岩手県・遠野市の工務店・(有)菊正建設の社長ブログ、住まいづくり奮戦記。「親方は営業に忙しい」 

親方の日常を日記風に書いています。読めばホットな気分になるぞ。どうかな?みんなもがんばろうね!

ビールうま、動いた後の、充実感

2007年05月31日 18時43分41秒 | 営業日誌編
画像は釜石のみや川の刺身定食の刺身です。

2007年5月30日(水曜日)

やあー、今日は忙しい日だったよ。

何がってさー、朝一番に、昨日引き合いがあり訪問して受注したお客様から朝から電話があった。

「ちょっと考える」てなー事になって、事の真相が見えないってんで現地に飛んで行く羽目になったー。

「おはようございますー」「はーい、どうもー、あのねー」と事の真相を話してくれた。

「他の方ではー」と他工務店からもいろいろ話をされて迷いに迷い、どうしたらいいか解らなくなっていたようだ。

我社の提案工事内容をカタログを見せながら丁寧に説明した。

施工方法の違いとか私たちのリホームに取り組む意義等もお話をしたら家族で納得して頂き契約となった。

ありがとうございます。「良かったー」とホッとした。「契約しましたからー」と会社に電話を入れた。

「おめでとうー」電話の向こうから喜びの声が。会社に戻り今度は急ぎの見積書の作成だ 。

「こんにちはー」会計事務所が来社だ。

明日で申告が締め切りだから会計士さんも慌ている」てなー感じの一日だった。

なーに、?大した事無いってー、そうか、でも今日は二ヶ所契約したんだよ。

決算も終わったし、めでたし、めでたしだ。シュポ、ジュワー、ゴクゴクと事務所で乾杯した。

「ビールうま、動いた後の、充実感」どんどはれ。

希望持ち、生きる気迫で、若返り

2007年05月30日 15時42分54秒 | 営業日誌編
画像は栗駒山の頂上にあるレストハウス付近だが、まだ雪が消えないで残っている。

2007年5月29日(火曜日)

夕方女房から「私の友達のHさんからリホームの紹介の電話が来たった」との事だった。

どうやら、リホームしたい人は私たちも知っている人のようだ。早速女房と二人で現地へ訪問した。

「確かこの辺だったよなー」  「違う違うあそこの家だ」「いやー違うなー、確か家の横の方から入ったぞー」 

 「あ、あそこかー」何しろ、何年かぶりで訪問するものだから迷うのもわかる。

薄れ掛かった記憶を頼りに勢いで来てしまったのだ。

恐る恐る車で入って行ったら庭の奥の方にばあちゃんらしき人が草取りをしていた。

消えかかっている表札を覗き込みながら「あ、間違いないなー」と確信を持ちばあちゃんのいる方へ向かった。  

「こんにちはー」と声を掛けた。「はい」とまるで不信者を見る目だ。「しばらくでした」と又声を掛けた。

「あやー、Tさんか?」と思い出してくれた様だ。 「はい」と更に近づいて行った。

「随分見ない内に変わったなー」と長い年月を経ての再会でお互いに龍宮城から来た浦島太郎状態だ。

失礼だがすっかりお婆さんになっていた。

しかし元気だ、78才にしてこの四月に出稼ぎから帰って来たばかりとの事だ。

家のあちこちがリホームされていて「これも全部私が働いて少しづつ造って来たんだよー」と話をされた。

旦那に若くして旅立たれ、女手一つで農業と出稼ぎで生計をたて子供達を育て、気丈に生きて来た証の様に見えた。

そして今回もリホームして後世に残る人達が困らない様にとの考えのようだ。

年をとっても希望を持ち続けて頑張る姿と気迫にはあっぱれと言うところだ。

「希望持ち、生きる気迫で、若返り」どんどはれ。

着工日、おそれいります、延期して

2007年05月29日 12時38分02秒 | 工務日誌編
画像は栗駒山から見た風景、栗駒町かな?

