岩手県・遠野市の工務店・(有)菊正建設の社長ブログ、住まいづくり奮戦記。「親方は営業に忙しい」 

親方の日常を日記風に書いています。読めばホットな気分になるぞ。どうかな?みんなもがんばろうね!

希望持ち、生きる気迫で、若返り

2007年05月30日 15時42分54秒 | 営業日誌編
画像は栗駒山の頂上にあるレストハウス付近だが、まだ雪が消えないで残っている。

2007年5月29日(火曜日)

夕方女房から「私の友達のHさんからリホームの紹介の電話が来たった」との事だった。

どうやら、リホームしたい人は私たちも知っている人のようだ。早速女房と二人で現地へ訪問した。

「確かこの辺だったよなー」  「違う違うあそこの家だ」「いやー違うなー、確か家の横の方から入ったぞー」 

 「あ、あそこかー」何しろ、何年かぶりで訪問するものだから迷うのもわかる。

薄れ掛かった記憶を頼りに勢いで来てしまったのだ。

恐る恐る車で入って行ったら庭の奥の方にばあちゃんらしき人が草取りをしていた。

消えかかっている表札を覗き込みながら「あ、間違いないなー」と確信を持ちばあちゃんのいる方へ向かった。  

「こんにちはー」と声を掛けた。「はい」とまるで不信者を見る目だ。「しばらくでした」と又声を掛けた。

「あやー、Tさんか?」と思い出してくれた様だ。 「はい」と更に近づいて行った。

「随分見ない内に変わったなー」と長い年月を経ての再会でお互いに龍宮城から来た浦島太郎状態だ。

失礼だがすっかりお婆さんになっていた。

しかし元気だ、78才にしてこの四月に出稼ぎから帰って来たばかりとの事だ。

家のあちこちがリホームされていて「これも全部私が働いて少しづつ造って来たんだよー」と話をされた。

旦那に若くして旅立たれ、女手一つで農業と出稼ぎで生計をたて子供達を育て、気丈に生きて来た証の様に見えた。

そして今回もリホームして後世に残る人達が困らない様にとの考えのようだ。

年をとっても希望を持ち続けて頑張る姿と気迫にはあっぱれと言うところだ。

「希望持ち、生きる気迫で、若返り」どんどはれ。