「インド料理はインド人が作る !?」
先日、
とあるインド料理屋さんでランチを食べました。
30席ほどのこじんまりしたお店なのですが、厨房には3人のインド人らしきスタッフ
が働いています。窯でナンを焼く若いスタッフ、ソースを温めている中堅のスタッフ、
そして、デシャップにベテランスタッフが ・・・ 皆、いい顔をして仕事をしています。
ふと、
“この3人のインド人らしきスタッフ、実はパキスタン人かネパール人で、元貿易
関係の商社マンとかで、料理も日本に来て初めてでアルバイトやったりして ・・・”
といった空想に耽ってしまったのです。( 香辛料のせいでしょうか ・・・ )
また、
“思うに、インド人が作る不味いインド料理よりも、パキスタン人が作る美味しい
インド料理の方が価値があるはずやん!” とナンを食べながら、変に納得して
独り頷いていたかもしれません。( こりゃ、そこそこ 「危ないオッサン」 ですよね )
もちろん、
このスタッフがどこの国の人だろうが、料理人になって間が無かろうが、そんなこと
大した問題ではありません。お客様に提供している料理やサービスが、このお店が
発している “大義名分が立つ” レベル以上であれば、何ら問題はないはずです。
ましてや、「インド料理」 とはありますが、「インド人が作る料理」 とはありません。
※ このお店の味はハイレベルでした。スタッフは皆、インド人です ・・・ たぶん。
「良いお店は一目瞭然」
ゆえに、
何ら問題はないのです。最終的には、お客様が支持するかどうかなのです。
今の飲食店は、お客様が何を求めているかを感じる(察知する)力の差が、そのまま
店の差ともなり、売上等にも大きく反映されます。至極、自由競争の世界なのです。
全てが平等な土俵での勝負ではないかもしれませんが、少なくとも、商品アイデアや
サービス発想などは、個人のお店でも 小さなお店でも みな同じスタートラインです。
良いお店は、
至るところにアイデアが溢れています。そして、素晴らしい発想をするスタッフが
存在するものです。だから、“良いお店” は一目瞭然なのです。
■ 二升五合 ■
良いお店の見分け方は
創意工夫があるかどうか
その創意工夫に取り組む
スタッフがいるかどうかだ
アイデアの無いお店や
発想の無いスタッフには
良いお客様は集わない
良いスタッフも集わない
良いお客様を集めるには
良いお店と良いスタッフを
創ることから始めるべきだ
良いスタッフを集めるには
良いお店と良いお客様が
必要だということになる
「たまご」 が 先か ・・・
「にわとり」 が 先か ・・・
それは大した問題ではない
なぜなら、
どちらも “先” で
“待ったなし!” なのだから。
第五大成丸