家の近くの農業用の溜池です。すぐ近くに新しい住宅地が迫ってきていますが、まだ本来の役目も少しは果たしているようです。
ちょっと前までは、周りの林の鮮やかな紅葉を映していた水面も、12月に入りどんよりした曇天を映すようになりました。樹々の葉もあらかた落ちてしまい、いよいよ冬到来というところです。渡ってきた鴨が羽を休めていることもありますが、とても静かです。
ところで、年々里山の紅(黄)葉がきれいになるような気がします。かってアカマツの林であった里山が、松くい虫による松枯れで広葉樹林に置き換わってしまったためでしょう。松くい虫の被害が広がってから、もう20年以上経ったのではないでしょうか。クヌギやカエデなどの落葉の広葉樹もずいぶん大きくなり、昔とはまったく異なった景観となっています。
毎年ちょっとづつ変化しているとわからないものですが、秋になって樹々が紅(黄)葉することで、改めて里山の変化に気づかされます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます