昨日は、「インドネシアの事態をウォッチしてゆく上でおさえておかねばならない基本」としていくつかイスラムの感覚を紹介しました。 私はイスラム学者ではないので、スーダンとセネガルに住んだ計5年間のイスラム世界生活実感というレベルにとどまりますが。http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/b5ed8a6194ad0cd0300c0b634c37f585
http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/8263992cbcd0391b2b8e2c73d394286f
こういうイスラムの基本をおさえた上で鳥インフルエンザ/新型インフルエンザを ウォッチしなければならない国というのはインドネシア以外にも色々あります。
で、今回は、「鳥インフルエンザで話題になった、イスラム国」のリストアップをしてみました。
話の前提として「イスラム国」とは何ぞや? と議論がありますが、とりあえず当ブログでは、イスラム諸国会議機構(OIC)加盟国 から選んでみました。
<イスラム諸国会議機構正式加盟国で鳥インフルエンザ関連の話題にあがったことのある国>
インドネシア
パキスタン
エジプト
スーダン
アフガニスタン
イエメン
ギニア
クウェート
サウジアラビア
ベナン
バングラデッシュ
ナイジェリア
トルコ
<イスラム諸国会議機構のオブザーバー参加国で、鳥インフルエンザ関連の話題にあがったことのある国>
タイ
ロシア
こう見てくると、いかに広範囲に鳥フル国とイスラム圏がオーバーラップしているかがわかります。 イスラムの基本(たとえば、豚肉は不浄なものとして絶対に食されないから、牛肉価格を考えると鶏肉がほぼ唯一の肉類など)を理解しないで鳥フル/新型フル を語るとフラストレーションが増えます。
当ブログでも、必要に応じてイスラムの基本も折り込んでゆかねば・・と、セネガル離任以来、すっかり本棚入りしてる「イスラム事典」のほこりを払ったりしています。