Smoke will be with me!

cigar, cigarette, pipe tobacco等、タバコと私の濃密な時間

Stanley CupはAnaheimへ

2007-06-15 | cigar
 今シーズン、NHLの頂点に輝いたのはDucksだった。
最後の相手、Ottawa Senatersを破ってStanley Cupを手にしたDucksはある男の祝福を受けた…

 NHLでは優勝した試合の直後リンクで表彰式が行われ、チームにStanley Cupが手渡されるのだが、ロッカールームに引き上げたあと、そこでメンバーと関係者はシャンパンとcigarで祝う習慣がある。2004年の優勝時に、私はそのロッカールームで面白い写真を見つけ、それについてこんな文章を書いた。Cohibaかどうかはわからないが、きっと今年もロッカールームはそんな風に盛り上がったに違いない。

 そしてDucksを祝福したのはcigarと縁を切っても切れない男、California州知事・Arnold Schwarzeneggerである。

 きっと彼のヒュミドールからは、とっておきのcigarがメンバーにプレゼントされたのではないかと密かに思っている。そんな情報はどこにもない。しかし私が彼なら絶対そうする。そんな仮定の話しをするならば…

 州知事就任の祝いとして贈られたCuban cigarの受け取りを断ったという逸話を持つSchwarzenegger氏のことだ、きっとDucksのメンバーにはArturo FuenteかDavidoffあたりのDominicanが渡されたはずである…少なくとも表向きには。

 全ての試合は終わり、これでNHLはシーズンオフに入る。ドラフトなど来期以降にかけてフロントは大忙しだが、選手達はそれぞれ自分の故郷に帰り短いオフを過ごす。何を隠そうDucksのメンバー、そのほとんどはカナダ人(じつはVancouver Canucksよりカナダ人率が高い)。

 彼らはカナダに里帰りをする、獲得したStanley Cupと供に。
そしてきっと…思う存分Cuban cigarを燻らせるのだ。


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消える紋章

2007-06-11 | cigarettes
 口にくわえ火を着けようとした時、違和感を覚えた。何かが違う…と見てみればそこには赤い、以前は無かった"DUNHILL"という文字が目に入った。

 そこにあったのはRoyal Warrant、英国王室御用達の紋章だったはずである。紋章が消えている…さてはパッケージに変更があったのだなと、以前のパッケージと見比べてみた。しかしボックス自体には何ら変更は見られない。そこに明記してある成分表示も全く同じ。

 その後、運良く紋章入りの物を手に入れる機会があり 、利きcigaretteをしてみた。一瞬、紋章入りの方が若干強いような気もしたが、きっとそれは私の思い込みだろう。味わいには明確な差が見られず、どうやらデザインだけの変更だと思われる。紋章を外し、代わりにDUNHILLと入れただけ。

 もう王室にはcigarette吸う人はいないということだろうか?いや、たとえ王室に納品しなくなっても紋章を外す必要は無いと聞いたことがある。もしそれが本当なら敢えてこんなデザイン変更をする必要はないはずだ。だとしたらいったい何の為に?

 この赤い文字を見ていると、DUNHILLはブランドイメージを変えようとしているような気がしてならない。英国王室御用達の老舗、これが今や足かせになっているのではないかと思うのだ。また、tobacco事業から撤退したいという噂も絶えない。まあそれはそうだろう。世界のマーケットや情勢を考えた場合tobacco事業が爆発的に伸びる可能性は極めて低い…残念だが。

 高いだけの親父ブランド…生き残るにはそんな古いイメージを変える必要がある。パッケージから紋章が消える…その日はもうすぐなのかもしれない。

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Obama氏、二つの戦い

2007-06-09 | cigarettes
 2008年に大統領選を迎えるアメリカ。
アメリカの二大政党と言えば共和党(Republic Party)と民主党(Democratic Party)。このどちらかの候補者がBushの次の大統領に選ばれる可能性が非常に高いわけだが、現在はそれぞれ党の代表を決める予備選挙が行われている段階。つまり、女性初の大統領誕生か?と言われている元ファーストレディ・Hillary Rodham Clintonもまだ民主党の代表になるために活動している状態だ。

