Smoke will be with me!

cigar, cigarette, pipe tobacco等、タバコと私の濃密な時間

200g枠

2005-08-14 | tobacco
 カナダと日本のタバコの価格を比較するとこうだ。
Cigarはほぼ同額、パイプタバコは2倍から3倍、シガレットは3倍から4倍、もちろんカナダの方が高い。日本と違い、カナダのタバコは定価法でないため店によって値段には差があるが、まあだいたいこんな感じだろう。しかもこれは額面での価格差である。この額面価格にに国の消費税7%が加算されるので差はさらに広がることになる。価格差を見れば一目瞭然、最もポピュラーなシガレットに最も多くの税金が加算されている。当然だ。となれば私のように定期的に海外出張(いまやそのほとんどは日本だが)を続けている人間にとって、一番オイシイのは免税枠となる。

 カナダ入国の際、一家族につき一枚の税関申告書なるものを提出することになっているのだが、そこにはこんな風に書いてある。

"200 cigarettes, 200 tobacco sticks, 50 cigars or 50 cigarillos,
and 200 grams manufactured tobacco"


 シガレット1カートン(200本)、50本のCigar、50本のシガリロの中から一つを選択する。それにプラスして200gのタバコ製品。ここまでが無税である。こんな意味だ。Cigarとシガリロが同列で50本というのも凄い規定だと思うのだが、まあそういうことになっている。そして私は今まで、この"200 grams manufactured tobacco"という枠を使ったことはなかった。私には何の関係もない枠だったのだ。しかし私は気付いた…気付いたのはほんの2ヶ月前のことだが(笑)

 通称200g枠(勝手に命名)はRYO(手巻きタバコ)そしてパイプタバコが該当する(もっと言えば嗅ぎたばこや噛みたばこも含まれる)。これに気付いた時は自分を恨んだ。なぜ今まで気付かなかったのか、今まで自分は何度カナダに再入国したのか?200g×40回で8kg、いやそれ以上のタバコをドブに捨て(いや、捨ててないが)無駄に(いや、無駄にはしていないが)してきたのか…50本のCigarか200本のシガレットか、もう悩まなくていいのだ。もっとも、パイプタバコはどうするのか?という新たな問題は発生するのだが…そしてさらに、この枠を使うような身近な友人はいない。日本からやってくる(かもしれない)喫煙者にも気兼ねなくお土産をねだることが出来るではないか。

 なんと素晴らしい200g枠。
得した気分と損した気分を今、両方味わっている。