SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

太陽と、星と、

2004-10-21 07:14:12 | 
人はそれぞれ、論理の影におびえずに、
じぶんにとっての太陽を持っていいのだ、と、私は思う。
他人の船に、無理して乗らなくても、いいのだ。

というニーチェの言葉を、10月16日、彼の160歳の誕生日に頂いた。
そして、20日、ランボーの150歳の誕生日に私は、「イリュミナシオン」からこんな言葉を彼女に捧げた。

鐘楼から鐘楼へと綱を張り渡した。
窓から窓へと花綱飾りを、星から星へと金の鎖を張りわたした。
そして、私は踊るのだ。


台風一過の空は

2004-10-21 06:36:02 | 
澱んだ空気を、きれいさっぱり吹き飛ばしてしまった。

出来立てのつやつやした青空は、気持ちいい。

でも、奥さんは、気が滅入ると言う。

拍子抜けするのかしら。昨日はあんなに怒ってたのに

今日は何事もなかったように笑っている、変わり身の

早さについて行けないのかしら。

さて、今日は、どんな思いで空を見上げようか。

お風呂の中の音楽

2004-10-21 06:21:43 | 
家には、防水CDプレイヤーが、ある。

時間のある時は、お気に入りのCD片手に、お風呂に入る。

なんだか、間抜けな姿ではあるけど・・・。

朝は、フリッパーズやビーチボーイズで

一日のはじまりに、勢いをつけたい。

夜は、小島麻由美やHARCOかな。

ビルエヴァンスで物思いに耽るのも、いい。

ビールだって飲んじゃう。

明日のことを考える。

あなたのことを、考える。

如是我聞 1

2004-10-20 08:01:59 | 太宰
ちょっと、いや、かなり後悔している。
最初の取り組みとしては、異質なエッセイだし、受け入れられにくい作品かな、と。
これは昭和24年、太宰さんの死ぬ年、3,5,6,7月発行の『新潮』に連載されたもの。
7月は勿論、太宰さんの死後、発表された。
これは、口述筆記だったらしい。
なるほど、内容も内容だから、この方法は太宰さんの罵詈雑言にかなり拍車がかかっているように感じる。
内容としては、かなり評価のわかれる作品。
どちらかといえば、悪評のほうが高いかもしれない。なんと言ったって、「小説の神様」に噛みついたんだから・・・。批評家も流石に腰が引けて、「太宰君、それは言い過ぎだよ」ということになるのかもしれない。
しかし、現代の読者は、違う。そんな文壇事情など、知らない。知ったことではない。
太宰さんが、本当に抗議したかったことを、そのまま受け取る。
太宰さんは、もう、死ぬ気で書いていた。捨て身。
戦後の日本人の変わり身の早さに幻滅した太宰さんは、死に向って加速してゆく。精神も、肉体も、翳りを見せ始める。年に200本も原稿の依頼が舞い込む超人気作家の、最後の雄叫びだ。
ここには、生の太宰さんの声が聞える。虚構と現実を巧みに操る作家のなりふり構わぬ真情の吐露。

(続)

2004-10-19 03:47:30 | 太宰
偉人といわれるような人物の仕事は「物狂いの状態」から

生まれたものだ、と太宰さんは言った。

偏執的な衝動が、誰も為し得なかったことを果たしたのだろう。

歴史的人物=聖人君子

なんて思っている節が少なからずあるけれども、

彼らはみんな、変態だと思う。

まあ、私みたいなただの変態、ではないけれども・・・。

鏡を見つめて

2004-10-18 02:49:20 | 
鏡に映る自分

街を歩いていて、ガラスに映る自分

こいつは、誰だと思う

こんな奴が、この世に存在するのか?

まさか?

気持ち悪い・・・

なんて、イヤな奴なんだろう

もし自分が、もうひとりいたら、

すぐにその場を立ち去るだろう

この世にそぐわない異物

そんな感じだ

異質である

決して、馴染まない

あ、「人間失格」みたいになってきた

やめ。

「旧津島家住宅主屋ほか」=

2004-10-17 08:19:13 | 太宰
太宰さんの生家。

今度、重要文化財に指定されることになるようです。

斜陽館として有名な「このただ大きいだけの」豪奢な建造物。

昭和25年から平成8年まで旅館でした。

何をかくそう、私、最後の最後、8年前泊まってきました。

確か、あの部屋は斜陽の掛け軸?のあった部屋。

太宰さんが使ってたらしいんですが。

夜、りんご酒を、太宰さんと酌み交わした記憶が、あります。

2月、とにかく寒かったのを憶えています。

刹那

2004-10-16 02:38:41 | 
『死の辞典』という本があるらしい。
その中には、死についての言葉が並べられている。

テニア卿の墓碑銘「やっと幸せになれた」
ジッドがヴァレリーにこう言った。
「書かなければ、自殺しているよ!」
トルストイ曰く、
「死は救いうるもの、死は安らかなものである。
ああ!苦悩を逃れる場はそのほかにはないのだ。」
ミュッセの臨終の呟き「眠れる……やっと眠れる」
イジドーレ・レータ「自殺は究極のオナニスムである」

