Smoke will be with me!

cigar, cigarette, pipe tobacco等、タバコと私の濃密な時間

アメリカ土産

2007-05-25 | pipe
 日本円に換算すればcigaretteは800円前後、cigarにしろpipe tobaccoにしろ吸わせないために値段が高く設定されている、アメリカは禁煙先進国である、というのが多くの人が持つイメージだろう。ところがそれは西海岸や東海岸などの都市部に限られ、多くの人が住む中央部では意外と安かったりする。昔ながらの保守的な人たちが多いせいでBushなどという飛んでもない大統領が誕生してしまうのもこの辺りに原因があるのだが、それはさておき…

 web ショッピングなどで違う州から買えば州税がかからないということもあり(こういう背景から通信販売は発展した)、選べばいくらでも安くあげることが出来る。もちろん国境を越えればそこには関税という難関が控えており、送料も馬鹿にならない。しかしもしアメリカ国内に友人がいて、その友人が自分の街まで来てくれるということになればその恩恵を余す事なく受ける事が出来る。

 少々回りくどい言い方をしたが、要はNew Yorkに住む友人にpipe tobaccoを頼んだのだ。お気に入りの銘柄、以前から気になっていた銘柄、そして一目惚れしたパイプ…カナダ国内ではもちろん、日本国内では決して買えない金額で美味しいモノを手に入れることが出来、いつ開けようか、新しいパイプはいつ…そんなことを思いながらニヤニヤしている。

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冬になると減る、パイプの出番

2007-02-03 | pipe
 pipe tobaccoは冬が旨い、と言われている。
冬はpipeが冷えている、そして乾燥している。だから自然とクールに吸える、そう言われている。夏と同じように吸ってもより旨い。pipeを始めるなら冬に限ると言う人さえいるぐらいなのだ。ほんのり温まったpipeに手を当てれば気持ちも温まるというオマケも付く冬はまさにpipe様々なのである。
 
 しかし、この法則が私には当てはまらない。
カナダと日本、何が違うのかと言えばまずは冬=乾燥という公式だろう。すでに何度かお話しているが、私の暮らすVancouver近郊は圧倒的に夏の方が乾燥している。秋から冬、そして春にかけては雨期と呼べるほど雨が多く、湿度は冬の方が高くなる。カナダと聞くと雪に埋もれたログハウスをイメージする人もいるが、西海岸に位置するVancouverは雨、雪ではない。

 気温は深夜で0度ほど、日中ならば6度から10度ぐらいと東京の冬よりはほんの少し寒い程度である。現在は電気を使ったヒーターも多いが、我が家を含め天然ガスを使い家全体、全ての部屋を暖めるセントラルヒーティングが基本。もしかしたら家の中は冬の方が乾燥しているかもしれない。
 
 となれば我が家の冬もpipeがそこそこ旨いはずだが…我が家、基本的に禁煙なのである。基本的に、と言ったのは他でもない。たった一つ、一ヶ所だけ喫煙可能な場所がある。部屋とは呼べないが、煙や香りが漏れないように他から仕切れるスペースがあるのだ。cigaretteやRYO(手巻き)は外でしか吸えないが、cigarやpipeならばここでゆっくり楽しむ事が出来る。私にとっては憩いの場というわけだ。
 
 ところが、ここは暖房が効かない。だからこのスペースを使う時は予めオイルヒーターで暖めておかなければならないのだ。その日の気温にもよるが、ここが温まるのに必要な時間は1時間から2時間。そしてテレビもなければ照明も無い。仮に夜、ここを使おうとしたら本も読めない。せいぜい音楽を聴くぐらいだ。
 
 準備に時間がかかるから気軽に毎日というわけにもいかず、準備したからにはそれなりのものを選ばねばという気持ちが強くなり…そうなると自然にcigarを選んでしまうのだ。

 なぜ冬になるとpipeの出番が減るのか…
オチは単純だ。

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Old Morris Tobacconist Ltd

2006-09-19 | pipe
 このタバコ屋の存在は前から知っていたが、Vancouverからフェリーで渡ったVancouver Island、Victoriaにあるためなかなか訪れる機会がなかった。* 一度だけ行った事があるが、その時はcigarもpipeも知らなかった頃の事で、古くて恰好良い店というそれだけの印象しか残っていない
 
