VCへの改修さえ済んでしまえば後の塗装はいつも通りなので楽ですね。今回はガルパン仕様なのでいつも以上にアッサリ目な仕上げです。
基本塗装は黒と白でグラデーションして下地を作った後、薄めたグリーンでオーバーコートしました。
しかし、グリーンが濃すぎてグラデーションをほとんど塗りつぶしてしまいました。
基本塗装が完了したら、OVMの部分塗装とデカールを貼り墨入れをします。
最後はエナメルのコクピット色でドライブラシして、半光沢クリアーを吹いて製作完了となります。
次回完成品を載せましょう。
さてフェンダーの製作は、1/48スケールに合うよう拡大コピーしたアハトゥング・ガールズ&パンツァー2を使います。
コピーを型紙にして0.5㎜プラ板で切り出します。その後資料を見ながらディティールを加えていくのですが、アハトゥング2ではフェンダーの板は2枚重ねでリベットで固定されている様に見えます。私は実車の資料を持ちあわせておらず、ネット上でも見つけられなかったので、勝手な解釈で進めちゃいました。というかそもそもVCにフェンダーが付いた車両が見つからなかったのですが、これってガルパンオリジナルなのでしょうか?
0.5㎜のプラ板をベースに0.14㎜プラペーパー貼り合わせ、その後リベット用に0.3㎜の穴を空けます。その後伸ばしランナーで作ったリベットを埋め込んでいきます。
一部縁れている箇所がありますので、特にひどい所は後で修正しておきました。
側面のフェンダーを仮止めしておき、前面フェンダーを製作します。元々ついてる前面フェンダーの型紙を取り、形状が合う様に0.5㎜プラ板で切り出しします。この時切り出したフェンダーは後で整形するので大きめに切り出しておきます。切り出したフェンダーは曲げ癖を付けて側面フェンダーに強引に接着して乾燥を待ちます。
乾燥したら余分なところを切り取って整形します(手前のフェンダーは形が歪んでしまったので、改めて作り直すためもぎ取っちゃいました)。
あっ、前面のギヤボックスですが、これはM4A1の余りパーツを流用してます。実車でも模型でもM4は各パーツに互換性がありますね。
リヤフェンダーは直線的なので採寸して切り出しています。後部形状は雑具箱が付く関係?でキットと異なるのでプラ板で製作しています。
形が出来たら本体とフェンダーを接着後、パテで均します。
基本的は型紙作って、大きめに切り出して後で整形する…文章にするとこれだけなのですが、実際には何度も何度も作り直ししてます。そのおかげで、これまでにない完成度になったと思います。
後部の雑具箱は側面形状だけ型紙から取って、後は採寸して製作しました。これくらいの箱組みは前回のⅡ号戦車で経験済みなので、比較的容易に作ることが出来ました。1/35なら留め具もエッチングパーツとかであるのでしょうが、ないモノネダリしてもしょうがないので、それっぽく見えるよう留め具も付けておきます。
砲塔はキットのまんま組み上げます。後でハッチの向きや通信機ボックスのカバー?(三つの丸い形状)の形状が違う事に気づいたのですが、後の祭りでした。
後は小物パーツの製作です。車体延長の為に削り落とした工具類は、パーシングについていた余剰パーツで復元。
M4戦車の特徴であるライト周りのカバーは、リューターを使って薄肉化しておきます。この時ランナーに付いた状態で加工した方が、作業もしやすく、また折れ難くなってよいかと思います。
これで改修作業は終了です。ちょっとM4A1と並べてみました。
うん!長砲身の17ポンド砲と延長された車体のバランスがイイ感じです。
次は塗装ですね。
さて、年も明けたというのに去年の製作記を紹介ですよ。
今回のキットはこちら、タミヤ 1/48 ファイアフライICです。
毎度おなじみアハトゥング・ガールズ&パンツァー2を見ながら、サンダース付属高校のファイヤフライVCにしました。ただ自分の力量では色々細かい所はムリなので、VCの特徴の車体延長とサンダース付属校特徴のフェンダーの追加をしました。
まずは車体延長。アハトゥング2を1/48の等倍スケールに拡大して作業開始です。速聴すると約7㎜延長する必要がある様です。当初はプラ板積層で作りましたがこれはムリでした。張り合わせ後の面削する量が半端なくとてもやっていられません。
なので、プラ板箱組で対応。少しでも強度を保つ為、プラ板で裏打ちしてから覆います。
写真ではどう見ても7㎜以上幅増ししている様に見えますが、最初の切断で斜めにカットしてしまったのを修正しているだけですので気にしないで下さい。(勢いでやってはダメですね。おかげで修正に手間取ってしまいました。)
テーパー (角度?)が付いている箇所でそのまま整形してもラインが繋がりませんので、パテで強引にラインの修正。
アハトゥング2では車体延長分テーパーが緩いようです(実車もそうでしょうか?)。これを実際にやると後部は丸々製作になってしまうので、lライン修正で無難な着地点としました。
シャシーの延長はちょっと裏ワザにします。キットのシャシーは、ダイキャスト製ですがこれを延長させるには骨が折れるので、同じシャーマン系でプラシャシーとなった、タミヤのアキリーズを使います。車体延長分履帯も増やさなければならないので、タミヤのカスタマーセンターを利用して、シャシーと履帯をパーツ請求しました。(感謝です)
転輪の位置関係から素直に延長しようとすると4分割する事になって面削が大変になるので、写真の様に転輪基部を作り直すことで2分割にしました。後、写真の位置で切り離すとボディとの取付け支柱がそのまま使えるので、組み付けで楽できます。私は失敗してボディ側の支柱を切り離してしまったので、後で苦労するハメになりました。
履帯はいつも通りの組み方で。ただ7㎜延長ではちょっとスキマが空いてしまいました。今回はフェンダーに隠れるので良しとしましたが、フェンダー無しなら8㎜延長の方が良いかもしれないです。
いよいよ次はフェンダー製作になります。