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新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

照会・お便りetcはこちらへどうぞ
opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

インフォデミック対策会議@WHO

2020-07-08 09:11:33 | リスクコミュニケーション

WHOがインフォデミック対策。

さすがに今の状況がこのような事になっているのは、万人が認識しているところであり、インフォデミック対策の会議開催。

オンラインで1300人結んで7月6-7日開催。

https://www.who.int/docs/default-source/coronaviruse/situation-reports/20200707-covid-19-sitrep-169.pdf?sfvrsn=c6c69c88_2

インフォデミック対処のフレームワークはこちら。

https://www.jmir.org/2020/6/e19659/

Framework for Managing the COVID-19 Infodemic: Methods and Results of an Online, Crowdsourced WHO Technical Consultation

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新型コロナのYoutube評価

2020-05-17 10:32:15 | リスクコミュニケーション

新型コロナの情報発信、Youtube界隈の状況はどんな感じなのか。バージニア大らの報告。

  • Youtubeのなかから、キーワード「coronavirus, ‘COVID-19’, ‘2019 novel coronavirus’, ‘SARS-CoV-2’, and ‘severe acute respiratory syndrome coronavirus 2’.」で検索。もっともアクセスされた113サイトについて、それぞれの性格・ソース・コンテンツによって分類。
  • 69.9%(79サイト)は利用価値ありと判定された。8.8%(10サイト)はm巣リーディングと判定。
  • 独立した個人のサイトは、マスメディア運営のサイトに比べてミスリーディングなものの割合が高かった(60.0% vs 21.5%, P = 0.009).
  • マスメディアは、有用なサイトを運営する方が、ミスリーディングサイトを運営するより多かった(72.2% vs 40.0%, P = 0.039).
  • 有用なサイトはミスリーディングなサイトに比べて、有病率や発生率に関する情報が多く(79.7% vs 20.0%, P < 0.001)、結果や予後に関するものも多かった (84.8% vs 30.0%, P < 0.001) 。
  • WHOはひとつ(1.3%)の有用なサイトを運営、CDCからのものは含まれていなかった。
  • Youtubeは医学情報を得るのに有用な手段であるが、信頼できるサイトから正確な情報を拡散させる努力が、被害を減らし不要なパニックを減らすために求められる。

  米国におけるYoutube113サイトの分析。信頼できるのはマスメディア運営のサイトで、個人のはミスリーディングな割合が多く、公的機関のは存在感なし という結果。対象がYoutubeで、HPではないので少し感覚が違うかもしれませんが、米国と日本、分析と庶民感覚、についても違いが感じられ興味深い報告です。

なんとなく、日本では、「マスコミは偏向していて、個人は自分が信じる〇〇先生がいつも正しくて、でも結局はお上のサイト」という感じかなとも思います。

https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/17441692.2020.1761426

YouTube as a source of medical information on the novel coronavirus 2019 disease (COVID-19) pandemic

Ryan S. D’SouzaORCID Icon,Shawn D’Souza,Natalie Strand,Alexandra Anderson,Matthew N. P. Vogt &Oludare Olatoye
Received 02 Apr 2020, Accepted 13 Apr 2020, Published online: 12 May 2020
     
  • https://doi.org/10.1080/17441692.2020.1761426

 

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「世間にわかってもらう」ちょっとした工夫(〇〇モデル)

2020-02-03 09:44:11 | リスクコミュニケーション

ここのところいくつかの番組内で説明法。

これまで、大きくメディアに取り上げられ一般社会にイメージが植え付けられたものに、

新型インフルエンザH1N1(2009)、エボラ(2014)、SARS(2003)、MERS(2012からだけど実質的に2015の韓国報道から)があります。これらは割とよく世間の頭に残っているので、ざっくりとたとえに使えます。これらを〇〇モデルとして利用。