 これまで何度かお伝えしているようにカナダのタバコは高い。それはcigarであってもpipe tobaccoであってもcigarettであっても同じだ。だからどうしてもここで買おうという気になれないのだが、その店でなければ売っていない物がある。それがハウスブレンドだ。
 
 カナダにあるショップの多くがそうであるように、このOld MorrisもCuban cigarを豊富に揃えているが、侮れないのがpipe tobaccoの品ぞろえ。実にたくさんのオリジナルブレンドがあるのだ。50gでCD$25前後(+6% Tax)とお値段は張る。しかそ、もしそれが自分のお気に入りならば目くじらをたてるほどのことでもないだろう、何しろそこでしか手に入らないのだから。
 
 ここまでハウスブレンドを揃えている店は、カナダでは珍しいのではないだろうか。少なくともVancouverでは見た事がない。その謎を解く鍵は店の歴史にある、と私は思う。
 
 実はこのOld Morrisの創業は1892年。
日本であれば創業100年などという店はそこらじゅうに転がっているが、アメリカよりも短いカナダの歴史を考えれば、これはもう老舗の中の老舗。British Columbiaの州都が置かれているVictoriaは今もなお、街にEnglandの雰囲気を漂わせている。きっと昔はパイプスモーカーで賑わったはず。そしてその頃は客の注文に応じてブレンドしていたのではないだろうか。ハウスブレンドはその名残りではないかと思うのだ。

 しかしそうは言ってもなかなか手を出せずにいた。もちろんWebから注文する事も出来るが、レビューも無い知らない葉に3,000円近く出し、しかも送料をかけて買うほどの勇気を私は持ち合わせていなかったのだ。

 ところがある時、一人のパイプスモーカーと話す機会があり、その男性が一番好きだというのがここのハウスブレンドだと知ったのだ。その葉の香りは間違いなく旨いと思わせるもので、買うならこれだと…
 
 観光で我が家に滞在していた義母と妻がVictoriaへ小旅行へ行くという。私がその機会を逃すはずが無いだろう。是非Victoria土産にと頼んだのがMorris Flake。

 混ぜ物無しの100%bright Virginia。この美しいフレークは例のパイプスモーカーが勧めてくれたハウスブレンドだ。

Old Morris Tobacconist Ltd
http://www.oldmorris.com/

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3本目のパイプ

2006-09-09 | pipe
 3本目のパイプは真っすぐな物がいい。狙うは大きめのビリヤード、出来ればstem(吸い口)はアクリルではなくvulcanite(エボナイト)がいい。新品?もちろん結構、でもコンディションさえよければ中古でも一向に構わない。そんなイメージで探した。まだサンドブラストやラスティックは早過ぎる、やはり狙うはスムース仕上げ。3本あれば日に3ボウル、それぞれ違うパイプで楽しむ事が出来る、だから高級品は要らない。
 
 そしてeBayのオークションで見つけたのがComoyのRoyalguard。売り主によれば、ちょっと傷アリ、でもほとんど使っていないパイプ…実は色が浅めのパイプ、以前からイイなぁと思っていたのだ。
 
 届いてみると、予想よりも一回り大きかった。失敗したか?と一瞬思ったが、エボナイトの吸い口は銜えた時にがっちり、しっくり収まるため、使ってみれば意外と重さを感じない。何回か吸ううちにすぐ慣れた。まだブレークイン(慣らし運転みたいなもの)の最中だが、なんだか旨い。ずっと使っていなかったから程よく乾燥していたのかもしれない…
 
 さて、このパイプの価格だが…
パイプが入っていたオリジナルのボックスにあった店(Chicagoにあるショップ)を検索すると…同じパイプがセール中、US45で売られていた(定価はUS90)。ま、いいんじゃないか。私が支払ったのは送料込みでUS30そこそこだから。イイ買い物だったと思う。


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この1年を振り返る~パイプ編

2006-06-09 | pipe
2本目のパイプを買ったのは、初めてパイプタバコを吸ってから3ヶ月ほど経ってからだった。
 
 比較対象が出来て気付いたことだが、最初のパイプであるフカシロのベストメイクビリヤードはとてもよく出来ていると思う。廉価ではあるが、ステムはエボナイトなので銜えた時にしっくり収まるし、何しろ軽い。最初は小さいと思われた火皿もなんだかんだで1時間以上のスモーキングが出来る。唯一の物足りなさと言えば高級感が無いことだろうが、ビギナーズパイプとしては言うことの無いパイプである。
 
