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「純平、考え直せ」奥田英朗

2011年06月08日 20時09分30秒 | 読書(小説/日本)


「純平、考え直せ」奥田英朗

読み出したら止まらない。
新宿歌舞伎町のヤクザ・純平の物語。
チンピラとしての日常生活が詳細に語られる。
(もう、圧倒的なリアリティ)
そんなある日、組長から鉄砲玉になるよう指示される。
決行する日まで、あと3日。
最終ページまで一気読み。
いったいどうなるんだ?、って気になって休憩もできない。
それにしても、人間関係、心理的な盛り上げがやたら巧い。
(奥田英朗作品だから、当然か)

PS
いろいろ考えたけど、やはり、このエンディングしかない・・・かな。

【ネット上の紹介】
坂本純平、21歳。新宿・歌舞伎町のチンピラにして人気者。心酔する気風のいい兄貴分の命令は何でも聞くし、しゃべり方の真似もする。女は苦手だが、困っている人はほうっておけない。そんな純平が組長から受けた指令、それは鉄砲玉(暗殺)。決行までの三日間、純平は自由時間を与えられ、羽を伸ばし、様々な人びとと出会う。その間、ふらちなことに、ネット掲示版では純平ネタで盛り上がる連中が…。約一年半ぶりの滑稽で哀しい最新作。

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