SARSモデル:人権を横においた封じ込め策プラス、よくわからん要素も加わり、抑制⇒消滅。

インフルエンザモデル:感染者がわーっと広がり、免疫もった人が増えて、集団免疫的におさまっていった

エボラモデル:封じ込め策をとろうとしたけれど、民衆が従わなくて、襲撃やら隔離された家族の奪回やら病院の放火やらが起こって、流行がおさまらない。2018年にはじまった流行が、2020年になっても。

ツッコミどころがあるのは重々承知しておりますが、これぐらいのざっくりした説明がイメージもってもらうのに良いのかなあとスタッフの反応みながら思っています。

さしあたって、今回なら、

初期の説明としては、「SARSモデルが基本でしょう。強力な中国当局の封鎖策で人民が従ってくれれば。でも、人民が爆発してしまえばエボラモデルも頭の片隅におきましょう」

ここ最近は、ご存知のとおりの状況ですから、「そろそろ頭を切り替えましょう。インフルエンザモデルです。誰も免疫もってないところにざざざーっつと広がり、大部分は軽症や無症状でおわりつつ、社会に免疫が普及してゆきます。いったん罹ってなおった人は”最も安全な人”です。そして、免疫もった人が普及しておさまってゆくというシナリオも考えましょう。もうそろそろ」と。

教育番組でも報道番組でもない、沢尻エリカと尺をとりあわなければならない情報番組では、こんな感じかなあと思っています。

まあ、またいずれ今回やった工夫を含め、リスコミ系の演題発表やペーパーででも共有しようと構想中。

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お風呂のアヒルさんはレジオネラだらけ、緑膿菌だらけ

2018-03-29 10:38:25 | リスクコミュニケーション

お風呂のおもちゃ、アヒルさん。これが病原体の巣窟であるとスイスの報告。
お風呂に入ったらアヒルさんのおもちゃで遊ぶ、誰しも経験(当サイトに来られるみなさんはパパママとして、まさに今使っていらっしゃる方も多いと思います)あるところですが、あの内部にはレジオネラやら緑膿菌やらがうようよと証明。

  • Swiss Federal Institute of Aquatic Science and Technology, ETH Zurich, and the University of Illinoisらの報告。アヒルのおもちゃ内に貯留した水の、初の報告。
  • アヒルさんの体内の水からは、衝撃的濃度の細菌検出、その数、1立方センチあたり7500万!!(up to 75 million cells per square centimeter )レジオネラや緑膿菌。
  • 子供の免疫機能強化にはたらくかもしれないけれど、眼・耳・消化器感染症の可能性。
  • 現時点ではスイス政府は特段の勧告は出していない。一部のサイトでは、water-tightな製品も出している。

う~ん、あの、お風呂のアヒルさん、水鉄砲のようにピューって子供と遊んでる人は多いでしょう。そのかわいいお口から出てくるのが7500万のレジオネラや緑膿菌というのは(想像は難しくないにしても)シュールな光景ですね。子育て中の人はご用心!

 

 

https://www.statnews.com/2018/03/27/rubber-ducky-bacteria/

Your rubber ducky is probably crawling with bacteria, scientists say

By Associated Press

March 27, 2018

 

 

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世界銀行が「次のパンデミックが予想より早くやってくる」前提でシュミレーション

