道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

都合ねぇ…

2020-11-24 16:50:00 | 日記

あっパパだ!

パパとは違ってメガネをかけてるのに
若い頃の僕の姿を
初孫くんが得意気に指さした

30年近くも前の写真
家族4人揃っての…

(マジか?)
(パパか?)
(オレが…)

僕自身
チャラ息子とそんなに似てるとは思わないが
初孫くんに
当時の僕がパパに見えたとしたら…

違うよ!
これはパパじゃなくてジイちゃんだよ〜
パパはコッチ!

と笑いつつ
子どもの頃のチャラ息子を指さしたものの…

なんだか嬉しいような
恥ずかしいような
妙に複雑な気持ち…



チャラ息子が11月も終わりになって
3歳になった初孫くんの七五三をどうしようか相談をかけてきたので
カミさんが昔の七五三の記念写真
アルバム形式の立派なやつを
物置の奥から引っ張り出してきた…

当時の写真には
5歳のチャラ息子と3歳のグウタラ娘
そして若かりし頃の僕とカミさんの姿…

そんな写真があったなんて
すっかり忘れてしまってた

何十年ぶりに見る
30代半ばのおのれの姿
もちろんカミさんも…

二人とも若く
痩せてほっそりとした面持ち
それなりにイケメンと美人だと…

ちょっと見には
幸せな家族の雰囲気

僕たち夫婦というか
チャラ息子やグウタラ娘にも
こんな時代があったのだと
あらためて感慨に耽ってしまったが…

(もう遠い昔のこと…)

写真…って
大切な宝物のようでもあり
ある意味罪作りなようでも…


5歳と3歳?
七五三って
本来なら男は7歳と3歳で
女は5歳のときじゃないの?

そうよ
でもあんたたちの衣装や着物とか
いろいろと都合があったのよ!

(そんな都合あったんだっけ?)
(とっくに忘れちまったけど…)

都合ねぇ…
それじゃあ○○(初孫くん)も
5歳まで見送るとするか…

半ば納得したような
チャラ息子のセリフで決定か?











まぁ
生きていく上で
何かと都合はあるものだ
昔も今も…

むしろ
都合をつけながら生きているというのが
正しいかもしれない

僕には僕の都合があるように
カミさんにはカミさんの
そしてチャラ息子やグウタラ娘にだって…

実際
都合がつけられなければ生きてはいけない

人生なんてそんなもんだろ…

特に老いぼれの
ポンコツジジイは…




不実な…


復活の兆し…

2020-11-20 14:04:00 | 日記



何という
体重のうなぎ上り?

体重が70㎏を超えることは
もう2度とないと思ってたのに…



生まれてこのかた
最初に70㎏を超えたのは
まだ20代だったろうか?

入社前の健康診断では58㎏
学生時代は一人暮らしだったせいか
高校生の時より痩せてしまって…

でも
実家に戻り就職してから半年くらいで
すでに65㎏にもなって…

その後
なぜかあれよあれよと太りはじめて
2年ほど経つと70㎏を超えることに…

流石に
それ以上太ることはないだろうと
たかをくくっていたのだが…

結婚したあと30代後半になった頃
スキーやゴルフ時の暴飲暴食が祟り
ついに80㎏超えの大台にまで…

今度こそ
そこが限界だろうと思っていたが
50代を迎えて運動することも無くなると
90㎏台にまで上りつめ
とうとう会社の健康診断で赤信号!
おそらく95㎏は超えていた?

血糖値やら血圧やら
いろんな測定値が酷くて
担当医から
これまでと同じ生活を続けていると
あと数年で死んじゃいますよという
予想だにしなかった衝撃の宣告!

(自覚症状はある程度あったものの…)

そこから
ブヨブヨに太った身体に鞭打ち
歩きはじめそして走り出すことになり
マラソン大会に何度も出たりして…

数年後に60歳を迎えた頃には
60㎏台まで落とすことができたという
そんな顛末…

退職してからも
それなりに走り続けているから
ずっと60㎏台をキープして
もう2度と太ることはなく
70㎏台に戻ることもないだろうと
漠然と思ってたけど…



9月に膝を故障して
まともに走ることが出来なくなった途端
2ヶ月であっという間に70㎏台への突入…

そりゃそうか?
走ってもいないのに
それまでと変わらぬ爆飲み爆食いのままじゃ
当たり前か?

