スペインで院内感染の看護助手。そのペット犬が、エボラ対策の一環としてスペイン当局から安楽死させられました。これをめぐるディスカッション。
- 米国CDCの報告。イヌ型エボラウイルスに感染することはある。
- 1976年のコンゴにおけるエボラ発生では、他の種とともにイヌが疑われた(確定には至らず)。
- イヌとヒトの接触の多さを考えれば、イヌ型エボラのヒト感染リスクは考えておく必要あり。
- イヌ型エボラに対する抗体をもち、感染しても無症候であるきまわるというリスク。
- 2001-02年のガボンの流行で、439匹のイヌの分析から、感染死体を食べたペット犬から検出されている。
- 唾液・糞尿から感染の可能性があり、グルーミングや噛まれたりすることにより感染可能性がある。
エビデンスは無いけれど、必ずしも無茶でもない・・・というところでしょうか。
日本ならそうなるのかな。法的根拠あるのかな。