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新専貨回想

平成の世を駈けたヤード系輸送の末裔

信越4380レの名優たち(その22) タキ22601

2011-09-23 17:15:52 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 日本曹達の所有の中では「普通」なタキ2600、と言っても当時は大分少なくなっていました。これはカセイソーダ、カリ兼用車なので、小さな躯体にレタリングがやたら賑やかな印象でした。

(2000年9月6日 信越本線 二本木駅)


信越4380レの名優たち(その21) 大分ケミカルのUT11C

2011-09-21 20:01:40 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 アクロレイン専用のUT11C-5000はダイセル所有のを紹介済みですが、今度は青い大分ケミカルのです。黄色いプロテクタ枠が黒色主体の新専貨に彩りを添えてくれる存在ですが、20m近いコキ車に10t×3個で30tしか積めないのって、積載効率悪いなー、なんて思っていたものです。

 タンクコンテナも、大容量品を中心にISO規格に移行してしまい、所有者のマーキングも目立たないものが増え、一時期程の面白さが無くなってしまったのは残念ですね。牛乳を運ぶコンテナと化成品を運ぶコンテナに外観上の差異が大して無いのはつまらないですね。

(2001年10月15日 信越本線 二本木駅)


信越4380レの名優たち(その20) タキ32620

2011-09-17 20:11:23 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 日曹二本木名物のマルチボンベタンク車タ300形改造タキ2600です。変形車としては敢えて説明する必要が無い程有名な車輛ですが、少数グループなのに関わらずキセや受台などに形態的バリエーションがあって楽しいグループです。模型にしてもなかなかインパクトがありそうなので、誰か作らないかな?

(2000年9月6日 信越本線 二本木駅)


信越4380レの名優たち(その19) タキ14274

2011-09-13 23:36:38 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 何気ない様なタキ4200形、でも電化の所有車は実は5輌しかいないので、見られたらちょっぴりラッキーでした。メーカーは日立ですが、形態的には日曹に沢山いる日車形と大差ありません。但しブレーキ掛り手摺が変わった形態です。

(2000年9月6日 信越本線 二本木駅)


信越4380レの名優たち(その18) タキ5013

2011-09-10 10:53:11 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 アルカリ系タンク車の話が多かったので、たまには酸のも。

 二本木には酒田港(東北東ソー)及び能町(日曹)よりタキ5000、5050による塩酸の到着がありました。両社とも他社からの移籍や合併による編入が多く、形態的にはバラエティに富んでいました。東北東ソーで特筆すべきは、タキ5000第一ロットの5001・5002がいたことでしょうか。ちょっと短めでずんぐりしたこの5013もこれまた若番で、日本トレーディングからの移籍車です。東ソー所有、常備駅は新南陽ですが、晩年は最後まで酒田港に長期貸出でした。

 電化区間の宿命とはいえ、架線柱の影が真ん中にもろに掛かってしまい見苦しいですが…

(2001年10月15日 信越本線 二本木駅)


信越4380レの名優たち(その17) タキ23632

2011-09-07 22:58:00 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 運用の拠点は地元から近いのに、地元付近で好条件で撮影するのが難しいと言う貨車が、日本石油精製根岸を拠点とする液体硫黄タンク車、タキ23600と23650でした。根岸で発着する時間帯はもろに逆光、新興、川崎貨物など他の停車駅も近付けなかったりで、なかなかうまく行きません。晩年に東海道周りになって始めて沼津で(運が良ければ)比較的まともに撮れるようにはなりましたが。

 と言う事で、この2形式を綺麗に撮ろうと思ったら、黒井か二本木に限ります。写真は平成5年製の最終ロットで、グレーのTR213Cがポイントです。タキ23600形と聞くと、学研の図鑑でトップナンバー(三菱商事/塩浜)を例に挙げて構造解説されていたのが懐かしいですね。

(2000年9月6日 信越本線 二本木駅)


信越4380レの名優たち(その16) タキ22928

2011-09-04 19:54:48 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 メチオニン合成用青化ソーダ輸送は90年代に入ってからも需要は旺盛で、平成4年に3輌のタキ22900形が新製された後も、他形式からの改造で補っていました。これはそのタキ22900形最終ロットで、今までよりスッキリと洗練された形態になっています。

 最近まで動きが盛んだっただけに、事業撤退の時は呆気無いものでしたが・・・

(2000年9月6日 信越本線 二本木駅)


信越4380レの名優たち(その15) タキ22905

2011-09-04 19:37:19 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 3つの弁装置プロテクタが並ぶ風貌が特徴的な青化ソーダ液専用車のスタンダード、タキ22900形です。川崎貨物や千鳥町でも馴染みの形式でしたが、これも数輌まとまって運用される事が多かったです。運用上の特徴は、藤寄・千鳥町・倉敷タの3駅から発送され、二本木に集結する事でしょうか。

 タキ3700形とかもそうでしたが、晩年には台車を廃車発生品でコロ軸受けのTR209/225に振り替えられる例が散見されました。例えばこのタキ22902もTR209に振り替えられています。石油系タンク車やタキ3500形では80年代より見られましたが、化成品での実施例は90年代半ばからと最末期で、しかも特定の所有者に偏る傾向がありました。例えばタキ3700形ではダイセル所有車は大半が実施されていたのに、クラレや内外輸送の所有車で実施例は見られませんでした。

(2004年3月26日 信越本線 二本木駅)


信越4380レの名優たち(その14) タキ14246

2011-09-04 14:08:46 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 また日曹の苛性タキが続きますが、今度はタキ4200カマボコ型です。タキ2600形よりも長い分、平凡ながらも昔ながらのタンク車らしい、安定感のあるプロポーションになっています。 

 二本木ではタキ2600や7750と同様に、カセイカリ輸送用として運用されていました。どちらかと言うと、この形式は能町に大量配置されていたので、そちらの方がお馴染みだったかもしれません。

(2004年3月26日 信越本線 二本木駅)


信越4380レの名優たち(その13) タキ3702

2011-08-31 00:39:05 | 日本海縦貫線/上越線/信越線

 この列車ではお馴染みなタキ3700の中でも、異彩を放っていたのがダイセルの無水酢酸専用車です。通常の酢酸専用車は冬季凍結するのでキセ付きですが、無水酢酸は凍結しないので裸タンク体を持っていました。純アルミタンク車特有の大型受台が印象的ですね。

 無水酢酸専用車はダイセルのみが所有し、安治川口→新井の限定運用に就いていました。社章は永らく楕円形の中にDAICELのものでしたが、最末期になって他のダイセル所有車共々一斉に新社章に書き換えられました。

(2003年3月29日 信越本線 黒井駅)