かといって
膝が痛いから
スクワットやランジなどで
カロリーを消費することもままならず…

腫れ上がった左膝を
恨めし気に眺め続けたこの2ヶ月

最近じゃ
流石にお腹周りも膨らみ始め
あんなに嫌っていた中年体型に戻りつつある
自分の身体に溜息が出るばかりで…

走らなければ
結局はこうやって
みっともないジジイになっていくのかと
落胆していたが…









元どおりの体型に戻らなきゃと
25℃を超え11月では記録的な夏日となった昨日
暑かったから?
久しぶりに何とか走ることができて…



といっても
キロ7分すら切れない超スロージョグが精一杯
しかもたった7キロ…

膝の痛みが本格的に顔を出す手前でセーブ
というよりは
そこが今のジジイの限界スピード
そして限界距離…

それでも
全く走れなかった時に比べると
何と幸せに感じたことか…



そう思いつつ
今日も連チャンのジョグにチャレンジ
雨が当たり始めたので
5キロでやむを得ず終了したけど…



2日目になると
なんとかキロ6分台にまで復活?

だけど
まだまともに走ることはできない

ちょっとしたカーブだったり
バランスを崩しそうになると
すぐに痛みが顔を出し
恐怖感でスロージョグから抜け出せないでいる

それでも
とりあえずはキロ6分台へ到達できたのは
喜ぶべきことで…

これから
膝の痛みも治まって来て
少しずつでも走り続けることができれば
キロ5分台もそう遠くないだろうし
体重も60㎏台に戻れると信じて…

そんな
復活の兆し…

になればいいけど…

幻影なのか?

2020-11-11 15:36:00 | 日記

何日か前のウォーキング中
ビルの窓からはしゃいで手を振る誰かの姿に
別れて何年も経つ「キミ」の幻影を見てから…

「キミ」じゃなくて
Mちゃんにやたら会いたくなった
なぜだか…

会いたい
というより顔を見たかった

会えば何かと話すだろうが
話すほどの何かもないし…

第一まともに目を合わせるのが照れくさくて
遠くから顔を見るだけでそれだけでいいと…

(ウブな少年か?ジジイのくせに…w)

どうして
Mちゃんの顔を見たいという
そんな想いになったのか
自分でもよくわからないけど…

いや!
わからないわけでもなく…

どことなく雰囲気が似ているからなのか?
「キミ」とMちゃん…




ちょうど
郵便局に用事があって
古巣の会社近くの郵便局まで
出かけることにした

郵便局で用事を終えてから
会社に寄って
廊下の窓から顔だけでも覗こうと
そんなことを考えていた



古巣の部屋の前
ドアの窓から覗こうとしたとき
Mちゃんの顔を見る前に
バイトのオバちゃんに見つかって?
目が合った

軽く会釈だけしてくれれば
それでよかったのに
バイトのオバちゃんは懐かしそうな素振りで
わざわざ部屋から出て来て…

どうしたんですか?○○さ〜ん

やぁ久しぶり〜

その格好ってランニングの途中?
ずいぶんワイルドになったんじゃない?
茶髪の後ろ髪なんか…

(相変わらず僕にはタメグチだ)

いやチョットそこの郵便局まで来たから
Mちゃんの顔だけでも見とこうかなと思って…

そう言いながら
部屋の奥のほうのデスクで
俯き加減に仕事をしている
Mちゃんの顔を見つけた

Mさん?
この私じゃなくて?
Mさんなの?

チョット顔を見に寄っただけなんだよ
深い意味はないんだよ…w

Mさ〜ん!
○○さんが会いに来てますよ〜!

止める間もなく
バイトのオバちゃんはMちゃんを呼び出した
部屋中に響き渡るような大声で…

(なんだよ〜小っ恥ずかしいじゃないか!)
(わざわざ呼び出さなくてもいいんだよ〜)
(元部下の男性社員が大笑いじゃないか!)

いいんだ!
いいんだよ
仕事中に悪いから…
もうMちゃんの顔は見たから…

そう言って
急足で部屋の前を離れたが…

Mさん出て来ましたよ〜!

そう言われて振り向くと
大きく手を振るMちゃんのスレンダーな姿
バイトのオバちゃんと並んで…

思わず手を振り返すと
さらに大きく両手を振って来たMちゃん
まるで年頃の女学生のように…

話しはしなかったけど
やっぱり足を運んで良かったのかも…

廊下を曲がって見えなくなるまで
一生懸命に手を振り続けたMちゃん

いままで見たこともないような
はしゃぐMちゃんのシルエット
目の悪い老いぼれジジイの瞼に
しっかりと焼きついた
鮮やかに…








けど…

一生懸命に手を振るMちゃんの姿

どこかで見たことがあるような…



もしかして

それもまた

幻影なのか?

