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「日本の神話古事記えほん」三浦佑之/荻原規子

2016年04月25日 20時48分27秒 | 読書(絵本)

国生みのはなし―イザナキとイザナミ
「日本の神話古事記えほん」三浦佑之/監修 荻原規子/文

シリーズ全5巻の1巻目。
国生みのはなし イザナキとイザナミの巻、である。
例のオルフェウスの神話と似たエピソードが出てくる山場のひとつ。

私が子供の頃に読んだ作品は、イザナキではなく、イザナギだったと記憶している。
イザナキと言われると、違和感がある。
三浦佑之さんが監修してるので、例の「口語訳古事記」が元になっているのかもしれない。
でも、文は荻原規子さんなので、ある程度自由に書かれているところもある、と思う。
例えば、「口語訳古事記」では「黄泉つ平坂」となっているが、
本作品では「黄泉つ比良坂」となっている。(もちろん、こちらの表記の方が私の好み)


ヨモツシコメは、強くおそろしい女たちです。

イザナキが、ももの実をもぎ取って、次つぎに三つ投げつけると、追ってきたすべての者が、たちまちにげもどってしまいました。

「口語訳古事記」によると、イザナキとイザナミは兄妹だそうだ。
口語訳古事記 完全版
最初の結婚が兄と妹によって語られるのは、世界的に例が多く、兄妹始祖神話と呼ばれる。


【参考リンク】
古事記えほん1 国生みのはなし

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