ありふれた人生
もう何も考えまい
君が欲しかったものも
僕が欲しかったものも
生きていくことの愚かささえも…
今日
3回目のコロナワクチン接種完了
1〜2回目はファイザーを
市で準備された会場で接種したが
今回はモデルナを
かかりつけのいつもの内科医院で…
つい1週間ほど前に
痛風の定期的な検診で
訪れたばかりだというのに…
どうやら
僕の3回目はやや遅い方らしいが
今回も慣れないネットからの予約で
手間取りながらも何とか無事に…
毎日のようにスマホを手にしていても
実際の手続きとなると四苦八苦しながら…💦
いわゆる高齢者の皆さんって
どうやってワクチン予約してるんだろう?
みんながみんな
スマホやPCを容易く操れるわけじゃ
ないと思うけど…
(まぁ電話で申し込むのか?)
今はすっかりIT時代
いろんな支払いや電車なんかも
簡単な手続きで済むようになったけど…
何もかもを機械に任せてしまう
そんな仕組みに不安を感じる年寄りには
段々と住みにくい世の中になってきたと…
世の中が住みにくくなってきたということは
つまりは
早く店じまいをしてあの世やらとへ行けと
そうゆうことなのか?
そうゆうこと?
なんだろうなぁ…
歩道はまだ雪が残ってて走れそうになく
走行中の車に遠慮しつつ
今日も車道の端っこをゆっくりと…
まぁ
同じように車道を走ってるのは
僕だけじゃなく…
赤信号もみんなで渡れば怖くない?
みたいな…
そんな中
何人かのランナーとすれ違ったが
そのランニングフォームから
遠目でも明らかに速いと感じられた影…
近づくにつれ
段々と見覚えのあるフォームだと…
ひょっとして彼か?
いつもなら
年上の奥さんとカップルでのラン姿
先週の21キロランでも遭遇した…
そんな彼が
珍しく一人で走っていた
しかもかなりのスピードで…
すれ違いざま
いつものように挨拶を交わしたものの
なぜ今日は一人で走ってるのか
疑問に思いながら…
実のところ
彼が真面目に走ってるところを
今までに見たことがない
夫婦で出たマラソン大会で
何度も顔を合わせても
いつもマラニックのように
楽しんでゆっくり走るのが
僕が知ってる彼ら夫婦の常だったから…
それなのに
ゆっくりと走ってる彼らより
老いぼれランナーの僕のゴールの方が
全然遅くなってしまうのだが…苦笑
真面目に走れば相当速いのかもしれない
たしか年上の奥さんは結構速いはずで
昔何かの大会で上位に食い込んでいたのを
微かに記憶していて…
両者とも
いわゆるランナー体型というか
ずいぶんと痩せているけど
アスリートしかりの均衡の取れたスタイル
ジジイが羨むほどの…
能ある鷹は爪を隠すというが
彼もそんなところなのかもしれない
それから数キロほど走ったところで
何人かのランナーとすれ違ったあと
今度目に入ってきたのは
ウォーキング中の黒っぽい出立ちの誰か…
遠目では
男なのか女なのかハッキリせず…
間近に迫ってきて
不意におつかれさま〜と挨拶されて
ようやく判明…
彼の年上の奥さんだと…
あれっ?
さっき旦那とすれ違ったよ!
エッ?
ホント?
そんな言葉を交わしながら
いつも仲良く2人で走っている彼らも
別々に走ることがあるんだと
怪訝に感じながら…
(喧嘩でもしたのか?)
まぁ
いくら仲の良い夫婦だとしても
たまには別々に行動することもあるさ
妙な疑念を払いつつ
ジジイの精一杯のペースで
ぎこちないステップを踏んだ
何とか無理やり15キロをこなしたが
久しぶりの昨日の14キロジョグの疲労が
まったく抜けていなくて…
ジョグの疲労を抜くための
さらに遅いペースのジョグになるという
わけのわからないジジイの悪ループ
28日しかない今月は
実質的に残りあと2日
2日で36キロ以上
頑張れば何とかなるかもしれないけど…
明日は大阪マラソンをテレビで観ていたいし
明後日は3回目のコロナワクチン接種で…
毎月のノルマの200キロラン
どうやら今月は達成できそうにないと…
恨めしいのは
年が明けてからの2ヶ月間
そんなに大雪にもならなかったのに
ジワジワと降り続いて
なかなか溶けない残雪
昨シーズンに引き続き
200キロが達成できない冬季となりそう…
地元県内のフルマラソン大会本番まで
残りわずか1ヶ月半だというのに…
距離走も充分に出来てないし
スピード練習も言わずもがな…
なかなか上手く行かない日々
そうやって
人生が終わっていく…
んだなと…
気がつけば
エントリーした4月のマラソン大会まで
もう2ヶ月を切っている
例年参加していた
3月の地元の大会が
コロナ禍で開催されなかったから
何気なくノンビリしてたけど…
毎年その1ヶ月後の
もう一つの地元のマラソン大会に走るのを
決して忘れていたわけじゃないが…
新年が明けてからのこの1〜2月
バァさんが
年末に亡くなったことがあったとはいえ
積雪の影響の方が大きくて
殆どまともに走れてない…
もう1週間近く
短いジョグすらも走れてない
いくら雪が積もってるとはいえ…
でも雪が積もる寒い中を走るほど
素人ランナーの老いぼれジジイは
マニアックな市民ランナーじゃなくて…
ましてや
足指のシモヤケと寒いのを言い訳に
走らない日が続いて…
なので
流石に走れてない日が続くと
足腰というか身体がナマり切っていて
おそらく体重の方も幾分かは増えて…
本来なら
今月までに25キロ走や30キロ走を
何度かこなしている計画で…
そして来月にもせめて1〜2本ほど
そんな予定だった見込みなのに…
今年の最長は
まだ27キロや25キロが数回しか…
昨年の3年ぶりのマラソン大会で
10キロ過ぎからの足の売り切れ状態から
距離走の必要性はイヤというほど
心に畳み込まれたたはずなのに…
もちろんサブフォーは
今になってもまだ諦めてないけど…
昨年の完走タイムや
ここ何年かの練習状況じゃ
たぶん無理だと…
そして
その1ヶ月後あたりに開催される
おそらくこの生涯で最後となる
ウルトラマラソン大会が…
コースのアップダウンから考えて
老いぼれジジイのランナーが参加できるのは
隣県の103キロのマラニックが最後…
どちらかといえばフルマラソンよりも
制限時間内にウルトラを完走することが
今の僕には最終目標…
もうスピードは無理だし
あとはなんとか距離だけ…
もう一度だけ
マラニックでもなんでもいい
100キロ以上のウルトラマラソンを…
5年ほど前の62歳の時には
無謀にも初ウルトラで
何とかギリギリゴールできたものの
5年経って67歳になった老いぼれジジイに
同じように時間内に完走できるだろうか?
