や
社会人になってからの仕事とかは遅いけど
遊んだりすることなんかはソッコー…

そんな中で走ることに関しては
ジョグ自体は好きだから毎日でも走るけど…

タイムを上げるための練習とかは
なかなか思うとおりに取り掛かれなくて…

自分の心の中でも
混沌というかカオスな想いの中で走ってる
ジョグの日々って感じだろうか?

まぁこの歳になれば
そこまで頑張っても効果も出ないだろうし
アラ還の頃と比べて意欲も下がってるし…

このまま
速くなりたいのかなりたくないのか
わからない中途半端な想いのままで
マラソン人生を楽しめばいいか?

それでいいさ
どっちみちそんな人間なんだから
どうしても抜け出せないんだから…

そんな風に思いつつも
とりあえずは月末の大会本番を迎える前に
月間走行距離の目安200キロに達したから
大会当日もなんとか完走は出来るだろうと…

たぶん…










そんな中途半端なジョグを終えてから
野暮用のためとある会場に出かけたのだが…

その会場で筆舌に尽くし難い状況が…!

会場にアラ古希某カオルさんがいることは
あらかじめ彼女から聞いていたから
当然わかっていて…

彼女の顔を見るために出かけたようなもので
顔を見て挨拶だけして帰ろうと…

ところがその会場の入り口で
誰かと話してる小柄な女性が目に入り…

その姿が10年以上も前に別れた彼女に似てて
もしかしてと思いつつ近づいていくと…

それは紛れもなく
10年以上も前に別れた彼女本人だった

え?
なんでこんなところに彼女がいるんだ?

少しパニックになりながら近づいていくと
当然のことながら目が合うことに…

付き合ってた当時からは思いもよらない姿
茶髪ロン毛で髭を生やしてても
僕だと気づいたみたいで…

10年以上も前に別れてから
お互い連絡も取ることもなかったのに…

目が合うまでのほんのわずかな間に
そんな彼女に対して
どう振る舞えば良いのか思い浮かばず…

と同時に
彼女と付き合ってた50代初めの頃の想い出が
火山が爆発したように溢れ出していた

もうアラフォーになってるはずの彼女
風の噂で誰かと結婚し子どももうまれて
今は幸せな家庭を築いてるとも…

最後はサヨナラも言わないで別れたけど
果たして僕がどんな男だと思われてるのか…

ハタから見れば
家庭持ちの中年男が若い独身女を
弄んでいただけに見えたかも…

実際には
彼女と付き合うこともそして別れることも
気が狂うほど辛かった年月だったのに…

彼女を忘れるためというのは大袈裟だけど
そのあとは抱き合う子やバツイチ女史に
独身キャリア女子から
再登場のアラ古希某カオルさんまでの遍歴…

10年ひと昔とは言うけれど
それ以上の年月が経ったのに
目の前に現れた彼女は当時と殆ど変わらず
アラサーのままの姿で…

そんな彼女と目が合って
老いぼれジジイが取った行動は…

彼女を指差しながら微笑むことしか出来ず…

だけどそんな照れ隠しみたいに振る舞う僕に
彼女もにこやかな笑顔を返してくれて…

その瞬間に
別れてから10年以上も経つ年月の間
ずっと燻り続けていたワダカマリが
瞬時に溶けたような想いになった

言葉は交わさなかったけれど
別れた後の僕の想いも彼女の想いも
スッと昇華されたような気がして…


そんな彼女の前を通り過ぎて
会場の中にいたアラ古希某カオルさんに
誰にも僕たちの間柄を気づかれないよう
懇ろに挨拶だけして帰ることに…

会場を出るまでの少しの距離を歩く中
アラ古希某カオルさんの視線を背中に
そして別れた彼女の視線を左側に
痛いほど感じながら…


別れた彼女は
僕が若い頃にアラ古希某カオルさんと
特別な関係だったことも
そしていま再び逢ってることも
知るはずもなく…

アラ古希某カオルさんも
僕と別れた彼女が道ならぬ泥沼の中で
もがいていたことなど知る由もないだろう

そんな2人の間に挟まれつつ歩く僕だけが
それを知っているというか
張本人なのだから…

それこそ
なんとも言えないカオスなシーンの中を
僕は浮き足立って歩くしかなくて…

彼女たち2人の間を歩いてる
まるで若者気取りのような茶髪ロン毛で
イヤリングまでつけた勘違いジジイ
彼女たちにはどう見えたのだろう?


そんな今日の日を
僕は忘れることはないかもしれない

何人か付き合ってきた中で
アラ古希某カオルさんと別れた彼女は
僕にとってそれほど大きい存在なのだと…



だけどいくらそう思ってても
時が経てば
やっぱり色褪せてしまうんだろうか?

最近
僕が気に入っている若いミュージシャンの
有名な歌にあるように…

ドライフラワーみたいに…




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