2007年5月28日(月曜日)

さあ、今日は仕事だ、釜石のお客様のところへ集金のため訪問した。集金と言っても工事はこれからです。

本来であれば今日が着工日なのですが、今工事をしてる現場がまだ終わらないので延期してもらっています。

お客様は予定通り払っておきたいとの事で集金となった。有り難い話です。「着工日、おそれいります、延期して」どんどはれ。

追伸、栗駒山にはまだ雪が残っていました。明日画像載せます。

我故郷、子供に戻り、懐かしむ

2007年05月28日 13時20分37秒 | よもやま話編
画像は栗駒山の中腹にある行者滝だ。

2007年5月27日(日曜日)

中山平温泉を出て三本木町へやって来た。ここも温泉地らしく国道沿いには日帰り温泉がところどころに並んでいます。

ひまわり温泉もその一つです。道の駅と隣接して並んでいるところもありとても賑やかです。

温泉好きの親方は温泉が見えて来る度に横目に見ながら目的地に急いだ。

用事を終えて三本木町から栗駒町へ向かった。栗駒町は女房の故郷だ。

「わー懐かしいなー、あ、ここの川で遊んだんだよー」と女房は興奮気味だ。

「ふーん」「ここのトンネル怖かったー、暗くて」とすっかり子供の頃に戻っている。

「ふーん」と、親方は女房の話に入るすきは無く、ただうなずくしかない。

懐かしそうに大はしゃぎしている内に叔母さんのところへ到着だ。

ここでも近況報告しながら話に花が咲き、帰る頃にはもう夕方になっていた。

これから盛岡への予定だったが、急遽地元栗駒温泉郷に泊まる事にした。ハイルザーム栗駒に決定した。

栗駒山がすぐ目の前に迫ってくる感じがするふもとまで登って来た。

「あー見えて来た」山には似合わない程の斬新なデザインの近代的な建物が見えて来た。

そう、今晩のお宿、ハイルザーム栗駒である。(公共の宿かな?)「いらっしゃいませ」

「我故郷、子供に戻り、懐かしむ」どんどはれ。

ついに来た、うなぎ湯琢秀、ご褒美に

2007年05月27日 06時45分19秒 | よもやま話編
画像は新緑の庭が見える夕暮れの琢秀のロビー。

2007年5月26日(土曜日)

昨日泊まった中山平温泉、うなぎ湯の琢秀、一度は泊まって見たい宿、琢秀に泊まった。

秀は実際は王に秀だが携帯の漢字変換では出て来ないので取りあえずこの(秀)を使います。

温泉紹介の本、「和みの宿」「東北の温泉」「じゃらん」等で紹介されるほど琢秀は人気の宿である。

独自の源泉を持ち趣向を凝らした露天風呂や岩風呂などがある宿。特に岩をくり抜いた岩風呂はおもしろい。

仕事の合間に時間が取れて温泉へと言う時に予約の電話を入れるのだがいつも満員で取れないのだ。

今回も宮城に向かう途中にダメ元で電話をして見た。なんとキャンセルがあり「調度一部屋空いた」との事だった。

渡りに船とばかりに予約したが少々値がはった。普段一万円前後のところで温泉を楽しんでいる親方としては迷った。

せっかくのこの機会を逃したらいつになる事かと。(温泉宿選びに少々大袈裟だ)

自分達にご褒美と都合のいい解釈で泊まる事にした。ヤッホー。

一連の用事を済ましていよいよ琢秀に到着だ。玄関はどこか少々解りにくい。

駐車場係りに案内され、赤いジュウタンが敷かれている通路を通り玄関へ進んだ。

「いらっしゃいませ」とスタッフがにこやかに出迎えてくれた。

内部にはあちこちに凝ったあかりがともされて、ともしびの幻想の宿と言った感じだ。

部屋へ案内され、早速風呂へ入る事にした。こじんまりした内湯だ。

しかし露天風呂は大きいぞ、なにしろ混浴露天風呂だ。(最近では珍しいが)「うわー、つるつるだー」

お湯に入ると、つるつると言うか、ぬるぬると言うか、やはりウナギ湯と言う感じだ。

雨が降っているせいか、いくらかぬるいお湯だったがゆっくり時を気にせずゆったりと入る事が出来た。

「ふー、いろいろあったなー」走馬灯の様にいろいろ思い出される。ここは別世界と言う感じだ。

「ついに来た、うなぎ湯琢秀、ご褒美に」どんどはれ。

不安顔、施設到着、笑顔かな

2007年05月26日 08時55分51秒 | よもやま話編
画像は宮守にある老人施設内

2007年5月25日(金曜日)