わからないけど…
雪が溶けるのを待って
スタミナをつけながら
長い距離を走って備えるだけか…
本当に
いったいいつまで走れるんだろう?
果たして何歳まで…
この間
YouTubeで観たのは
86歳で走ってる女性ランナーの動画
5時間を切りたいという
流石にババァの走りだったけど…
86歳ってよく考えると
今のオレより20歳も年上なんだぜ?
というより
死んだバァさんと5歳しか違わない…
まだ66歳でヒィヒィ言ってるのに
あと20年も!
彼女のように走り続けられるのか?
そんな
見知らぬ老女の走りに
驚きと尊敬を覚えながら…
その老女と比べれば
まだまだ若いと言える素人のジジイランナー
走れなくなる日まで走らなければと…
明日は走れるだろうか?
彼女が亡くなったのは
たしか19歳のとき
あれからもう5年半が経った…
元気で生きていれば
24〜25歳になっているはず…
と言っても
そんなに長く生きてはいられなかったか?
亡くなる数日前の彼女の寝姿
もうこの頃には
動けないほど弱ってて…
いまは都会へ嫁いでしまった
グウタラ娘が小学4年生の時に
どこからか拾ってきた
生まれたばかりの雌の野良猫
ミ〜ちゃん…
縁あって
ミルクを飲ませはじめてから
以来19年間も我が家の一員として過ごし…
そんな彼女に何度救われたことか
張り詰めたカミさんとの
重苦しい暮らしの中で…
亡くなったときは
本当に大事な家族を失ったように落ち込み…
今もまだ
老いぼれジジイの心の中に
いろいろな想い出を残して…
逢えるものなら
もう一度逢いたい…
でも
2度と甦ることはなく
前庭の真ん中あたりの土の下
骨となって静かに眠ったまま…
僕があの世へ行ったとき
彼女に逢えるのかもしれないな…
逢えるだろうか?
2022年2月22日
スーパーニャンコの日?
だとか…
40年ほど勤めた職場を
退職してからもうすぐ丸4年…
その退職した会社に
大学中退のロクでもない僕を
入れるために骨を折ってくれた
大恩人とも言える大先輩が
先日亡くなった80代で…
66歳の僕と
死んだオヤジとの中間くらいの
10数年ほど年上の…
幹部だった大先輩が退職してからは
稀にしか顔を合わせることがなかったが
思いがけず同じポストについた僕に声を掛け
励ましてもらったことも幾度かあって…
思えば
駆け落ちしようとして失敗に終わり
何もかもがイヤになり
大学も中退して
心をひどく病んでいた僕を
血縁関係もないのに心配してくれ…
オヤジと一緒になって
自分の勤める会社へ無理やり入社させようと
汗をかいてくれたのがその大先輩で…
精神を病んだ当時の僕を入社させることに
なんの目的があったのか?
どんなメリットがあったのだろうか?
今もわからないけど…
ただ結果として
大学中退という学歴が響いて
順調に出世することは
そう簡単にできなかったものの
長い間自分の家庭を犠牲にするほど
仕事に没頭し続けていたおかげか…
最終的には
40代半ばで大先輩と同じ重要ポストにつき
年上の同僚や部下たちをまとめるという
大役を担うことになり…
もしかすると
大先輩はそれを見越していたのだろうか?
まぁ
会社を定年でリタイアしてしまった今では
そんな自慢するような出世話など
どうでもいいことになっちまったけど…
そんな大先輩の訃報に接し
会社でのポストもさながら
人生でも
段々と同じ立場になりつつあるのだと
強く感じられて…
あと10数年もすれば
ワガママな初孫くんも大きくなっていて
年老いてしまった僕は
もう初孫くんとは一緒に
走れなくなっているだろう
いや
走れないどころか
ひょっとして
もうこの世にはいなくなってるかも…
そんな年数か?
ジジイにとっての
あと10数年って…
ならば…
1年ずつ
1ヶ月ずつ
1日ずつ…
しっかりと
生きるということを噛みしめながら
生きていかなければ…
(しっかりと???)
(噛みしめながら?)
(できるかな…??)