大体こんな感じで。
生はそんなに辛いものだろうか?
お気楽な私は、死を考えたことは、一度もない。
世界が、こんなにも輝いているのに、死ぬのなんて勿体無い!
死と向き合うことは、大事だとは思う。
そういう意味では、逃げているのだろう。
当たり前だが、死は、恐い。
シオランという人の言葉、
「一切が消滅し、一切が永遠に休止する」
一回だけ訪れること、経験ということができないこと・・・
理解不能は不安を煽る。
なんとかして、わかろうとする。
理由を付ける、物語を作る。
シールを貼って、わかったことにする。

「死と隣り合わせに生活している人には、
 生死の問題よりも、一輪の花の微笑が身に沁みる」
                ~『パンドラの匣』太宰治

太宰さんは、自殺未遂ばかり繰り返してたが、なにより生きよう
=書こうとしたんだと思う。自殺はリセット、「処世術」。
迷惑ばかり掛け続けた人、でも、人であるより「小説家という生き物」
でいることを選んだ彼の業というものなんだろう。

繰り返すけれど、

世界が、こんなにも輝いているのに、死ぬのなんて勿体無い!

とにかく、私は、まだまだ生きていたいのだ。







高校生日記

2004-10-12 03:29:39 | 
本を探していたら、1993年の日記が出てきた。

11年前ですか・・・。

高校三年生ですよ!

この1年だけ日記などと言うものを付けていたのです。

・・・なんてお馬鹿なんでしょう。

全然つまらない。

この程度ですか。

なにも考えてないことはないけれど、

考えてないに等しいですね。

それにしても、よく寝ます。

寝てばっかりです。

現実逃避してますね。

11年経って、また、ブログという日記を始めたのか・・・。

少しは面白いこと書けるようになったかしら。

この10年で得たものは、大きいのかな。

あぁ、こういう独り言は、いやだなぁ。

自分のこと書くのは、いやなんです。

だって、面白くないでしょう?

私は、もっと「あなたとのこと」を、書きたいのです。

「ぼくのこと」は、いらない。

「きみとぼくのこと」が書きたいのです。


あ、ひとつだけ、いい言葉が書いてありました。


「自分の力以上のことを創り出そうとして、

 そのために斃れていく人を、私は、愛する」~ニーチェ

秋夜寄丘二十二員外

2004-10-11 04:29:17 | 
懐君属秋夜

散歩詠涼天

山空松子落

幽人応未眠


君を懐いて秋夜に属す

散歩して涼天を詠ず

山空しくして松子落つ

幽人応に未だ眠らざるべし


こんな秋の夜は君に逢いたいけど、君はここにいない

ひとり散歩して、薄寒い夜空の下、詩を口ずさむ

山は、松の実が落ちるのが聞えるくらいに静かだよ

こんな夜は君もきっとまだ眠らずにいることだろうね


韋応物さんの詩です。9世紀、唐の人

訳をさらに崩してみました。

なんだか、今でも恋の歌なら通用しそう。

でも、これ、恋の歌じゃないです。

眠らないのは、私だけ。

みんな、寝てますよね。

じゃ、おやすみなさい、仔猫ちゃん!

ハロウィンだとか、かぼちゃとか

2004-10-09 20:42:01 | 
たまにはお仕事の話。

いつまでも、店長に留まっているつもりはない。

次は?

MGとかSVとか?

うーん・・・。

今、やらせてもらってるのは、

HPの雑文書きと、メニュー開発・新業態の原案作り。

作るって、創るって、造るって、

たいへんなことだ。

頭で思い描いたり、イメージするのは、楽しいし、簡単だ。

現実に、カタチにすることの困難。

規制やら、オペレーションやら、上の意見やら、

いろんなものが絡まって、カタチはどんどん思わぬ方向へ・・・

妥協と理想の相克

とか何とか言ってカッコつけてみたり。

産みの苦しみ

そして、歓び。


で、ハロウィン。

「かぼちゃのプリンアラモード」

を作れ!

って、お題だけ与えられて、どうしましょ。

かぼちゃのプリンはいいとして、

アラモードってどうよ。

「最新流行の」って意味。

意味から考えると、生クリームやらフルーツやら飾るだけで、

ハイ、できました。

なんてのにだけは、したくない。

でもオペレーション上、短期イベントだから、なるべくアリモノ

で考えなければ。



頭のなかを、そのまま記事にしてしまいました。

たまには、たまには・・・。