今日は叔母が短期間だが老人施設に入所する日なのだ。

叔母を乗っけて出発だ。施設に着くまでの社内では叔母は無言だった。

これからお世話になる施設内の事をあれこれ考えて不安に陥っているのかも知れないな。

そして到着だ。スタッフの人達が優しく迎えてくれた。どのスタッフも優しく声を掛けてくれるじゃねーか。

まるで家族の様にだ、びっくりだぜ。あんな大きな施設なのにアットホームな施設じゃねーか。

叔母は前回も来てるので覚えられていたらしくて優しく声を掛けられて楽しそうにさえ見えてきた。

スタッフはほとんど若い人達だが、「今時のわけーもんは」と若者はあまり善く言われないイメージが有る。

が、あんなに老人に対して優しく接する若い人達を見て感動さえ覚える。ありがとう。

親方も老人に限らずに人にもっと優しく接していきたいものだと反省させられた。

「不安顔、施設に到着、笑顔かな」どんどはれ。

早起きで、のどかな風景、別世界

2007年05月25日 09時46分59秒 | よもやま話編
2007年5月24日(木曜日)

今朝はいつもより早く起きて朝のドライブだ。なんて優雅なものではないのだが。

配布資料があり関係者に配布して歩いている。町の各地域の責任者に、朝なら会えるかなと思って廻った。

やはりそれが功を成して会えて話が出来た。朝の風景は昼間と違って見えてくる。いつも通っている道なのに不思議だ。

犬と一緒に散歩している人、たんぼの、くろ(細い道)で井戸端会議ならぬ、くろ端会議をしてる人等だ。

日中の忙しい時間には到底出来ないし見れない光景だ。スローライフと言った感じだ。

「早起きで、のどかな光景、別世界」どんどはれ。

大悪起これば大善来る

2007年05月24日 07時28分19秒 | よもやま話編
2007年5月23日(水曜日)

朝ショッキングなニュースが入って来た。内容に付いては今日はふれない。

状況も解らないし、悲しい話は家族や本人の胸の内を考えると話題に出来ないからだ。ただただ祈るばかりです。

この前、テレビでイメージで苦しさを乗り越えれるような話をしていた人がいたが確信の事を言うのかも知れない。

そうだ、確信が大事だ。頑張れ。

「大悪起これば大善来る」どんどはれ。

見積書、まだかまだかと、しびれ切れ

2007年05月23日 15時17分41秒 | 営業日誌編
画像は我が家の庭シリーズだ。

2007年5月22日(火曜日)

朝電話が鳴った。先日引き合いがあり見積書提出予定のお客様からだった。

「忙しそうなのでー」とお断りにも似た言い回しだ。え、そ、そんなー。

「大丈夫ですよ」と、内容をしっかり聞き出した。どうやら私たちに気を使っての事のようだ。

早速見積書を持って訪問する事にした。「こんにちはー」と玄関戸を開けながら。「はいーあ、どうぞー」と奥様。

「とーさーん」奥様は家の中で大声で旦那を呼んでいる。

奥様は今日は積極的じゃーねーか。前回訪問の時は親方は行司役を買って出たのだが。

「どうぞおあがり下さい」と機嫌よく中に招いてくれた。

「あ、どうも」と旦那さんが出て来た。お茶をいただきながらしばし懇談した。

孫の運動会があるから東京まで行って来ると嬉しそうだ。帰りは契約の印鑑を頂いて来た。

「見積書、まだかまだかと、しびれ切れ」どんどはれ。

焦り感、ピークに達し、充実感

2007年05月22日 07時18分57秒 | 営業日誌編
画像は今日も我が家のツツジだ。

2007年5月21日(月曜日)

