新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

米国CDCの渡航情報(travel notice)をおさらい

2019-03-21 22:36:54 | 渡航医学関連

先週のoutbreaknewsのアクセス、トップ5に日本の麻疹と風疹を、米国CDCが渡航情報にあげたというトピックが入っていました。
http://outbreaknewstoday.com/infectious-disease-news-top-5-posts-week-mar-9-mar-15-52209/

そこで、米国CDCがtravel noticeにあげているは何があるのか、おさらい。
https://wwwnc.cdc.gov/travel/notices

レベル3:必要以外の渡航を避けよ

  • ベネズエラの医療保険システム崩壊
  • インドネシアの津波後

レベル2:

  • メキシコで減量手術後の耐性菌感染
  • コンゴのエボラ
  • 日本の風疹
  • インドのジカ熱
  • ナイジェリアの黄熱
  • ニジェールのポリオ
  • インドネシアのポリオ
  • パプアニューギニアのポリオ
  • ソマリアのポリオ
  • コンゴのポリオ
  • ナイジェリアのポリオ
  • ナイジェリアのサル痘
  • パキスタンの耐性チフス
  • ブラジルの黄熱
  • マレーシアの狂犬病

レベル1

  • フランスの麻疹
  • セルビアの麻疹
  • フィリピンの麻疹
  • マダガスカルの麻疹
  • イスラエルの麻疹
  • コロンビアの麻疹
  • ブラジルの麻疹
  • モルドバの麻疹
  • イングランドの麻疹
  • イタリアの麻疹
  • コンゴの麻疹
  • インドネシアの麻疹
  • カザフスタンの麻疹
  • 日本の麻疹
  • ウクライナの麻疹
  • ギリシャの麻疹
  • フィジーのレプトスピラ
  • ナイジェリアのラッサ熱
  • アルゼンチンのハンタウイルス
  • セネガルのデング熱
  • イスラエルゴラン高原のレプトスピラ
  • ケニアのリフトバレー
  • イエメンのコレラ
  • 中国のH7N9

 

なんで日本の風疹が、コンゴの泥沼エボラと同格やねん! フィリピンやマダガスカルの惨状より高ランクやねん! と一瞬、差別でもされてるような気がしましたが、ちょっと頭を冷やしてみれば、麻疹はどんなにひどくてもレベル1(日本も麻疹はレベル1)、風疹やジカ熱みたく胎児や先天性やの問題起こすものはレベル2という生理なのかなあと言う気もします。

渡航者への啓発にぜひぜひ。ソースにアクセスしてご覧ください。

https://wwwnc.cdc.gov/travel/notices

 

 

 


 


3月20日(水)のつぶやき

2019-03-21 06:35:06 | ツイッター(自動転送)

3月18日(月)のつぶやき

2019-03-19 06:37:41 | ツイッター(自動転送)

コンゴの泥沼エボラ、WHOの言い分

2019-03-18 10:43:13 | エボラ出血熱 EVD エボラ

襲撃だ住民の反発だ院外で死亡してるだと、泥沼化の報道ばかりが目立つコンゴのエボラ。936例と1000例まじかにせまっておりますが、WHOの会見から(Director-General Tedros Adhanom Ghebreyesus)。

  • WHOのエボラ対策は(おそらく一部報道を意識して?)、コミュニティに受け入れられている。エボラ治療センターへの襲撃案件は、コミュニティではなく、Allied Democratic Forces (ADF) and Mai Maiによって降りかかっているものである。
  • 住民たちは、ワクチン接種も受け入れている。87%の住民は安全な埋葬=遺体を素手で清めたりしない)を受け入れ、90%の住民はワクチンを受け入れている(Tedros said; "87% of families agree to safe and dignified burials, and over 90% of people have accepted vaccination.")

この87%とか90%とかいう数字、サンプルは?とか調査手法は?とか突っ込みだしたらキリがありませんが、ともなく、現地から泥沼化の話ばかり聞こえてくる現状では、なんとか一縷の希望をもって聞きたいところではあります。

http://www.cidrap.umn.edu/news-perspective/2019/03/who-chief-says-much-larger-ebola-outbreak-averted

WHO chief says much larger Ebola outbreak averted

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3月14日(木)のつぶやき

2019-03-15 06:41:16 | ツイッター(自動転送)

3月12日(火)のつぶやき

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3月11日(月)のつぶやき

2019-03-12 06:42:16 | ツイッター(自動転送)

