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言葉って面白い!

この日本語、英語でなんていうの?その奥に深い文化の違いが見えてきませんか。

ガラパゴスゾウガメの物語

2006年09月10日 | 言葉
ガラパゴスゾウガメの番組を見ました。

世界最大のリクガメ。
最大で甲長は130cm、体重300kg。
寿命は長いもので200年。
ダーウィンの進化論のヒントとなった動物。
何も食べなくても何ヶ月も生きられることから、大航海時代に大量に捕獲され長い船旅の貴重な食糧にされてしまった。
絶滅の危機に瀕する種類もあり、今では一匹しかいないものもいる。

次々と出てくる興味深い情報。
その中で、私の中で発見だったのは、ガラパゴスという言葉の由来でした。

Galápago=ガラパゴとは、スペイン語で「リクガメ」を意味するんだそうです。
つまりこのカメそのものから、諸島の名前がつけられたんですね。

ちなみに正式名称はコロン諸島(Archipiélago de Colón )だそうです。

もう一つ面白い場面がありました。
この世にただ一匹だけ残った種類のゾウガメが、別の種類のゾウガメに求愛する場面です。
メスに何度も擦り寄るゾウガメ。
しかしなかなかうまく愛情は伝わりません。

カメには声帯がないため、一般的に声を出しません。
ガラパゴスゾウガメは呼吸の際の空気摩擦で、うなり声のような声を発することもあるそうですが、いずれにしろほとんど声を持たない動物です。

人間ははっきりと感情を伝えることができる「言葉」を持っています。
他の動物でも声を持っていれば、音声を使った何らかの愛情表現が可能なはずです。
しかし声を持っていなければそれはできません。

彼が世を去ると、この種類は絶滅です。
近親のゾウカメが愛を受け入れてくれるか否かは、文字通り「死活問題」です。

それだけに、声を出さずに必死で擦り寄っていくだけの彼の姿を見ていると、もどかしい気持ちになりました。

http://blog.goo.ne.jp/syusakuhikaru/e/d0881997e1c375f9bac73e828b7a0951




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