【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

「藩校早春賦」宮本昌孝

2019年11月17日 22時57分37秒 | 読書(歴史/時代)
「藩校早春賦」宮本昌孝

10年以上前に「夏雲あがれ」を読んだ。
さわやかな青春時代小説で、若者3人が藩の陰謀に立ち向かう作品。
やたら面白かった印象が残っている。
なんと本作品「藩校早春賦」の続編が「夏雲あがれ」だったのだ。(知らなかった)
今回は、江戸ではなく、地方の藩校が舞台。
3人の少年たちの成長を描く作品。
すなおに楽しめる時代小説だ。

P14
社会が内外ともに大きく変化しつつあるいま、これに冷静に対処できる、文武いずれにも有為の人材を、藩をあげて早くから育てねばならぬ。
 右が、諸国に続々と藩校の誕生した、おおざっぱな事情である。

【おまけ】
「夏雲あがれ」は10年以上前に読んだので、細かいところを忘れている。
機会があれば、読み返してみたい。

【ネット上の紹介】
時は江戸時代後期、泰平の世の黄昏。東海のとある小藩に藩校が設立されることになった。その学校の剣術教授方を決するために、藩を代表する二つの道場の門弟たちが御前仕合にのぞむのだが…。藩校を舞台に、厳しい階級社会の中で権力闘争や陰謀に巻き込まれながらも、あつい友情を育む三人の少年剣士たちの成長をさわやかに描く青春時代小説の傑作。どんな時代にも、輝く少年たちがいた―。
この記事についてブログを書く
« 覚書 | トップ | 旧交を温める »

読書(歴史/時代)」カテゴリの最新記事