オーストラリアでは、国民が自由に処方箋なしでタミフルを購入して自宅で備蓄できるようにしよう・・という動きがありました。が、否定され、処方薬(処方箋がなければ出してもらえない薬)のまま継続の結論に至った模様です。
(以前かすさんとのコメントやりとりで豪では可能になるかもと書きましたが残念ながらなくなった模様。実現してたらオーストラリアへタミフル買いにゆこう!ツアーなぞ・・ゴールドコーストとタミフルショッピングの旅○日間なんて提案できそうでしたがこれで×)
理由は「(むやみやたらの服用で)耐性出現のおそれ/ワクチン接種率低下のおそれ」という、どこでも聞くごくありふれたものです。
で、オーストラリアでは轟々たる非難の嵐が巻き起こっています。「これでどれだけの命が危機にさらされるか!」「昨年も(ヒトインフルエンザで)6人もいたいけな子供が亡くなっているというのに!!」「こんなバカバカしい(ridiculous)決定でオーストラリア人の生命を危機にさらす」etcetc・・・
これらの発言は街頭インタビューではなく、すべてDr・・の肩書きの人物が実名で述べているものです。
われわれもガッカリするものの、かの国ではガッカリのレベルがまるで違います。人口より羊が多く、隣家までキロ単位の距離があり、自家用機で往診するフライイングドクターが存在する国で、すぐ手元にタミフルがない(服用開始まで72時間のデッドラインをすぎてしまう)というのは死活問題で、非難もヒートアップするというものですね。
ソースは8月22日付The age↓
http://news.theage.com.au/national/lives-at-risk-over-flu-drug-prescription-20080822-3zya.html
Lives at risk over flu drug prescription
- <DATE>August 22, 2008 - 11:10AM