日本国内にも(北海道を青森北部をのぞき全国に)棲息するヒトスジシマカ。これがジカを媒介することは、ほぼ前提として話がすすんではいますが、メキシコのヒトスジシマカに「本当に」ウイルス見つけたという報告。
- メキシコのSan Luis Potosi State Public Health Laboratory報告。
- 蚊の検索をおこなっていたところ、ヒトスジシマカからジカウイルス検出。PCRで確認。
日本国内ではヒトスジシマカも媒介する前提で話はすすんでおり、「いまさら何の意味があるねん?」という感想かと思いますが、実は意味があります。
「メキシコのサーベイランスも案外ちゃんと出来るのね」と分かったとWHO(PAHO)は言っています(This finding demonstrates the quality of work conducted by the Mexico Epidemiological Surveillance System (SINAVE)。なるほど。
ソースはWHO(PAHO)
http://www.paho.org/hq/index.php?option=com_docman&task=doc_view&Itemid=270&gid=34243&lang=en
なお、このソースのp10-11が該当箇所ですが、それより前のページに現状がいろいろ載っています。
現在燃えているのはフランス領ガイアナとマルチニーク
エルサルバドルでは従来、7月からデング・チクングニヤが増えるトレンド
性交感染によるジカで多い症状(発疹最多)
妊婦の感染が確認された国(20か国)
ジカ関連先天性異常が確認された国(ブラジル・パナマ・米・マルチニーク・コロンビア)
などなど報告されています。