「キミ」の…

せめてもう一度…

2020-11-07 17:54:00 | 日記

窓越しに手を振っているのは
僕に向けてのものなのか?

周りには誰も走っていないから
間違いなく僕に向けていると…

知り合いか?
見覚えはないけど…

もしかしたら
手を振っているのはキミ?
変わってしまった…


ふと
そんな思いが…

でもまさか…


少し離れた3階建ての窓越し
誰かが手を振ってるのは確か
目の悪い僕にも
それくらいはわかって…

少し戸惑ったあと
左手を小さく振り返すと…

それを確認したのか
窓越しの誰かは一層大きく手を振って
はしゃぎながら部屋の奥に消えていった


やっぱり
キミだったのかも…

いや
キミのはずはなく…

こんなところに
キミがいるわけがない

物忘れが多くなった
ジジイの錯覚…

でしかない

キミの面影すら覚束なくなったこの頃
煮えたぎるような想いに苦しんだ時を
忘れたいのか
忘れたくないのか…

忘れようとしても…

キミの幻想…

せめてもう一度…










左膝を故障してから
もうひと月以上…

この間までは
少しくらいなら走れたのに…

1週間くらい前から
全く走れなくなった

左膝だけじゃなく
左の股関節や臀筋あたりにも
新しい痛みの影…

整形外科にも行かず
YouTubeを参考に
自己流のストレッチばかりの産物?














いつもの公園の周回コース
ほんの慰み程度の速さで
何周か歩くのがやっとだった

どこかのジイさん
僕より全然年上に見える誰か
股関節を使わない素人っぽい
いかにもジイさん歩きなのに
軽く追い越されてしまうのがなんとも哀しい

ビッコを引き気味で歩く僕も
同じようにジイさん歩きに見えてるのか?
そうかも…



まるで一陣の風のように
今度は疾走していく少年
追い抜かれるのは3度目

中学生だろうか?
弾むような軽いフォームから
陸上競技者だと容易にわかる

蹴り足が異様に高く
シューズがお尻にくっつきそうなほど…

たとえ膝が治っても
僕にはあんな走りはできないだろう
絶対に…

若かった頃に
戻りたくても戻れないように…



次に近寄ってきた足音
思わず背後を振り返ると…

パーカーにキャップ姿で
小さく会釈してきたのは
若いお母さん?

若いのか若くないのか
ちょっと見じゃよくわからないけど…

お母さんなのかどうかすらも
判断がつかないけど…

ただ僕を追い越した後の後ろ姿
痩せ型で無駄な動きも少なく…

それに幾分ピッチも速いから
結構走りなれてるのだろう
きっと…

それにしても
走ってる女子ランナーの後ろ姿
若くても若くなくても
目の悪いジジイランナーには
みんな綺麗に見えてしまって…

(単に僕がエロジジイなだけか?)



歩いてる間
追い越されることはあっても
誰かを追い越すことはなく…

何もかもが
段々と遠く離れていくような
そんな感覚を覚えながらの1時間半あまり

もう走れないのだろうか
たとえ走れないとしても…

せめてもう一度…

もう少しくらい…

2020-11-02 11:24:00 | 日記




ランニングアプリに妙な…

そういえば10/31ってハロウィンだった?

まぁ
ジジイにはカンケーないけど…

カンケーないけど
10月が終わったってことは
初孫くんも無事に?
3歳の誕生日を迎えることができたってこと



生まれてからもう3年も経ったのか…
ついこの間生まれたと思ってたのに…
月日の流れって早いなぁ

この早い流れに
ジジイはついていけるだろうか?

ついていく…

というか
月日の流れよりもっと早いのが
老化の進み具合?

だったりして…

でも
ずっと続いている鵞足炎らしき左膝の痛み
段々と治まってきて…




10月の月間走行距離
目標の200キロには届かなかったけど
なんとか100キロ超え
ビッコを引き気味ながらも…

ジジイになっても
治癒力はそれなりにあるのか…

マラソン大会のオンラインも
なんとか42.195キロを…

老いても
細胞分裂は続くらしい

もう少しくらいは…

当たり前か?
細胞分裂しなくなった時こそ…










昨日の全日本大学駅伝は見応えあったなぁ
手に汗握りつつ…

最近の若い子って
みんな脚が長くてカッコいいね
うらやましい〜



特にトラック女子の芸術的な肉体美!なんて…
(エロジジイ健在?)