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「「女性向け風俗」の現場」柾木寛

2022年01月18日 08時16分04秒 | 読書(風俗/社会/貧困)


「「女性向け風俗」の現場」柾木寛

「風俗」と言うと、男性が利用するもの・・・という考えは古い。
女性向け「風俗」も利用者が増えている。独身や夫がいるなど関係なしに、利用する人は利用するようだ。夫に満足してる女性は少ない・・・という現状のせいかもしれない。あなたの奥さんもイッた演技をして、陰で「風俗」を利用してるかもね。

P19
「イッたことないのに、イッた演技をするのが辛いです」と切実に語る女性や、「演技をしていることがバレていないか心配です」と、演技をしていることに背徳感を抱いている女性もいました。
一方、多くの男性たちは、自分のパートナーが演技をしていることに気が付いていません

P52
私のお客さんで一番多い年齢層は、40代になります。

P52
女性が「あんあん」と可愛らしい声を出している時は、演技をする余裕もあり理性がコントロールしています。女性が本当にオーガズムに達している時の声は、うめき声や低い声になります。

P243
風俗利用の日、小学生の娘に「お母さん、今日何かあるの?」と聞かれ「ドキッ」としたと、何人もの人が語っています。女性は小学生だろうと、女の鋭い勘と観察力を持っているようです。一方、夫は全く気づかない。髪の毛を切っても気づきません。

【ネット上の紹介】
女性向け風俗の四十代セラピスト、源氏名は柾木。昼の顔は営業マン、夜は新宿・歌舞伎町をはじめとするラブホ街が仕事場だ。彼の元には独身女性・人妻・処女・身体に障がいのある人など様々な女性がひっきりなしに訪れる。そして、性だけの繋がりゆえに、彼女たちは本音を話してくれる。「本当は気持ちよくないのだけど、感じている演技をしているんです」「痛いのを我慢しています」「パートナーに性的に満たしてもらうことは諦めました」「一度でいいので、本気で感じてみたいんです」…。それは、これまでの社会からは決して聞こえてこなかった叫びだ。ほとんどの人が知らない「女性向け風俗」の現場から見えてくる、この国の性のゆくえ。
第1章 演技に疲れた女性たち
第2章 独身女性の胸の内
第3章 50代からの風俗
第4章 感じない悩み・性交痛
第5章 セックスレスの夫婦たち
第6章 処女のお客様
第7章 中イキを経験させて下さい
第8章 喪失感を抱える障がい者
第9章 ユーザー座談会
第10章 女性向け風俗の裏話
第11章 日本の男女の性、未来予想

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