 したがって2本目に買ったパイプとは3ヶ月のタイムラグがあるわけだが、この3ヶ月という時間には思った以上に差があった。気に入って買ったはずの2本目のパイプよりもビギナーズパイプの方がタバコが旨いのだ、それも圧倒的に。しかもこの2本目のパイプ、若干ベント(下に向かって曲がっているタイプ)なので銜え易いかと思いきや、ステムがアクリルだというせいで銜えているのが(重くて)結構辛い。こうなると二本目よりもついビギナーズパイプの方を選んでしまい、すると当然(タバコを美味しくする為に不可欠な)カーボンがなかなか育たないという悪循環が生まれる。
 
 下世話な話しをすると、二本目のパイプは最初のそれよりも4倍の価格である。(ちなみに最初のパイプは3,000円ほど、なので…そう目くじらを立てるほどの価格でない事をお断りしておく・笑)まあ4倍の旨さとは言わないが、こちらの方が旨くなくては困る。どのタバコを吸ってもビギナーズパイプの方が旨いという状況を脱却するために、きちんと交互に使う事にした。その甲斐あって、徐々にタバコが旨く感じられるようになってきた…のはごくごく最近のことである。半年以上かかったのか…
 
 今にして思えばこの2本目のパイプ選びはちょっと後悔しているところがある。最初のビギナーズパイプとの違いが多過ぎたと思うのだ。シェイプ、火皿のサイズ、そしてステムの材質…ボウルの厚みもずいぶん違う。自分の吸い方、スタンダードが決まらないうちに手を出すにはあまりにも違いが多かった。
 
 そう考えると、次のパイプが自ずと見えてくる。
そろそろ3本目を買おうと思う。

1年間を振り返る~タバコ編

2006-06-06 | pipe
 Vancouverも暖かくなり、最近は庭での一服が増えた。或いは車で出かける時もパイプである。ちびちびと吸いながら運転、火が消えたらパイプをドリンクホルダーに置き、信号待ちなどで止まったらまた火を着ける…散歩しながらのパイプ喫煙も何度かやってみたが、これは駄目だった。歩く振動が気になったり、風が気になったりしてどうも上手くいかないのだ。今の私は最低でも座っていないと駄目なようである。こんな感じで2本あるパイプを交互に使い、日に2ボウルから3ボウルというのが最近のペース。"パイプは冬の方が旨い"とよく言われるが、ココでは暖かくなるとパイプの出番が増える。

 これまでに吸った銘柄はそれほど多くないが、大まかに言えばヴァージニア、ラタキア、着香。この順番が今の好みである。ラタキアと着香…今私は二つに分けたが、言ってしまえばラタキアも着香モノ、他の物で香り付けが出来ないからラタキアというタバコを使っているという言い方も出来る。となると、私はタバコ本来の味をストレートに感じる事の出来る物が好きだと言えそうだ。ただし、ラタキア物の代表とも言えるNight Capだけは別格。これは確かにラタキアが強いが、タバコの味が消されていない。パイプタバコはブレンドが命だということをしみじみと感じさせてくれる素晴らしい銘柄だと思う。そのNight Capを除けばヴァージニアが一番、ラタキア二番…なんと言っても旨いのはヴァージニアだ。
 
 もっとも、タバコの味を引き出せない私に原因があるという可能性もかなり高い。これはこの先経験を積み、喫煙技術が向上すれば印象は変わるだろうし、そうなればなったでまた新しい発見があるだろう。私自身、その変化を感じる日が来る事を楽しみにしているのだ。更に、私自身の好みも日々変化しているわけだから、このランク付けに全く意味は無い。あくまでも"今の気分"だと思って欲しい。
 
 事実、最初にハマったのはラタキアで、世間で評判のいわゆる旨いと言われるラタキア入りの銘柄を集めた。その後ヴァージニアにハマり、その中でも今、夢中になっているのはフレーク。今度はフレークを集め始めた。あの形状はタバコの旨味を長期保存するために生み出された最良の形、フレークこそがパイプタバコの神髄なのではないか?そう考えている…些か大げさではあるが、これも私の"今の気分"である。お陰でヴァージニア以外のタバコの減りが物凄く遅い。(レビューが書けていないのもそのせいだ)

