新専貨回想

平成の世を駈けたヤード系輸送の末裔

造り続けて28年

2022-01-30 13:09:41 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 

 最近は珍しくなった小規模の石油基地、タンク車の形式はお馴染みのタキ1000JRF形のみで面白味は無いですが、スイッチャーもいるし、そこは贅沢は云えまい。スイッチャーも昔は珍しい東芝製の液体式(東芝製DL、電気式は今となってはさほど珍しくなくなりましたが、液体式は合計で10輌も造ってないはず)がいたんだよな…

それでも、若番の1000-9とか居たりします。それにしても、1993年の試作車2輌から、昨年の現時点での最新グループまで、30年近く大きな設計変更はおろか、塗色すらも変わっていないのには驚かされます。タキ1900や3000の方が製造期間は短いですが、これらは途中で幾度かの大きな設計変更を経て最初と最後ではかなり別物になっています。ベースとなったタキ43000が1967年の登場ですから、ここからカウントすると半世紀以上ほぼ同じ形で造り続けていると言う事になります。それだけ貨車の設計が熟成の域に達しているんでしょうね。

それに対し、こちらは後年の製作になる835番、変化したのは台車くらいかなーと思ったら...

右が初期量産車23番、左が835番、ジャッキ受けの形態が変わっています。

 

他にもブレーキダイヤフラムの支持具や、ブレーキリンクの取り回しが若干変化しています。

(2022年1月22日 しなの鉄道 坂城駅)


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