2017-10-29 10:13:59 | リスクコミュニケーション

 世界銀行が「次」のパンデミック前提でシュミレーションをやっています。

  • 今月ワシントンで開催された年例会で、いつもと毛色が異なる議題。
  • 新たなパンデミックのシュミレーション。詳細不明の感染症が驚異的なスピードで拡大し、抗生剤の効かない病原体に大臣たちが直面している。人口呼吸器の必要な患者も発生している。1週間以内に主要な学校や病院を閉鎖し数千人を検疫している。近隣国にも犠牲者が出てパニックが広がっている・・・・という想定。
  • 2014年西アフリカで11000人が犠牲になったエボラで発生し,その初期の混乱と恐るべき機能停止が今回のシュミレーションの触媒になったと関係者談。あの時のようなパニックの時代ではなく、あらかじめ準備できるものは完全に備えるようにと。そして次のパンデミックはおそらく、我々が思っているよりはやくやってくるであろうと。かつてに比べて、より速く、より想定外に、生命の脅威となる疾患が広がるようになっている。
  • マダガスカルでは、通常みられない規模でペストが広がり、8月以来106例の犠牲がでている。その70%は肺ペストで、咳や痰やくしゃみで感染し抗生剤が投与されなければほぼ死亡。
  • ウガンダではマールブルグ病が発生し、1例の犠牲者のほか、保健施設や伝統的葬儀で何百人もの濃厚接触者を出した。マールブルグはエボラ同様の出血熱で、最も病原性の高いもののひとつ。(日本では一類感染症)
  • 世界銀行のシュミレーションは、架空の国で起こったパンデミックで、旅行と観光業がいかほどの打撃をこうむるかを予測するもので、数十カ国から財政・保健・運輸責任者が、また、WHOやCDCやIATAからの参加をえておこなわれた。その内容は非公開となっているが、参加者によれば、そこで示された理論にもとづくシナリオはリアルなもので、発生時の速やかな情報共有や協力の必要性を認識したと。
  • 現代、情報は極めてはやく、SNSなど非公式な手段で拡大する。政府から情報を出す際にはこれを十分意識して、正確な情報をリアルタイムで出さなければならない。
  • シュミレーションのなかで、ある架空のSNS投稿も示された。客船クルーズのなかで発生した、研究職についている乗客の出来事がインスタグラムに投稿されるという仮定。国境警備隊のヘリが飛び、客船の乗客からサンプル採取へ向かう。当該乗客は19日前に、2014年にEVDの犠牲となった患者のサンプル病原体のバイアルを扱っている。この乗客に症状はなく、血液検査結果はエボラではないことが判明する。世界銀行は昨年初めてパンデミックシュミレーションをおこない、1月にはダボス会議でゲイツ財団と協働でシュミレーションをおこなっている。
  • これまでのパンデミックで、政府が事実を公表することに消極的で発表が遅れることがあった。観光と貿易に与える影響から政治経済的プレッシャ。特に観光に依存している国では、政治的・経済的プレッシャーがかかってアクションをとりにくいことがある。国境閉鎖や検疫措置は、無症状で通過しうる疾患に対して有効ではないかもしれないうえに、政治社会的影響は同様にあるから。
  • 政府内でも、保健当局と財政・観光当局は協調しなければならないが、実際には国内的にも国際的にもタコツボ的である。
  • 我々はパンデミックに対して十分備えがなってない。来年は1918年スペインインフルエンザの100周年にあたるが、まだ中規模のパンデミックに対しても充分ではない。

世界銀行も、これまでの政治経済分野から一歩でてパンデミック対策に目を向けはじめ、昨年からパンデミックシュミレーションをやっています。しかしながら、不十分なことも多々あり、政府体制のこと、そしてリスクコミュニケーション・クライシスコミュニケーションについて強調されています。パンデミックにおける流言と社会不安について、管理人自身がSARS@北京で身に染みて(当サイトをはじめて10年以上継続している動機のひとつにもなり)、ここ最近はMERS・EVD・デングジカ・ヒアリと毎年のように経験しています。そしてSNSの登場で、それはSARS当時よりより対処は難しくなり、世界銀行もそれを認識して架空のインスタ投稿がシュミレーションのなかに含まれてきています。ここらへんはいたちごっこの様相も呈していますが、流言対策には、たとえば熊本地震でライオン脱走流言の発信主が逮捕された如く、(世界銀行が言っている保健当局と財務・観光当局だけでなく)、情報当局・警察当局との協調も必要でしょう。

