決め手と言うと少々大げさかもしれませんが、ローコストで媒介蚊対策に効果をあげるコスパ高き方法をカナダチーム開発。古タイヤとフェロモンがキーワード
- カナダチームGrand Challenges Canada initiative開発、グァテマラで実績。
- ovillanta。古タイヤを50cmほどで切断。それを2個、唇のように組み合わせて作成。
- 片方に、牛乳を素材につくられた蚊のフェロモン入りの液体を入れて蚊をおびき寄せる。その液体のなかに短冊型の紙を入れる。週に2回、その短冊型の紙をチェックし、卵を焼却またはアルコール処理する。
- 底に設けられた排水穴から液体を出して、幼生(ボウフラ)が残っていれば処理する。その後液体は再使用。
- グァテマラの実験では、この新型トラップを84個設置し、従来型のバケツ型トラップ84個と比較したところ、7倍の蚊のたまごが捕捉された(18100個捕獲)。
- この方法で、水たまりに殺虫剤散布に比べて1/3のコストで済み、成虫を殺虫剤で殺すのに比べて20%、1/5のコストで済む。
蚊の成虫を殺虫剤で処理するよりも、蚊をわかさないよう幼生(ボウフラ)対策の方が効率が良いというのはよく言われてきたところです。しかしそのボウフラ対策も、工夫を重ねればコスト(ほぼタダ)、効率7倍となりました。まだまだ色々出てきそうで楽しみですね。どこかのTVで「蚊のたまご捕獲選手権」だとか「ロボット大会のノリで高校選手権」とかやらないかなあ。
http://www.ndtv.com/health/new-way-to-trap-kill-mosquito-eggs-may-help-fight-zika-1373742
Fighting the Zika virus with junked tires