「ぶらり車イス紀行」 その492
☆ 『エボラ出血熱』が蔓延
8月11日、世界保健機構(WHO)の発表によると、西ア
フリカのギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリアの4
か国で感染拡大が続いているエボラ出血熱による死者が、8月
9日までの集計で、1013人に上ったと発表した。
初めて、エボラ出血熱ウイルスが発見されたのは、1976
年6月、スーダン(現:南スーダン)のヌザラの町の男性が、
急に高熱を発症し、その後、激しく出血して死亡した。その男
性に使った医療器具等を通じて感染が拡大、最終的に、ヌザラ
の町での被害は、死亡者数151人に及んだ。そして、その地
がエボラ川流域だったので、その名をとって、エボラ出血熱と
名が付けられた。
西アフリカで大旅行しているエボラ出血熱について、国境な
き医師団として入国し、治療に参加していた吉田照美看護師は、
「現地では、海外から入国した医療従事者が『エボラ出血熱の
ウイルスを注射する』とか『臓器を摘出して、売り飛ばす』な
どのデマや噂話がはびこり、治療の妨げになっていた。だから、
エボラ出血熱について、正しい理解が必要」
と訴える。
そして、有効な治療薬やワクチンがない中、
「水分補給、口から飲食できない場合は点滴、また、経口補水
液を積極的に使う、その他、解熱剤の投与、免疫機能を高める
ビタミン剤の投与、あとは、鎮痛剤の投与で苦痛を取り除くな
ど、治療というよりも、症状の緩和が主な治療だった」
と言う。それに、
「自分の身を守ることもすごく大事なので、厳しくルールを守
って、防護服を始め、防護する物を装着することも脱ぐことも
大事でした」
「それでも、何時、我が身に感染するかと怖かった」
と言う。
こんな恐ろしいエボラ出血熱が蔓延している。遠く離れた地
のことと他人事のように思っている場合でないようである。
たかし でした。