鳥インフルエンザウイルスは渡り鳥が世界中にバラ撒いてくる怖い病気だ・・・というのが一般の認識ですが、愛鳥団体(バードランドインターナショナル)が反論し面白い議論になっています。日本野鳥の会HPで日本語訳がアップされています。
http://www.wbsj.org/nature/kyozon/influenza/070306.html
彼らの主張は
*鳥インフルエンザは野鳥じゃなくてニワトリ(家禽)の病気だ!
*感染拡大はニワトリと関連製品の移動によって起こっている。2006年アジア・アフリカ・中東での感染でもその”状況証拠”がある
*野鳥での死亡例もあるが、宗教行事で放すため(放鳥会)捕獲・保管されていたもので生鳥市場で感染した”状況証拠”があるだから「H5N1ウイルスの感染防止策として、野鳥の駆除、生息地の破壊、繁殖地やねぐらからの追い出しを行なうことを提唱している政府もありますが、そのような方策は効果がないだけでなく、適切な対応策を講じる妨げとなり、状況を悪化させかねません。さらに、生息地の喪失ですでにストレスを受けている種に追い討ちをかける可能性もあります。(ソースは上記HP。訳文そのまま)」ということのようです。野鳥の弁護人としては自然な主張ですが、本文は色々興味深いことも書いてあり、じっくり読んでみるのも面白いかもしれません。