次のパンデミックのとき、日本国内の状況は過去に比べてベターなことになっているのかいなか、”その時”どうだろう・・・

ソースはワシントンポスト
https://www.washingtonpost.com/news/to-your-health/wp/2017/10/24/world-leaders-rehearse-for-a-pandemic-that-will-come-sooner-than-we-expect/?utm_term=.a93d47d80eea

 

World leaders rehearse for a pandemic that will come ‘sooner than we expect’

 
 
 The inside track on Washington politics.
By Lena H. Sun By Lena H. Sun
To Your Health
October 24 Follow @bylenasun

 

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韓国CDCはリスコミ手段として機内の時間に目をつけたか

2017-02-13 19:07:49 | リスクコミュニケーション

約1年ぶりに大韓航空に乗ってシートポケットをのぞきこんだら・・・

韓国CDC制作のこんなマップが各シートポケットに入っていました。

検疫感染症と、モニタリング期間。世界地図にそれが存在する場所が記してあります。
韓国CDCのクレジット。

こちらは、韓国CDCと大韓航空、両者のクレジット入り。

機内の退屈な時間を、乗客のみなさんに「国境を越える感染症」の理解に費やしていただくのはリスクコミュニケーションの手段としてかなり有効ではと思います。

まあ、今回の趣旨は、「これらの国から韓国に入るなら必ず質問票を検疫カウンターに提出せよ。怠ったら罰金だよ!」と周知するのが第一のようではありますが。(その罰金の額が、地図版では1000万ウォン、一覧表版では700万ウォンと食い違うのがなんとも雑ですが、いずれにしても車1台買えそうな額で大変です)

手前味噌ですが、管理人もPeachの機内誌にこんなの書かせていただいたことがあります。韓国CDCもおなじ発想って、なんだか愉快ですね。

 

kk

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世界の健康危機対策を率いるのはこの人だ(WHO)

2016-11-19 14:43:00 | リスクコミュニケーション

WHOの新たな危機管理担当者就任、地に落ちたWHOの評判を立て直せるか調の報道とインタビュー。

  • 今回就任したのはDr. Peter Salama氏。47歳オーストラリア人。キャリアはMSF・アイルランドのNGO・CDC・911でUNHCRに出向。2002年にユニセフ、アフガニスタン皮切りいnNY,ジンバブエ、エチオピアを歴任後中東・北アフリカ地域責任者になりアンマン駐在しシリア・イラク・イエメンも責任範囲に。物静かな話しぶり。

ケイジ・フクダ氏の多剤耐性菌担当への異動以来、緊急対応で影の薄くなったWHOですが、今後、この歴戦の勇士の顔が世界の現場現場でケイジフクダ氏なみの存在感発揮するのでしょうか。

そういえば、いまWHO以上に影の濃い人といえば米CDCのフリーデン長官ですが、こちらの運命はトランプ政権下どうなるのでしょうか。

https://www.statnews.com/2016/11/15/who-health-emergencies-peter-salama/

The WHO has stumbled in its response to emergencies. Can this man get the next one right?

  • executive director of its new health emergencies program.

    The successful applicant: Dr. Peter Salama.

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流言を否定するWHOのコミュニケーション

2016-02-21 18:53:29 | リスクコミュニケーション

WHOのリスクコミュニケーション。流言をきちんと否定。今回否定されている流言は

  • これはデマ その1
    ワクチンが小頭症の原因
  • これはデマ その2
    殺虫剤pyriproxyfenが小頭症の原因
  • これはデマ その3
    最近のボルバキア蚊(遺伝子組み換え蚊)が小頭症の原因
  • これはデマ その4
    不妊化蚊がジカ熱流行に寄与
  • これはデマ その5
    蚊制御につかわれたバクテリア(ボルバキア菌など)が小頭症の原因
  • これはデマ その6
    魚を放てばジカウイルスと止められる

それぞれについて、丁寧な否定の根拠が記されています。クリックしてご覧ください。

http://www.who.int/emergencies/zika-virus/articles/rumours/en/

Dispelling rumours around Zika and microcephaly

19 February 2016





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タイのMERS、首相のリスコミがうまい(マーズコロナウイルス MERS-CoV マーズ)

