昨日、テレビのクイズ番組で、パスタの「アラビアータ」というのはアラビアとは関係がない、と紹介されていました。
トマトベースで唐辛子の辛味を聞かせたポピュラーなパスタの味付けですが、その赤い色とピリッと辛い味から、イタリア語で「怒っている」という意味の「arrabbiata」と名づけられたそうです。
カタカナでアラビアータと書いてしまうと、ついアラビアを想像してしまいますね。
食に関する言葉にも、このように外来語であるがゆえの勘違いがしばしば見られます。
「食べ放題」を意味する「バイキング」もその一例でしょう。
英語では、all you can eatあるいは、buffet(ビュッフェ)と言い表し、Vikingはかつて北欧にいて西欧に進出した北ゲルマン人の別称でしかありません。
ではなぜそのバイキングが「食べ放題」を表すようになったのか。
そこにはちょっとした歴史があります。
1957年、帝国ホテル支配人の犬丸徹三がデンマークで北欧の食べ放題料理「スモーガスボード」と出会い、帝国ホテルにそのスタイルを取り込もうとします。
しかし「スモーガスボード」とは言いにくい。
そこで「北欧と言えばバイキング」という発想で、このスタイルを「バイキング」と名付け、帝国ホテル内に「バイキング・レストラン」をオープンしました。
その後、食べ放題の形式は「バイキング」という名で通用するようになったのです。
和製英語の一つ一つにも、実は興味深い歴史があるものです。
トマトベースで唐辛子の辛味を聞かせたポピュラーなパスタの味付けですが、その赤い色とピリッと辛い味から、イタリア語で「怒っている」という意味の「arrabbiata」と名づけられたそうです。
カタカナでアラビアータと書いてしまうと、ついアラビアを想像してしまいますね。
食に関する言葉にも、このように外来語であるがゆえの勘違いがしばしば見られます。
「食べ放題」を意味する「バイキング」もその一例でしょう。
英語では、all you can eatあるいは、buffet(ビュッフェ)と言い表し、Vikingはかつて北欧にいて西欧に進出した北ゲルマン人の別称でしかありません。
ではなぜそのバイキングが「食べ放題」を表すようになったのか。
そこにはちょっとした歴史があります。
1957年、帝国ホテル支配人の犬丸徹三がデンマークで北欧の食べ放題料理「スモーガスボード」と出会い、帝国ホテルにそのスタイルを取り込もうとします。
しかし「スモーガスボード」とは言いにくい。
そこで「北欧と言えばバイキング」という発想で、このスタイルを「バイキング」と名付け、帝国ホテル内に「バイキング・レストラン」をオープンしました。
その後、食べ放題の形式は「バイキング」という名で通用するようになったのです。
和製英語の一つ一つにも、実は興味深い歴史があるものです。