コンゴの泥沼エボラをめぐるディスカッション@ProMED、特にPHEIC是非について

2019-03-11 10:31:33 | エボラ出血熱 EVD エボラ

コンゴの泥沼エボラ、10日付ProMEDにいくつかの面白いディスカッション。特にPHEICの是非について

  • 現状、把握されているチェーン以外に、コミュニティで感染が把握されず潜っている。エボラ治療センター(ETC)の襲撃放火事件は痛手、再開はしている。
  • エボラ対策に1億4800万ドルの資金を要するとWHO試算だが、実際には1000万ドルも集まっていない。
  • 死亡率は60%で、2014年西アフリカの最大の流行のときより悪い数字。2014年以来、実験的治療薬や、ケアの進歩などあったにもかかわらず。感染者が受診してくれなければ、あるいは手遅れになってこれば、助からない。
  • 現状ではPHEIC宣言を出すべきだとの意見。隣接するルワンダ・ウガンダ・南スーダンといった国々と数千人の往来が招く拡大リスク。しかしながら、WHOがPHEIC出したがらない事情も専門家推測。現地の政治的地政学的事情。PHEICを出せば、近隣諸国ウガンダやルワンダなど軒並み国境閉鎖してしまい、コンゴ経済に打撃になる。また、武装勢力がそれを取引に使って(援助関係者が仕事をすることを許可する形で、いわば人質に)さまざまな要求を出して利益を得ることになってしまうかもしれない。

戦乱地という以外にも、政治的要因、経済的要因、先般紹介した嫉妬感情、地元民の国際機関に向ける感情、迷信、援助資金不足・・・複雑な糸がからみにからんだ現状です。

http://www.promedmail.org/post/6360031

 


3月10日(日)のつぶやき

2019-03-11 06:48:23 | ツイッター(自動転送)

3月8日(金)のつぶやき

2019-03-09 06:44:13 | ツイッター(自動転送)

コンゴのエボラ隔離施設襲撃・放火の背景に、エボラ対策に予算が集中する不満も

2019-03-08 10:29:46 | エボラ出血熱 EVD エボラ

泥沼化し先が見えないコンゴのエボラ、先日はMSFの運営する治療センターが襲撃・放火され閉鎖されるという悲劇が起こりました(その後再開)。

ジュネーブでMSF代表会見Joanne Liu氏で、興味深い所見。

いまだ、襲撃実行犯の背景も人物も特定されてはいないけれど、現地に拡大する不満が背景にあるのではと。
現地は戦乱地、一般的な保健医療サービスも、インフラも、何もかもが足りないなかで、エボラ対策”だけ”に豊富な資金がどんどんつぎ込まれている。これは政治的策略(ploy)ではないかとの不満が蔓延していると。

日本のように一応の日常インフラが満たされているところでも、「嫉妬」という人間のサガは様々な歪みを生みます。それが、日常生活もままならぬコンゴで、エボラ対策だけにどんどんお金が流れれば、そこに武器が自由に手に入れば、あのような事も起ころうかということです。

また、エボラ感染者が生物学的脅威として扱われるのも問題だ、もっと患者中心家族中心に扱われるべきだと、しごく真っ当なことを言われています。まあ、アフリカの地のあの環境で、こういう真っ当なことをちゃんと考えられるのはかなり尊敬さるべきこと、とそこまで人間ができていない管理人的には思いますが。

http://www.cidrap.umn.edu/news-perspective/2019/03/msf-warns-drc-ebola-response-losing-upper-hand

MSF warns of DRC Ebola response losing upper hand

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3月7日(木)のつぶやき

2019-03-08 06:46:55 | ツイッター(自動転送)

インフルエンザが野生動物に拡がるのは鳥を食べるからだった

2019-03-07 10:41:54 | インフルエンザ:基礎知識/新知見

野生動物のあいだで種を越えてインフルエンザA型が広がるのはなぜか。ナミビアのサバンナで調査結果が報告されています。

  • 結論、インフルエンザ罹患した鳥を食べることによって鳥⇒哺乳類に拡がることがわかり、鳥類の死骸を食べるジャッカルなどが高リスクとわかった。
  • 当初の仮説は、①種の間の関連 ②社会的行動 ③食餌 であったが、①②は予想外に関連がないことがわかり、結局、鳥類を食べることで種の壁を越えて拡がることが分かった。

鳥インフル発生時、なんらかの対策には役立ちそうです。さすがにアフリカのサバンナでジャッカルやハイエナが鳥類の死骸を食べることを阻止するのは難しそうですが、人里離れない場所では死骸処理の迅速化、見回りの強化策などにエビデンスを与えてくれそうです。

 

https://eurekalert.org/pub_releases/2019-03/fb-etf030519.php?fbclid=IwAR0wfMEvc0-Hep2YUe5YODGbcpHwI9VM62tLlxnaE4KDEoz2ePtoyLK6H-U

https://phys.org/news/2019-03-diet-important-factor-influenza-virus.html?fbclid=IwAR3UW88e0SlJcsjBNRCPhaNJolkXmdEx_FriWGF-UKVkHgt86AMHnuWyh8Y

Public Release: 6-Mar-2019

Eating the flu

Diet may be an important factor for Influenza A virus exposure in wild African mammals

Forschungsverbund Berlin

 


3月6日(水)のつぶやき

2019-03-07 06:51:18 | ツイッター(自動転送)

3月5日(火)のつぶやき

2019-03-06 06:41:12 | ツイッター(自動転送)