尻取りは懐かしい子供の遊び。でも意外にも認知症の予防にも良いのだとか。
本当かどうか真偽はともかく、ベルギー旅行の間に見聞きしたり使ったりしたモノ、というしばりで、尻取りをしてみました。
「ワッフル」「ルネ・マグリット」「トマトソース」「スマホ」…
当然のことながら、外国旅行で出会ったモノですから、日本語と外国語が混ざり、外来語の比率が高くなります。
そのうち、日本語の尻取りではあまり出会わないやりとりが増えてきました。
「トマト」「トルネアゴーシュ(左へ曲がれ)」「ん?次は、シュ?それともユ?」
「サーブ」「ブルーベリー」「ん?次は、リー?それともイ?」
外来語、あるいは完全な外国語が増えれば増えるほど、次の始めの音が何なのか、曖昧になりやすいのです。
これは、日本語と、英語を始めとする欧州言語の発音の成り立ちの違いに由来するものです。
日本語は、ほとんどの音節が子音と母音一つずつのセットで成り立っています。
しかし、多くの欧州言語はそれとは異なります。英語で考えると、例えば、set、put、treat、などの語尾につくtは、子音だけで母音とセットにはなっていません。
これらの単語を無理やり日本語のカタカナで表記すると、セット、プット、トリート、と、いずれも「ト」という言葉で表されます。しかし日本語のトは英語で書けばtoで子音のtと母音のoを組み合わせた音です。英語のputに見られる子音のtのみの発音とは異なります。
もし英語で尻取りをすれば、setの次にtenderもありですし、tackleもOKのはずです。
しかしそれらをカタカナ表記すると、「セット」「テンダー」とか、「セット」「タックル」となり、日本語の尻取りとしては成り立ちません。
shで終わる単語などはもっとすごい。
日本語では例えば「ラッシュ」の次はシュから始まるのが普通の感覚ですが、ユからもありかもしれません。
「ラッシュ」「シュークリーム」。あるいは「ラッシュ」「湯飲み」といったところです。
英語では全く異なります。Rushがshで終わると考えれば、sheもshockもありですし、hで終わると考えれば、he、husband、headなども可能かもしれません。
カタカナで書けば大混乱。
「ラッシュ」「シー」。
「ラッシュ」「ショック」。
「ラッシュ」「ヒー」。
「ラッシュ」「ハズバンド」。
「ラッシユ」「ヘッド」…。
まったく尻取りとしての体を成していません。
尻取りという言葉遊びの文化は、母音と子音がセットで発音され、かつスペルと音が常に一致している日本語でこそ、成り立つものなのかもしれません。
本当かどうか真偽はともかく、ベルギー旅行の間に見聞きしたり使ったりしたモノ、というしばりで、尻取りをしてみました。
「ワッフル」「ルネ・マグリット」「トマトソース」「スマホ」…
当然のことながら、外国旅行で出会ったモノですから、日本語と外国語が混ざり、外来語の比率が高くなります。
そのうち、日本語の尻取りではあまり出会わないやりとりが増えてきました。
「トマト」「トルネアゴーシュ(左へ曲がれ)」「ん?次は、シュ?それともユ?」
「サーブ」「ブルーベリー」「ん?次は、リー?それともイ?」
外来語、あるいは完全な外国語が増えれば増えるほど、次の始めの音が何なのか、曖昧になりやすいのです。
これは、日本語と、英語を始めとする欧州言語の発音の成り立ちの違いに由来するものです。
日本語は、ほとんどの音節が子音と母音一つずつのセットで成り立っています。
しかし、多くの欧州言語はそれとは異なります。英語で考えると、例えば、set、put、treat、などの語尾につくtは、子音だけで母音とセットにはなっていません。
これらの単語を無理やり日本語のカタカナで表記すると、セット、プット、トリート、と、いずれも「ト」という言葉で表されます。しかし日本語のトは英語で書けばtoで子音のtと母音のoを組み合わせた音です。英語のputに見られる子音のtのみの発音とは異なります。
もし英語で尻取りをすれば、setの次にtenderもありですし、tackleもOKのはずです。
しかしそれらをカタカナ表記すると、「セット」「テンダー」とか、「セット」「タックル」となり、日本語の尻取りとしては成り立ちません。
shで終わる単語などはもっとすごい。
日本語では例えば「ラッシュ」の次はシュから始まるのが普通の感覚ですが、ユからもありかもしれません。
「ラッシュ」「シュークリーム」。あるいは「ラッシュ」「湯飲み」といったところです。
英語では全く異なります。Rushがshで終わると考えれば、sheもshockもありですし、hで終わると考えれば、he、husband、headなども可能かもしれません。
カタカナで書けば大混乱。
「ラッシュ」「シー」。
「ラッシュ」「ショック」。
「ラッシュ」「ヒー」。
「ラッシュ」「ハズバンド」。
「ラッシユ」「ヘッド」…。
まったく尻取りとしての体を成していません。
尻取りという言葉遊びの文化は、母音と子音がセットで発音され、かつスペルと音が常に一致している日本語でこそ、成り立つものなのかもしれません。