朝から昨日の続きの見積もり作成をしている。今日はお客様が見積書を頂きに来社予定の日だ。

朝からバタバタ大慌てで現場視察にも行かずにパソコンに向かって大格闘だ。

相棒は代理で現場に向かい事務所は一人になった。プルルル、プルルル、おっと、電話だ。「はい、○○です」

どうやら売り込みの電話の様だ。「あのー、今は間に合ってますが」とお断りし、またパソコンの前に向かった。

バタン、「ん?今度は誰かな?」営業マンが来た、売り込みの来社か?。

「こんにちはー」と玄関の方から叫んでいる。

「はーい」と返事をしながら営業マンが立っている玄関の方へ走って行った。

いつも出入りしている業者だったが用件が終わりパソコンの前にまた座る。

プルルル、プルルル、また電話だ。「はい、○○です」

「こちらは車買い取りセンターです」と一方的にしゃべりまくってきた。

「無いです!」と語尾が強くなって来た。「もし、ありましたら高く・・・」

話の途中だったが「無いです!」と更にお断りして受話器を置いた。

またパソコンの前に座った。しばらくしてピポピポ、ピポピポ、今度は携帯が鳴った。現場からだ。

冷静に応答したが親方の焦り感はピークに達した。

えーい、どうにでもなれーと、開き直りにも似た気持になってきた。

さっきまでの焦り感はどこかにふっとんだ。気を取り直して再びパソコンの前に座った。

ふー、終わったー、もうお昼だ。

「焦り感、ピークに達し、充実感」どんどはれ。

出来ました?、親方慌てる、見積日

2007年05月21日 08時18分54秒 | 営業日誌編
画像は我が家の庭に咲いているつつじが満開だ。

2007年5月20日(日曜日)

新築工事のお客様から昨日電話がありました。「見積書が出来ましたでしょうか?」との内容だ。

「は!!やばい」「今盛んに積算中ですから」と応えたが(冷や汗がたらり)

「月曜日あたりそちらにおじゃましますのでー」との事だ。「!”#$%は?」?

「どうぞいらして下さい、お待ちしてます」とは言ったものの、これゃー大変だーってんで大慌てで始めた。

(仕様が今までのと違って少し、てこずっていて終わっていない)がそう簡単に問屋が卸さない。

夢中になってやっているうちにもうもうお昼じゃーねーか。

午後はまた出掛ける予定が入っていたのでやむなくそちらに向かった。

今日は気持ちだけが忙しい一日でした。「ふ~ううっと」

「出来ました?、親方慌てる、見積もり日」どんどはれ

奥様は、不満ぶつけて、旦那たじたじ

2007年05月20日 09時58分05秒 | 営業日誌編
画像は我が家の新緑の庭です。

2007年5月19日(土曜日)

現場周辺のお宅から引き合いが発生し早速訪問して来ました。

ベランダにサッシを取り付けてサンルーム状態にしたいとの事だ。早速旦那様と二階のベランダで説明を受けた。

いろいろアドバイスをしたりしているうちに奥様もベランダに上がって来た。「おめー、やんのがー、今頃なー」

空気が一変した。「なんでよー」と旦那様が反論の雰囲気だ。「だって、いっつにやるってサッシ集めてよー、ようやくがー」

と、奥様から今まで出来なかった事への不満なるものがぶちまけられた。「だからやるのよー」

と旦那さんは奥様の不満を押さえるのに必死だ。「ほだら布団干すにいいのが」と今度は奥様は方向を変えて攻めて来た。

「大丈夫だー、こんなに開くんだがらー」と無事攻め返したものの弱い。

そこで、行司役の親方はノコッタ、ノコッタと審判役だ。「二間のサッシですからこの位開きますから大丈夫ですよ」

とメジャーを取り出して測りながら説明した。「わかった」と意図も簡単に敗北宣言か?。

引き続き打ち合わせになり和解?した。「奥様は、不満ぶつけて、旦那たじたじ」どんどはれ。

不便だな、本人便利、家族だけ

2007年05月19日 07時08分48秒 | 営業日誌編

画像は釜石のさくら家のねぎみそラーメンだ。大盛を注文したが値段は大盛分はサービスとの事だ。

2007年5月18日(金曜日)