 そんな私ではあるが、パイプ喫煙1年を記念してあることを思いついた。些細な事だが、これこそが今の自分に相応しい…そんなことである。

二本目のパイプ~part2

2005-09-23 | pipe
 銀座・菊水へは小雨のぱらつく月曜日の午前中に行った。
一番空いていそうな日、時間帯を選んだのは他でもない。落ち着いて買い物をするためだ。予想通り客は私一人、ショーケースの中を覗き込み、じっくり時間をかけた。あっちのケース、こっちのケースとしばらくの間行ったり来りを繰り返した後、自分で決めた基準のパイプである菊水オリジナルを見せてもらった。

 どうも私はファンシーパイプには魅力を感じない。古いヤツなのかもしれないが、いいなと思うのはやはりクラシック、ストレート系だ。ポーカーも気になるシェイプだったが、菊水オリジナルのポーカーは予想していたよりも大振りで、ちょっと扱い辛そうだったので候補から外した。Webで見て候補にしていたビリヤードの在庫は無く、あったのはルート仕上げのロバット。うん、色もいいしかなり美しい。しかし、手に取りチェックしてみるとボウルにかなり大きな傷があった。外観は味わいに影響しないものの、そこそこのお金を使うのだからこの傷はいただけない。聞いてみると在庫はこれ一本のみ、選択の余地は無い。私は泣く泣く諦めた。

 シェイプは実際にパイプを見て、触れて決めようとは思っていたが、密かにベントがいいのではないかと思っていた。というのも一本目のパイプであるフカシロのベストメイクビリヤードは銜えた姿、その印象がなんとなく堅い。データによれば全長は145mmとほぼ標準サイズ。しかし口から真っすぐに飛び出した姿は柔らかいとは言い難い。もう少し優しいシェイプ方が周囲に与える印象が良いのではないかと…

 碓井さんやメシャムさんからもベントを勧められていたことも大きかった。経験値を高めるためにはそれが良いということなのだろう。先人の教えに間違いは無いはずだ。的を絞り直してもう一度店内を見て回った。

 最後に選んだのはGeorg JensenのSafir。
私の人さし指がすっぽり入る火皿を持ち、柔らかいラインのパイプである。ボウルがかなり肉厚であることが最後まで気になったが、何しろ形が可愛い。自分自身が気に入るということは何よりも大切であると思い、これを買った。二本目のパイプを得たことで愉しみは二倍…いや実は、一ヶ月ほど早いのだが、このパイプ…妻からの誕生日プレゼント。だから愉しみは計り切れない。じっくり育て、大事に使いたい。

二本目のパイプ~part1

2005-09-19 | pipe
 二本目のパイプを買うにあたり、いろいろ考えてみた。

 一番重要なのは火皿のサイズではなかろうか?直径と深さ、このサイズの違いが味わいに大きく関わってくるのは明らかである。Cigarの公式がそのまま当てはまるならば、火皿の直径が大きくなればなるほどタバコの味わいは円やかになるはずであり、深さがあればあっただけ味わいの変化が見込めるはず。今使っているパイプとは違うサイズの火皿を持つ物を選べば、一つのタバコで二種類の味わいを感じることが出来るはずだ。もっとも、どのぐらいの差があればどのぐらい味の変化を感じられるのかはわからない。従って大きいか、小さいか…大まかにしか分類出来ないが(苦笑)

 二つ目の要素はやはりシェイプである。
シェイプが違うとどう変わるのか?これについては全く予想出来ないから好みで選ぶのがいいだろう。しかしパイプ経験二ヶ月、二本目のパイプとして手を出してはいけない(出すべきではない)パイプはあると思う。まずはフレスコ、そしてピーターソンのシステムなどのある意味特殊な加工や処理の施されたパイプである。サビネリのカプリやサンドブラストなども避け、スムーズ仕上げの物がイイのではないかと個人的には思う。というのも一本目のパイプ、つまり基本はスムーズ仕上げのビリヤードである。ここから違う要素が増える度に味わいの差がどこから来るものなのかが不明確になり、迷路に迷い込んでしまいそう…そんな気がしたからである。

