繁盛店は必ずと言っていいほど、季節に関する演出がしっかりしているものらしい・・・でも、これってものすごく難しいんですよね・・・だって、当たり前だけど、季節ってものすごい勢いで移り変わっていくから(涙)
正月飾りを出しても、それって1月の前半にはもう片付けないとならないでしょ?
2月の節分、3月のひな祭り、4月に桜、5月に鯉のぼり、6月に梅雨、7月に夏休み、8月に海水浴、9月に残暑、10月には銭湯まつりやハロウィン、12月にクリスマス・・・途中、それなに?っていうのを混ぜながら適当に書いてみたけど、実はこんなもんじゃない、えっと、記憶が確かじゃないけど、なんでも多い店では40近くの季節感を感じるイベントが行われているらしい・・・10日毎に店の季節感を変えるなんて・・・いやいや、それはいくらなんでも難しいよぉ^^
それでも、何かできることはあるだろうと、絞り出したのが季節のシャンプー計画だったわけ・・・結果的にこれはとっても好評なんですけどね^^
第9回 「季節感」
外部有識者を交えた銭湯の活性化策検討委員会の中である専門家の方からご助言をいただいた。
なんでもお客様により多く足を運んで頂くため、店舗で季節感を演出することが大切なのだという。店先をディスプレイしたりするだけで、お客様の反応は随分とかわるそうだ。
がしかし、センスの問われる作業だけにハードルは高い、そこで私の店では備え付けのシャンプーやボディーソープを季節ごとに変えることで演出することにしてみた。「炭」「さくら」「お茶」「クール」「馬油」「ゆず」こじつけもあるが探してみると様々な種類があるものだ。
備え付けには費用も手間もかかるため、設置を強制できるものではないが、設置していればお客様は間違いなく喜ぶ、そこに季節がくわわり、店舗イメージをあげることができるなら、さらにトライしてみる価値はあるかもしれない。最終的に来客が増えるなら、費用も手間も報われよう。
2018.9.1 全国浴場新聞「銀輪躍動」