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「通りゃんせ」宇江佐真理

2019年03月08日 21時02分11秒 | 読書(歴史/時代)


「通りゃんせ」宇江佐真理

まさか、宇江佐真理さんがタイムトラベルを書くとは思わなかった。
もっとも遠い人、と思っていたから。
驚いた。
その設定がもっとびっくり。
天明の大飢饉にタイムスリップする。
場所は武蔵国青畑村。
時次郎とさな兄妹の許に身を寄せ、飢饉を乗り越えようと努力する。
いったいどうなるのか?
また、現代に戻れるのか?

一両の価値について
P151
「ひとが一日に食べる米を五合と考えると、ひと月で一斗五升、年に一石八斗ですから、まあ、大人が半年程度食べられる米の量の値ということになりますか」

【ネット上の紹介】
平凡な25歳のサラリーマン、大森連はツーリングに出かけた先で道に迷い、滝の裏に落ちてしまう。目覚めると、そこはなんと天明6年の武蔵国中郡青畑村―!?時次郎とさな兄妹の許に身を寄せ、川の氾濫や重い年貢が招く貧困等、江戸の過酷な現実を目の当りにしていく連。天明の大飢饉のさなか、村の庄屋が殺害される事件が起こり、連は思い悩みながらも自らの運命を切り拓いてゆく―。感動の長編時代小説!

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