管理人が関与しております、JAMSNETにてメッセージをアップしました。
新興感染症が感染拡大しますと、感染者や周囲の人々や地域の人々に対して差別的な、非常に不合理な事象が横行することがあります。そういう懸念に対して、メッセージを発しました。
URLは↓です。同時に、東京医大 濱田教授の「海外派遣企業の新型インフルエンザ対策ガイド」もお読みになれますのでぜひぜひ実際にクリックしてご覧ください。
http://jamsnettokyo.org/mc_sitebuilder__info?id=a0i10000000Uk6AAAS&cid=a0F1000000Etr1IEAR
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(以下、コピペ)
鳥インフルエンザA(H7N9)の感染拡大にあたってメッセージ
関西福祉大学・勝田吉彰教授から、メッセージの提供をいただきました。重要な視点ですので、是非ご参考にしてください。
執筆時点(4/20)において、上海市といくつかの省に限られている鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染例ですが、今後、ウイルス変異の推移によっては国境を越えた拡大も予想されます。今後懸念されることとして、「感染者」や「周囲の人」や「感染がみられた地域からやって来た人」に対する差別というものがあります。2003年SARS流行時は、北京から一時帰国した方々が、子供のいじめや親類葬儀の出席拒否といった、はなはだ不合理な事象を聞き及びました。 こういう不愉快な現象が生じるひとつの要因として、新興感染症が流行初期において「特殊な人がかかる特殊な病気」というイメージをもつことがあります。しかしながら、(言うまでもないことですが)ヒトヒト感染能を獲得したインフルエンザというものは、「みんながかかるフツウの病気」となります。今後の推移によっては、この「みんなのインフルエンザ」というイメージを拡大してゆき(口こみ、マスメディア、ネット総動員して)差別的なことが緩和することを考えてゆく必要があるかと思います。 参考まで、前回のパンデミックで神戸新聞に執筆したものです(ブログ転載)。 http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/d39536a46a28d99e12266e2cdd3a47c4 みんなの新型インフルエンザ 神戸新聞 2009.9.14 鳥インフルエンザA(H7N9)の感染拡大にあたってメッセージ |