毎朝起きて窓から見る外の景色
今日はなんだか悲しい色に見えて…
天候のせいじゃなく
僕自身の心の色がそのまま…
昨日
落選が判明した地元のKMマラソン
まだシッカリ尾を引いていて…
スッパリと諦めればいいものを…
朝食のトーストを頬張りながら
地元紙の朝刊に載ってた当選者たちの声
目にした途端に悔しくてしょうがなかった
東京マラソンとか
そんな人気の大会の落選はしょうがないけど
地元のKMマラソンはやっぱり走りたかった
なんといっても
地元の知ってる街中のコース
普段は車でしか走れないような…
そのために
毎日のように走ってるようなもの…
しかもこの歳になると
この暑い時期なら命懸けとも言えるほどに…
カミサマにそんな願いは届かず…
冷たいカミサマだ
ザンネンでしかない
諦めるしかないのはわかってるけど
諦めるに諦められなくて…
往生際の悪いポンコツジジイだろうか?
マラソンだけじゃなくて
オマケの余生もそうなのかも…
終わるに終われなくて…
意気消沈しながらも
性懲りもなく今日もジョグに…
大会に出るためだけに走ってるんじゃないと
自分に言い聞かせながらも…
この子をお供にして…
昨日と違って今日は暑くなりそうな気配
雨か曇りの予報だったのに
朝から時折り陽が射すことが何度も…
現役時代の頃のように涼しくなった夜に
走れることが出来ればいいのだが
この歳になると夜はやっぱり危なくて…
とにかく暗いのがダメ
路面がほとんど見えなくなっちまって
明るい日中でさえコケそうなのに…
そう思いながら
流れ出る汗をハンカチタオルで拭きつつ
いつものコースを無意識になぞっていく…
そんな同じコースなのに
昨日と今日じゃ全然違う感覚で…
昨日は頑張って走り切れたけれど
KMマラソンの落選がわかった今日は
どうにも馬力が出そうにない
暑い陽射しに抗う気力もなく
ただひたすらに汗をかいて拭うだけ…
5キロ過ぎの長い上り坂に差し掛かったとき
今日も走り切って上れそうに思ったけど…
途中で
何でこんなに一生懸命に走ってるんだろう?
地元のKMマラソンも走れないのに
そう思って走るのをやめて歩くことに…
どうせ落選しちまったんだ
頑張って上り切る意味ないんじゃないか?
両肩に受けるジリジリとした暑い陽射しに
途方もない虚しさを覚えて歩いたけど…
いま一度
大会に出るためだけに走ってるんじゃない
好きなことをやって行くのが
オマケの余生なんだと自分を奮い立たせて
途中から走り始めることに…
そうは思いつつも
気落ちしてることは間違いなく…
走り終えても達成感はほとんどなかった今日
なぜだかビミョ〜に感じる吐き気だけに
またかよ〜と思いながら…
ジョグ後のシャワーの後
久しぶりに髪を染め直すことに…
というのも
数日前に初孫くんに言われたひと言
ジイちゃん
シラガが増えてきたね〜
白髪という言葉を彼が知っててオドロキ!
いろんなことすぐに覚えるもんだと…
でも初孫くんが言うとおり
決して白髪が増えてきたわけじゃなくて
安物のヘアカラーで染めてたのが
化けの皮がハゲできただけだと…
なので何ヶ月ぶりかに
買い置きしてあるヘアカラーで…
メンドくさくてしょうがないけど…
で…
いつも使ってるこの安物のヘアカラーだと
毛先がいつも紫色になって…
それが2〜3日すると
茶髪というか金髪に近い色に変わって…
本当は白髪の目立たないグレーにするために
アッシュ系のヤツを使ってるんだけど
なかなかそうはならなくて…
もうメンドいからそれでいいやと
ここ何年も同じヤツを使ってるんだが…
ジジイでこんなことしてるのは
オレだけだろうか?
白髪染めをしてるのは
僕以外にもたくさんいるだろうけど…
とにかく
出来るだけ老けてると見られたくなくて…
そのためにも毎日走ってるわけで
何とかスタイルも維持出来てるし…
ファッションというか
身に付けるものも
普通のジジイのようなものは必ず避けて…
最近はイヤリングまで付け出したからなぁ
おかげで
何人かの知人から見た目が若いね〜
と評されることにも繋がって…
まぁ
たとえそれが
裏返しの皮肉だとしても…
そうやって見られることで
僕という人間が認識されてるのなら
それで構わないさ
もともと
そういうヤツなんだからオレは…
このままで行くさ
チャラいままで…