 三つ目の要素は…予算だ(笑)
安い物でいいじゃないかと最初は思っていたが、そう頻繁に買う物ではないのだから二本目には多少お金を出したいという気持ちが出てきた。買い物をするという積極的な気持ちでWebを見ているうちに銀座・菊水のオリジナルパイプに辿り着いた。なるほど16,000円か…安い、とは言えないが、べらぼうに高価なわけでもない。よし、このパイプを基準にしよう。金額もここが上限だ。あとは実際に店頭で見て、触れて、その上で選べばいいだろう。もしこのパイプよりも気に入った物が見つかれば、それを買うことにしようじゃないか。

 火皿は大きめ、金額は16,000円以下。シェイプはこの目で見て決める。私は銀座へ向かった。

二本目のパイプを買わなかった理由

2005-08-03 | pipe
 ビギナーズセットに入っていたフカシロのベストメイクビリヤードが私にとって最初のパイプとなったわけだが、その時すでに…もう一本パイプを買おうかどうしようか考え始めていた。
 
 "パイプは休ませた方が旨い"
 
 知ってはいたが、まだ実感はなかった。そりゃそうだ、始めてすぐにそれがわかるはずがない。始めてのパイプタバコ、それを吸い終えた時点でもう一度考えてもいいだろう。続けることで見えてくることもあるはずだ。そう思い二週間、一種類のタバコを一本のパイプで吸い続けた。結果…パイプは休ませた方が"圧倒的に"旨い、これは確かだった。これを実感出来たのは大きかったとと思う。「二本はあったほうがイイですよ」メシャムさんの言葉が頭をよぎる。しかし、なんとか踏みとどまり、パイプは買わずにカナダの我が家へ戻った。
 
 "パイプ買うて、兎に角火を点ける。それで壊す積もりで使て下さい。大いに失敗して下さい。そこから多くの事が学べる筈です。無難にやる必要は無い。大失敗して下さい"
 
 天の声が私にブレーキをかけたのだ(笑)
もしかしたらパイプを壊すかもしれないし、壊さずとも間違った使い方をするかもしれないのだ。パイプがあり、タバコがある。すでにパイプを愉しむ為の道具は揃っている。焦る必要はない。ゆっくり、自分のペースで楽しめばよいのだ。メシャムさんからいただいた3種類、そして私が持ち帰った3種類、それだけあれば充分、充分なはずである…暫くの間は。

 一本のパイプでいろいろなタバコを愉しむことで、二本目のパイプを手にした時にまた新たな発見があるだろうという読みもあった。最初から二本のパイプを使ったらきっとわからないことも明確になるはず。何しろ今は短くて2時間、最大で半日しか休ませていないのだ。新たな発見、それをより大きなものにするために、二本目のパイプを買わなかったというわけだ。
 
 さて、ここで次のパイプについて考えてみる。楽しい時間だ。
考え事をするにはパイプを燻らせるに限る、というわけで私はパイプに火を入れる…この時間を楽しめるのもまた、二本目を買わなかったからこそである。

My Tobacco Jars

2005-07-26 | pipe
 タバコ葉は保管が一番大事である。
これはCigarから学んだことだがパイプタバコにも当てはまる。最適とされる水分含有量で出荷されたパイプタバコは開封した時から乾燥し始めるのだ。条件によっては風味も飛ぶだろう。それを最小限に食い止め、自分の吸いやすい水分量を探す意味からも別の容器に移したい、ずっとそう思っていた。

 とりあえずタッパーで…とも思ったが、密閉度の高い容器の方が良いと考え、いろいろ見た結果、この容器に決めた。実はこれ、中古品である。Tシャツや食器など、時々買い物をするThrift Storeという店で見つけたのだ(この店、飛んでもない出物があったりするので目が離せない)。

 カナダにも100円ショップの大手、ダイソーも進出しているが何しろ中古品、価格ではここに敵わない。一つ$1.50、二つで$3.00。日本円で270円と格安だった。それまでの調査によれば、同じサイズで新品ならば二倍はする。

 まだ加湿はしていない。 しばらく様子を見て、自分の吸い方と同時進行で頃合いのいいところを探すため、今はなるべく余計なことをせず、成り行きに任せようと思っている。もちろん日の当たらない、温度変化の少ない場所に置いてある。

 器が変わっただけだが、なんとなく嬉しい(笑)