仕上げに入ります。
まずは、光沢のクリアーを塗布した後にブラックで暗くしたエナメル塗料のグリーンで墨入れを行います。
その後、こんな感じにエナメル塗料のホワイト・イエロー・オレンジを転々と配置します。
これをエナメル溶剤を含ませた筆でぼかしたり、上から下へ塗り広げたりするとこんな感じになりました。
フィルタリングだとかエイジングだとか退色表現だとかいわれる方法らしいです(エイジングと退色は同じ意味かな?)。呼び方は色々あるようなのですが、ネットでこのような表現方法があることを知りやってみました。なにせ単色迷彩だと表現に乏しくなるのは分かっていたので、変化を与えられるならやってみようという思いです。(写真に撮ると濃すぎで変化が強すぎだと思い、この後さらにぼかしました)
最後に、艶消しクリアー→ドライブラシ→半光沢クリヤーでコーティングすれば、T-70M軽戦車の完成です。
履帯はタミヤウェザリングマスターのグレーとシルバーでドライブラシ。
退色表現(この呼び方でいきます)のおかげで、良い感じに仕上がりました。
エッチング製のステーがムダに精密感があります。逆にここだけ細すぎて違和感があるというべきか。
マフラーの錆にも、タミヤウェザリングマスターのサビとススを使用しました。付属のスティックで擦り付けたり、エナメル溶剤で溶かして筆でポンポンと塗り付けたりしましたが、ちょっとキレイすぎるのでもう少し荒くしても良いかもしれません。
オフセットに配置された砲塔が特徴的な戦車。操縦席も同じ方向にあって、反対側にマフラーの配管や吸気口?があるので、左半分はエンジンルームて事なのでしょうか?そう思うと、煩そう・暑そうです。
初めてタミヤ以外でしかも海外メーカーで製作した戦車。ネットでも作品の見ない謎なキット(おそもそも1/48がマイナーなわけですが)でしたが、無事完成させることができました。
車体と履帯の組み付けに苦労したものの、それ以外はパーティングライン・バリの処理をすればピタッと合う良く出来たキットだと思います。
唯一のネックはお値段でしょうか。4千円は高すぎます。