Smoke will be with me!

cigar, cigarette, pipe tobacco等、タバコと私の濃密な時間

肉食の嗜好品

2006-01-21 | tobacco
 一週間に渡って続けてきたDetox Program(腸内を浄化し、代謝を上げるダイエットメニューの一種)が終わり、普通の食事に戻った。今夜のメニューはハンバーグ。肉の脂はタバコの煙を旨味に変える力がある。食べ終えて砂糖入りのカフェラテと供に、Partagas Shortsを吸った。ところが、旨いはずのShortsがそれほど旨くない。香りは間違いなくイイ、しかし美味しいと思えない。

 実は数日前にも同じShortsを吸ったのだが、この時も不味かった。今までに不味いと思ったcigarはいくつかあるが、その中でも最低の味だった。いつも平均点以上の味わいを与えてくれるcigarがこれほど不味いのは変だ。この時は疑いも無く保管状態のせいだと思っていたのだが、今夜も似たような味わいだったことを考えると、cigarよりも私のコンディションを疑うべきだろう。

 cigarだけではない。パイプもまた美味しいと思えなかった。パイプの時も同じで、鼻から吸う香りはいいのに口から鼻に抜ける香り、そして味わいが変わっていたのだ。その変化が一番少なかったのはシガレット(私の場合はRYOだが)。もっとも、シガレットの場合は煙を少しだけ肺に入れるので、その刺激に誤魔化された可能性が高い。舌の感覚がおかしい、何かが変わっている…そう感じた。

 この一週間を振り返るとこうだ。 野菜と果物中心のメニューで、初日から4日目までは果物か野菜のみ。5日目の夕食にステーキとトマトを食べ(この時cigarを吸って不味いと思った)、6日目もステーキと野菜、最終日だった昨日は玄米と野菜。ステーキの後のcigarは旨い…これはcigarスモーカーの常識であるが、これが通用しないのは体内にあるはずの脂肪分が少ないからだとは考えられないだろうか?3回のステーキ、そしてサラダにかけるオリーブオイルを抜きにすれば脂は一切口にしていないのだ。こんな状態だから、一度ぐらいボリュームたっぷりのハンバーグを食べたところでタバコは美味しくなってくれない、というのが私の考えた仮説。

 つまり、タバコとは肉食の為の嗜好品であるということだ。 口の中の脂だけでなく、体の隅々まで脂(脂肪分)が行き届いていないと旨くない。ぶっちゃけた話し、いつも旨いと思っているとしたら、あなたの体は脂肪分で充ち満ちているということになる。

 旨いタバコを味わえる元の体に…一日も早く戻さねば(?)