 確かに現段階ではClinton候補が他の候補者を引き離しており、このまま民主党の代表になる可能性は高い。しかし、彼女は元々共和党員から民主党に党を変えた経歴があったり、イラク戦争勃発時に賛成票を投じ、その後反対派に加わったなど言動に一貫性がないところを指摘されたりして、その地位は決して安泰とは言い難い。地元でないNY州から出馬し上院議員になった時も、急にNY Yankeesのファンだと言い出し、生まれ故郷のChicagoの野球ファンからひんしゅくを買ったという逸話もある(笑)
 
 さぁ、このClinton候補に対抗するのがアフリカ系初の大統領誕生か?と言われているBarack Obama候補。奇しくも地元はClinton候補の出身地・illinois州。議員としての経験は浅いものの、若さと圧倒的な演説力でその人気はうなぎ登り。しかしこのObama氏も突っ込みどころ満載。なんとこの若き上院議員、cigarette smokerなのだ。大統領になろうという人間がcigaretteを吸う…今のアメリカでは考えられないことだ。これに関して当のObama氏はこんな風に答えている。
 
 「何度かやめようとしたがやめられず、一日に4、5本のcigaretteを吸っていた。禁煙のためのガムはかえってニコチン摂取が増え、依存性が高まる危険性がある(と思う)ので現在は貼るタイプのものを使用している」
 
 このコメントを聞いた私はいっぺんで彼のファンになってしまった。日に4、5本のcigaretteを楽しんでいる…4、5本のcigarではない、そして違法な嗜好品でもない。単なるcigaretteだ。じつに人間らしい、微笑ましいエピソードではないか。ところが現実はとても哀しい。彼はtobacco senaterなんて呼ばれ、各方面から攻撃を受けたのだ。かつて自由の国と言われたアメリカにもう自由など存在しない。まあ、それはともかく…
 
 Obama氏のことを調べるうちにこんなエピソードを発見した。
 
 「Senater Obama!いつもどこで一服しているのですか?あなたが吸っている銘柄はなんですか?」
 
 イラクを訪問中のObama氏にこんな質問を浴びせた男がいたのだ。確かにこれは気になる。立場が立場だから議会の合間に吸ったり、移動の車の中で吸っていたとは思えない。それは自宅に帰った時に、その日の仕事を終えホッとした時に一服、きっとそんな感じだろうと。日にたった4、5本、それも自宅でだけ楽しんでいたcigarette…その銘柄、確かに私も知りたい。しかしこんな質問をするためにこの男はわざわざイラクまで行ったのだ。ちょっと笑える。
 
 さて、Obama氏の禁煙は成功したのか?来年、Hillary Clintonを抑えて民主党の代表になれるのか?そしてその先があるとすれば、果たして大統領になれるのか?頑張れBarack Obama!君を応援しているぞ。

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Fort Langleyのタバコ屋

2007-06-06 | tobacco
 FortLangleyはBritish Columbia州発祥の地。

19世紀始め、ヨーロッパからの移民がここで暮らし始めたのがその所以だ。古い街並みを残し、特にメインストリートは古き良きカナダである。Vancouverのダウンタウンからもそれほど遠くない。なので日帰り出来る観光地としてはもってこいだ。

さて、そこで見つけた素敵な店を紹介しよう。

昔ながらのタバコ屋だ。
大草原の小さな家に出てきたオルソンさんの店、そんな雰囲気。棚にはビンテージもののcigarが多く、今では入手困難なパッケージも見える。扱っているのはタバコばかりではなく、日用品も多いので乾物屋、何でも屋と言った方がいいかもしれない。しかし店には頑固親父もいなければ主もいない。

 種を明かすと、この店はFortLangleyの博物館の中にある。19世紀当時の店を再現したディスプレイなのだ。

こんな店が近所にあれば毎日通うところだが、それは叶わない。叶わないが、じつに魅力的だ。


Fort Langley
http://www.fortlangley.com/


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