親方は釜石のお客様に見積書提出の為訪問して来た。

このお宅は老人介護の為の手摺り工事と段差解消工事のお客様なんだ。

90歳になる爺ちゃんと80歳を越えた婆ちゃんの二人暮らしなんだぜ。

凄いよー、何がって、この歳でも自分達で支え合って生きてるってこったよ。

今回は爺さんの為に手摺りを付けたり、風呂場に台を設置して浴槽に座りながら

楽に入れる様にすると言うのが主な仕事なんだが。婆ちゃんの方は足腰はまだしゃんとしているんだ。

なにしろ、毎日の買い物に約一キロ程離れたスーパーまで歩いて行くとの事だから。親方より歩いているよ。

「若い人達に迷惑は掛けられないから頑張って歩く」と、こうだ。

「爺さん、トイレやお風呂に歩くのに不便なところはあるか?」と婆ちゃんが聞いたが。

「どこもねー」と応える爺さんも気力は元気そのものだぜ。だが足腰がだいぶ弱っているようだが。

爺さんにとって40年以上住み慣れた家だ。不便なところが有っても慣れて不便と感じないのかも知れない。

有ると便利だが無くても困らないと言う感じだった。安全面の配慮と言うか介護しやすくというのも狙いだが。

婆ちゃんとケアマネージャーと共に現地で再度説明し爺さんには納得していただいた。

「不便だな、本人便利、家族だけ」どんどはれ。

ベゴニアに、真心乗せて、遅れた母の日

2007年05月18日 09時25分11秒 | よもやま話編
2007年5月17日(木曜日)

ベゴニアの花が届いた。誕生日と母の日にと「遅ればせながら」と娘から女房に贈られて来た。

親方は「あー綺麗だなー」と思うが、花にはあまり興味が無い人間の様だ。

一度聞いた花の名前も次にはすっかり忘れているし、あまり興味が無いからよく見ないんだろうなー。

だから特徴も見えないし印象も薄いんだ。

こんな話は贈って来た娘に失礼だが、でも真心だけは充分に解る人間のつもりだ。

忙しい中、誰と相談するでも無くあれこれ考え、よし花を贈ろうと決める。

店に向かう、車があるわけでも無く自転車かバスで行く。店につけば目移りしてどの花がいいかまた考える。

それを思ったら、花一鉢贈るのに大変な労力と神経と私財をすり減らしていると思う。

贈ってくれた気持ちに感謝だ、ありがとう。

「ベゴニアに、真心乗せて、遅れた母の日」字余り。どんどはれ。

左の手、右手かばって、四苦八苦

2007年05月17日 11時21分22秒 | よもやま話編
2007年5月16日(水曜日)

右手が肩の故障であまり動かさないようにとの事から右手をなるべく使わない様に左手生活が始まった。

朝起きて先ずパジャマを脱ぐ行為。今まで右手主導でスルッと脱いだのに左手主導だとなかなか脱げない。

仕方なく右手の登場だ。「ほーら手伝ってあげるよ」「すみません、慣れなくて」「いんだよーお互い様だよ」

「でもあんまり使うとダメなんでしょー」「まあな」

さて今度は髭をそる。左手で電気カミソリがしまってある洗面台の扉を開けてカミソリを取り出す。

いざ使って見ると上手く肌に馴染まない。あ、肌を延ばす様に指を添えて、うんなかなか上手く往かない。

同じ両手なのにポジションが違うだけでぎこちない。仕方なく選手交代した。

やはりいつものポジションだけあってすんなり上手くいった。「すみません、上手く往かなくて」と左手君。

「いえーかえってすみません、慣れない事をやらせて」と右手君が激励する。歯磨きが始まる。

コップも左手、歯ブラシも左手、ぎこちないがなんとか終わった。「ふーう、右手って凄いなー」

さあこんどは両手の共同作業だ。タオルを絞る、これだけは手伝って貰わないと「お願いしますー」

「かえってすみません」と仲良く朝の出発だ。「髪をけずるのも上手くなったよ」と左手君。「本当だー」

さて今度は服を着なければ。「よいしょっと」右手から袖を刺してとこれは大丈夫だ。次はズボンだ。続く。

「左の手、右手かばって、四苦八苦」どんどはれ。