ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

いよいよ追い込み開始。

2007年08月29日 | こんたく堵


あ、危なーぃ! 

だ、大丈夫か~ッ? 





上が唯一、わが家にある “使える包丁(牛刀)” です。
下がほとんど使わない “使えない果物ナイフ” です。

夏休みも残りわずかとなり、
子供がいるどこの家庭にもあることなのでしょうが、

 “ まだ終わってへんかったん? もっと早よう済ませときーや! ”

 “ やるよ! 今日やるよ! いちいちうるさいなー! ”

と夏休みの宿題をネタの母子バトル ・・・ 。
わが家も御多分に洩れず一番下の娘(中1)がいよいよ追い込み開始。





【 リンゴの皮剥きの宿題ってどうよ? 】 

私たちの世代感覚では
(そんなことが)宿題になっていることもスゴイですが、
(強制的に)宿題にできることもスゴイと思います。

昔なら、家(家事)の手伝いをするのはごく当たり前で、
夏休みに限らず包丁を使うこと(使えるの)は不思議では
なかったと思いますが、今はそうでもないみたいですね。
逆に、昔だったら、簡単にリンゴを買えない家庭もあった
ので、こんな宿題は出なかった(出さなかった)はずです。

それもこれも豊かさの功罪でしょうか ・・・


【 いざ、包丁を! 】

うちの娘、普段から包丁やフライパンを少しは触っていますので
あまり抵抗はないはずだったのですが、宿題は別のようです。
何となく、真剣(間違いなく綺麗)に取り組まなければいけないと
考えたのか、後回しにしていたようです。

最初、果物ナイフでリンゴの皮をむこうとしていた娘に私は、
 “ちょっと大き目の包丁の方がむきやすーないか?やってみぃ”
と声を掛け包丁を渡しました。ほとんど切れない100均の果物ナイフで
力を入れて切って(剥いて)も練習になりません。本当の包丁で
リンゴの皮をむく感覚を覚えた方が上手になりますし、怪我も
しません。どうしても、切れない包丁で切ると余分な力が入り、
切るというより潰すという感覚になり、怪我をする確率も上がります。
また、小さなナイフで剥くと刃より指の力(感覚)の方が強く、やはり
力を入れなければ剥けません。

まあ、ちょっと大きい目の包丁といっても、わが家には後にも先にも
この九尺の牛刀しかありません。普通の家庭にあるような5~6尺の
文化包丁や菜切包丁はありません。20年以上前、職場の先輩から
私がもらったこの牛刀しかないのです。結婚当初、嫁さんは文化包丁を
使っていましたが、すぐに切れなくなり、力を入れて切って(潰して)
いましたので、

 “ この包丁使ってみたら ・・・ ”

といって渡しました。
最初、

 “ 大きいから怖いわ ”

と嫁さんは言っていたのですが、慣れると、

 “ この包丁、よう切れるし、力入れんでええからええわぁ~! ”

となりました。
( 当然です! だから、プロはよく切れる大きな包丁を使うのです。)


さて、娘ですが、
包丁の持ち方(握り方)と包丁のどの刃の部分を使うのかを教えて

 “ 包丁は力入れて動かしたらアカンでぇ、どっちか云ったら、
 包丁は動かさんとリンゴを動かして切る(剥く)ねん。 ”

と少しプロの感覚を教えてみました。

 “ ああ、ほんまや! これの方が力入れんでも切れるわ。 ”

意外と理解力と対応力、そして度胸があるようで、スッスーっと
剥き始め、1分強で剥き終えました。薄く長く皮が剥けたわけでは
ありませんが、余分な力を入れず(包丁の重さや切れ味を使って)
剥くことで、リンゴの繊維を潰さず瑞々しさを保ち、早く剥くことで
変色も防げました。そういう見方からすれば、超OK(合格)です。

まあ、学校の先生ではありませんので、
私が○×を付けても意味はないのかもしれませんが ・・・ 。

今日は、自由研究?をやるらしいです。 ご苦労さん! 



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