2015-06-21 09:02:29 | リスクコミュニケーション

タイのMERSでは首相のリスコミがうまく、I cannot control the disease (MERS),と絶妙なタイミングで入れてます。また、経済的影響により気がつかわれているのも特徴。

  • タイ首相Gen Prayuth Chan-ocha 。タイのMERS第一例発生にあたり、パニックにならないよう呼びかけ。MERS対策には人々の協力が欠かせないのだと。私(首相)がMERSを止められるわけではないのだと。("I cannot control the disease (MERS)," he added.)
  • 商業副大臣Apiradi Tantraporn氏。経済的影響を注視している。
    商業は変わらず行われる見通しで、今回のMERSの発生が、経済に影響するようなことがあってはならない。マスクなど医療品の価格を監視している。
  • ただし、人々が買い物に出かける回数が減り、1回に大量買いするという消費行動の変化はあるかもしれない。

MERS対策には国民ひとりひとりの協力が必要だと強調してI cannot control the disease (MERS),で〆るのはうまいですね。ともすれば、お上に「箸の上げ下ろしまで指示を仰ぎ」「当局・権威に依存的」な我々日本社会においても、いっぺん首相・官房長官・厚労大臣が揃ってWe cannot control the disease (時の感染症),とやれば国民の覚醒なるでしょうか。

ソースはBernama
http://www.bernama.com/bernama/v8/wn/newsworld.php?id=1145760

Thailand Confirms First MERS Case, Urges Public Not To Panic 

ウェブ魚拓
http://megalodon.jp/2016-0626-1827-59/www.bernama.com/bernama/v8/wn/newsworld.php?id=1145760

 

 

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飛行機の中で感染するの?と聞かれたときの答えかた

2015-04-07 09:36:12 | リスクコミュニケーション

飛行機のったら隣の客がグシュグシュいってます。大丈夫でしょうか? と素朴に聞かれたとき、わかりやすく説明するとどうなるか。ひとつの見本@CDC。

  • Q 機内でくしゃみ・咳する乗客にとっつかまってしまったらどうしよう!
  • A. まず落ち着きましょう。2つの長距離便で調べたデータがあります。H1N1インフルエンザでいえば、機内でくしゃみ・咳する乗客がいたとき、2席以内に近接して乗り合わせてしまったら感染する可能性は7.7%高くなります。でも、(両隣じゃなく)同じ列だとか、前後の列にいただけなら、それは3.6%まで数字が下がります。
  • マスクは予防に有効です。N95マスクをしていれば、90%以上感染は防げます。(N95じゃなく)そこまで性能のよくないマスクでもある程度感染は防げます。意味があるのです。

「機内はHEPAフィルターという高性能フィルターをたえず通されてしまいますから、まず感染が拡がることは考えにくいです」というのは空気感染向けの説明で、飛沫感染向けの説明は、「まず無い」ではなく7.7%、3.6%という具体的数字ですね。通勤電車でもある程度応用のきく数字でしょう。 機内でN95をはめつづけるのが現実的かどうかはおいといて(静かに座っているだけなら、そして受験前とか商談前とか特殊なプレッシャー状況なら有りえますね)、マスクは有効だとup to 90%と明快に言い切っています。

ソースはNorthwest Arkansas Democrt Gazette
http://www.nwaonline.com/news/2015/apr/06/more-distance-face-mask-help-avoid-germ/?features

More distance, face mask help avoid germs on plane

By The New York Times

Posted: April 6, 2015 at 1:57 a.m.

 

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アフリカ・欧州・アジアと永年の海外医療現場を経て大学教官として第三の人生を歩んでいます。SARSが猛威をふるう北京で様々な対応経験から、新型インフルエンザの及ぼす心理社会的影響に強い関心をもっています
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