Smoke will be with me!

cigar, cigarette, pipe tobacco等、タバコと私の濃密な時間

自分への土産

2007-04-17 | cigar
 カナダ再入国の際、免税で持ち込めるtobaccoの本数は…cigarを50本、cigarilloを50本、cigaretteを200本…この中から一つを選ぶ。そしてこれ以外には200gのtobacco製品を持ち込める。今回は2人で再入国することになるからこの倍、である。こんな機会はそう滅多にあるものではなく、200g枠を別にすれば、100本のcigarは外せないということになり…
 
 さて、どれをどんなバランスで買うかという、これまた楽しい悩みになる。出番の多い物、前から欲しかった物、ここぞと言う時に吸いたい物、長期熟成を考えたい物…いろいろな想いが頭の中を駆け巡ることになるがしかし、ここには予算というものが関わってくるから脳みそはフル回転。
 
 結局選んだのは以下の4箱である。
 
- Cohiba Siglo 1
Cohibaというブランドの神髄はLancerosやEsprendidosにあると思う、それは確かだ。中にはSigloシリーズなんてCohibaじゃないという人もいるぐらいなのだ。しかしこの小さなVitora(サイズ)にもその精神が詰まっていると私は思っている、意外とCohibaらしいじゃないかと。

- Bolivar Coronas Junior
cigarを始めて日が浅い私は、敢えてBolivarというブランドは避けてきた。あまり手を広げてしまってもいけないかな、と。少ないBolivar経験の中ではPetit Coronasがお気に入りだったが、どうも私はこのぐらいのサイズが好きなのだな。以前から気になっていたということもあり、更に短いこれを今回は手に入れた。

- Vegas Robaina Famosos
御歳88才にして今もなお、日に4、5本のcigarを楽しんでいると言うAlejandro Robaina翁のブランド。現代においてRobustoというサイズはある意味スタンダードサイズになりつつある。というのは、太くて煙量が豊かなため短い時間でも満足感が味わえる…つまり忙しい現代人にとってもってこいのサイズというわけだ。もっともその反面変化に乏しいという欠点もあるのだが…それはさておき、変化という項目を除き、味わいと香りという項目に絞ると、私の中ではこのFamososがベストRobustoである。

 ちなみにこれは今年10月にやってくる私の誕生日プレゼントである。送り主は妻。だから最低でも10月までは彼女の物、火を着ける事は禁じられている。
 
- Partagas Lusitanias。
普段はぐっと小さいShortsというサイズを吸う事が多い。Partagasらしさが凝縮されたShortsは私の最も好きなcigarの一つだ。しかしもし、時間がたっぷりあり、予算も許すならばこのLusitaniasを選びたい。Double Coronaはやはりcigarの王道だと思う。その大きなサイズ故、なかなかその機会はやってこないが、ここ一番という時に楽しみたい。
 
 さて、奇しくも今回持ち帰った4箱は全て2006年の製造。共通点は見た目(ラッパーの色)が焦げ茶色とも呼べるほどに黒っぽい。'04の物は薄茶、'05年の物は赤いと感じたが…はて、'06は焦げ茶なのだろうか?それともたまたまだろうか…ま、旨ければ文句は無いが。

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Vancouver空港のcigar shop

2007-04-03 | cigar
 日本へ帰るためVancouver空港へ行くと、辺り一帯工事中だった。すでに国内線のターミナルは工事が終わっており、すっかり模様替えが済んだ今は国際線の拡張工事が進んでいる。3年後のオリンピックを控え、空港からダウンタウン(そしていくつかの競技が行われる予定のRichmond市)まで乗り入れるSkytrain(ゆりかもめのような無人モノレール)の工事を始め、空港ターミナルも拡張中。
 
 どうやらターミナル自体の工事は終わり、レストランや免税店などの利用客にとって楽しい施設が少しずつ…完成したものから営業を始めている段階のようだ。旅行ならばもちろん、たとえそれが出張であってもなんとなくウキウキする。買い物するしないに関わらず、それらの店を冷やかすのも空の旅の一部である。フライトまでの時間に余裕があったのでぐるりと一回りしてみると、なんとそこに新しいcigar shopを発見。
 
 品揃えをチェックするとCubaの代表的なブランド、CohibaやMontecristo、Romeo Y Julietaをはじめ、BolivarやPartagas、Trinidadなどの箱が並んでいるのが確認出来た。ベテランsmokerを喜ばせるような掘り出し物はたぶん無いと思うが、代表的なブランド、ビトラは揃っていた。
 
 ウォークインと呼ぶには広過ぎるそこには大型の加湿器がむき出しで置かれていて、Humidor(ヒュミドール)は外からも見えるように全面がガラスになっている。cigarの保管には疑問符を付けざるを得ないが、これはcigar smokerの購買意欲を刺激する事を優先した結果だろう。
 
 世界の流れは喫煙を除外する傾向にある。
しかし名だたる空港にはこうしたcigar shopがあるのはある意味常識とも言える。世界にアピールするためにはこのぐらいの店があるべき…今までなかったのが不思議なぐらいなのだ。
 
 こんな店が存在するのであれば買ってすぐに火を着け、煙を燻らせるスペースが傍にあれば…と思うのはきっと私だけではないはず。そんな場所があれば、たとえフライトが数時間遅れようともゆったりとした時間を過ごせるからだ。しかし、残念な事にそれは用意されていない。

 もしどうしてもと言うならば、今はまだ空港内に一ヶ所だけ設けられたところへ移動するしかない。しかしそこはゆったりと煙を燻らせることが出来る…とてもじゃないがそんなスペースではない。この唯一の場所が無くなるのも時間の問題だと私は思っている。
 
 買える店が出来たのなら、それを楽しむ場所もあるべき…そう考えるのはごく自然なことだと思うが、世の中は不自然な方向へ向かっている。その流れに逆らうのは…いやいや、店が出来ただけでも良しとしなければいけないか。

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