長盛会とは居住地「長野市大字稲葉日詰」の日詰地区の老人クラブである。大方の老人クラブでは春秋年2回の研修旅行を実施している。
何が研修なのか良く理解できないが、名前はどうでも年寄りが楽しく親睦・懇親を深めるには良いことだろうと思う。
さて今回の27年度春季研修旅行は、湯田中渋温泉郷の穂波温泉某ホテルに6月23・24日1泊の旅行である。参加者27名で30名以下は珍しい。もっとも過去には20数名というのも多々あったと記憶している。
23日午後2時日詰稲葉公園をホテルの送迎バスで出発、途中小布施町の北斎の天井絵・蛙合戦で名高い岩松院に立ち寄った。
岩松院は、曹洞宗の寺院で、山号は梅洞山・本尊は釈迦如来。小林一茶ゆかりの寺でもある。又、1619年(元和5年)広島城無断改築を理由に信濃国高井野藩に改易された福島正則の菩提寺で境内には霊廟がある。
本堂の大広間には天井絵がある。 葛飾北斎最晩年の大作「八方睨み鳳凰図」で、21畳敷きの天井いっぱいに翼を広げた鳳凰の画で、葛飾北斎最晩年の作品だそうだ。裏庭には小さな池があり、桜が満開を少し過ぎた頃、たくさんのアズマヒキガエルが集まって産卵をする「蛙合戦の池」がある。一茶が産卵の様子を見て「やせ蛙まけるな一茶これにあり」という句を詠んだと言われている。小林一茶の句碑も池のそばに立っていた。
岩松院 本堂 蛙合戦の池
福島正則公霊廟入口 福島正則公霊廟
午後四時頃穂波温泉「おもだか屋」に到着、六時から宴会が始まった。
宴席で正面の席(四人)に座らせられたのには唖然とした。従来からの慣例で正面に高齢者が座ることになったおり、84歳の私も該当したらしい。会員には88歳(今回の最高齢者)以上の方々もいらっしゃるが今回参加されなかったので止むを得なかったのだろう。宴会が終わり部屋に戻り雑談、同室者全員で3名、年寄りばかりで話は病気のことばかりである。
翌24日は山の内町の名勝「地獄谷」・野猿公苑へ希望者だけが散策に出かけた。入口の上林温泉まではホテルのバスが送迎してくれた。入口から平坦な山道を約1.5Km凡そ30分で地獄谷、そこからさらに2~30段の階段をのぼり野猿公苑入口に到着した。
管理人の話によると、丁度猿に餌を与えた後なので、殆どの猿は山に戻って園内の猿の数は少ないという。
天 然 記 念 物 地 獄 谷 噴 煙
野猿公苑の猿用の野天温泉池 くつろぐ親子猿
ホテルに11時頃帰り昼食後13時帰途につく。途中、中野市のサクランボ園の直営販売店に立ち寄り15時日詰稲葉公園に帰った。
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