taketake山旅日記

自閉的傾向を持つ重度知的障害者の長男と私の山歩きの記録

紫陽花の咲く弘法山を歩く(丹沢)6月10日

2018年06月11日 | 丹沢

 関東地方が梅雨入りして最初の日曜日は雨予報、午前中は、なんとかもちそうと判断して、究極のショートコースの秦野市郊外、弘法山から鶴巻温泉駅へと歩くことにした。前日は山岳部OB会の定時総会と懇親会があった。卒業部員数の少ないクラブなので、90歳代から20歳代まで、会員約140名中、40人以上の参加者がありなかなかの盛会だった。久しぶりにお会いする方もおられたが、翌日を考え二次会は遠慮して帰宅した。

 



 そして翌朝は、始発電車に乗って7時過ぎから小田急線秦野駅を出発し歩き始めた。市街地を抜けた登山口から25分ぐらい歩くと最初のピーク?浅間山、車道を渡り15分程で権現山に着いた。この一帯は公園化されており、トイレも充実している。takeは水飲み場で恒例の噴水儀式をしていた。




 ここから弘法山への道は紫陽花が多く咲いていた。山百合も多く生えているが、花が咲くのはまだ先のようだった。のんびりと歩いても8時25分には昼食場所の弘法山頂上に着いた。机に弁当箱を並べて昼食にした。お寺や鐘撞堂のある境内に人の姿はなく、静かなものだった。8時半からおにぎりを食べているのを、もし通りがかりの人が見たら朝食と思うだろうなと思った。弁当箱をザックにしまって、次なる目的地の吾妻山に向かった。takeはいつもの昼食後の呪文を唱えながら歩くが、こうした人の少ない時は気を遣わずに済むのが良い。唯一山歩きらしいとは言え国道246号線の車の音を聞きながらの道を歩き吾妻山に着いた。  

 

 

  古事記による大和尊命東征で、横須賀から上総へと海を渡る際、暴風雨に阻まれ、立ち往生してしまった。このとき、同行していた弟橘媛(オトタチバナヒメ)がみずから入水して海神の怒りを鎮め、後悔の安全を図ったという話がある。この山はその後日談で、大和尊命が帰京する時この山に登り、弟橘媛を偲んで「吾妻よ」と唱えたのがこの山の由来とのことだ。 

  吾妻山から下ること30分で鶴巻温泉駅に着いた。心配した雨はまだまだ大丈夫なようだった。駅前には、これから弘法山に向かう団体もいて、三時間のコースなら今から出発するのが普通かなと思った。駅前で三点セットを買い、乗り込んだ電車はこれから東京方面に向かう乗客で混んでいて、ようやくtake一人を座らすことができた。

コースタイム

秦野駅0707-登山口0728-浅間山0753-権現山0807-弘法山0825~46-吾妻山0946~50-下山口1003~07-鶴巻温泉駅1018

 

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