晩年になってタキ9250形の老朽置換え用として新井に引っ越してきたNRS所有のタキ11250前期型。個人的にはのっぺりした後期型より、キセに補強アングルのある前期型の方が変化が適度にあって好きかな。以前は新南陽から新崎、後年は新潟臨鉄藤寄までアセトアルデヒドを運んでいたので、生涯日本海縦貫線の常連でした。
タキ9250共々、長大なタンク体が恰好良く人気のある形式でしたが、長い故に形式写真を綺麗に撮る条件が難しい車輛でもあります。これを撮った東港は光線状態、引きの取り易さ、障害物の少なさ、どれを取っても一級の撮影地でしたね。
(1996年8月24日 名古屋臨海鉄道 東港駅)