言葉って面白い!

この日本語、英語でなんていうの?その奥に深い文化の違いが見えてきませんか。

皆既日食

2009年07月15日 | ニュース
今世紀最長といわれる皆既日食が7月22日に起こる、ということで話題になっています。
もっとも長くきれいに見られる予定のトカラ列島などでは、観光客の受け入れ準備に余念がないとか。
船上で観測するツアーの中には、100万円を超えるものも用意されていて売り切れているのだそうです。
不況などどこ吹く風といったところでしょうか。

日食は、英語ではsolar eclipseと表します。
eclipseはギリシャ語が語源の言葉で、元来は「立ち去る、欠けている」という意味だそうです。
日食や月食以外にも、「光が消滅すること」や「名声などの失墜、没落」さらに動詞で使えば「力を奪う」「暗くする、覆い隠す」などの意味があります。

同じ現象でも、食べてしまう「食」と表す日本の感覚とはちょっと違いがあって面白いですね。


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ゼロとオー

2009年07月13日 | ニュース
イギリスでは、電話番号などに数字のゼロが入っていると、「オー」と読むことが多いといいます。
「0」という文字の形が、ゼロにもオーにも読めるところから、混同しているのでしょう。

ところが、ネイティブに言わせると、オーと発音する時に、頭の中ではアルファベットの「オー」とは何も関連づけていないのだそうです。
数字のゼロは、電話番号などになると「オー」と発音するものだ、と自動的に思うものだそうです。
あらためて、アルファベットの「オー」からきているのではないの?と聞くと、「今まで気づかなかったけど、そうかもしれない」とびっくりしていました。

日本人の感覚からすると、ゼロ、という読み方も、オー、という読み方も、同じように英語文化から来たものなので、そういう連想が当たり前のようにできるのですが、生まれた時から英語で生活していると、そんなことは考えないものなのですね。


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