風 信(かぜのたより)

海風に乗せて

今年も咲きましたが・・・

2011-04-14 | スミレ
今年も鳥取砂丘のイソスミレが咲き始めました。


イソスミレ 11.4.13 鳥取市


イソスミレ 11.4.13 鳥取市

昨年も「危ないかも・・・」というタイトルで書いたのですが、
自生地背後の松林が伐採された影響で自生地が随分狭くなってしまっています。
一昨年の1/4位でしょうか?

悪いことに群落の中心部分が厚い砂に埋まってしまったため、
群落の密度も疎らになってしまって個体(株)数も激減しています。
ちょっと大袈裟ですが、株の数も指で折って数えられるくらいです。

鳥取砂丘のイソスミレは日本列島の分布域では最も西端に位置し、
かつ濃密な自生地がある丹後半島から相当離れた距離にあります。
隔離的に分布する個体群として貴重じゃないかと思うのですが・・・。

そんな鳥取砂丘のイソスミレが、
山陰ジオパークと大騒ぎしているその陰で消えようとしているなんて・・・。
なんともやるせない気持ちになります。

川を遡り・・・

2011-04-06 | スミレ

ヤエヤマスミレ 11.4.6 西表島

マングローブの川を遡り、亜熱帯の森を抜けてヤエヤマスミレに会ってきました。

良くもまあこんな環境に適応して、
何百年も何千年も生きてこられたものだと感心しました。


亜熱帯の森 11.4.6 西表島


マングローブ林 11.4.6 西表島

風(2011.4.2)

2011-04-02 | スミレ
暖かかった昨日から一転、今日は一日中寒かったですね。
郵便局へ行ったついでに国府町方面へスミレを見に行ったのですが、
いつもなら咲いているはずのスミレたちもやっと小さな蕾を持ち上げたところでした。
今年の雪は量も多く、そして遅くまで降ったので花たちの開花も遅れているようです。

いつも一足早く咲く岩美町のナガハシスミレやタチツボスミレたちも
10日以上遅れてやっと咲きはじめました。



ナガハシスミレ 11.3.26 鳥取県岩美町

潮風に揺れて

2010-05-06 | スミレ
連休後半は、恒例になりつつある丹後での畑仕事。

作業も一段落して海岸に出てみると、
夏のように暑かった陽も傾き、さわやかな潮風に
アナマスミレやイソスミレが揺れていました。


アナマスミレ 10.5.3 京丹後市


イソスミレ 10.5.3 京丹後市

危ないかも・・・

2010-05-02 | スミレ
日本の西限に分布する鳥取砂丘のイソスミレ、
昨年の4月18日に行ったときは、すでに朔果を付けていた株もあったので、
ちょっと早いかなと思ったのですが、
どんな様子かと時間の取れた6日(4月の)に行ってみました。
6日はまだまだ咲き初めで、ほとんどが蕾でした。

4月23日はちょっと盛りを過ぎたといったところなのでしょうか、
それでも、大きく柔らかでおっとりした薄紫の花を見るのはうれしいものです。
厳しい環境の中だからこそ、そんな花を着けるのかもしれません。


イソスミレ 10.4.6 鳥取市

で、タイトルの「危ないかも・・・」です。

前述の通り、今年は4月6日に初めて行ってみたのですが、
自生地は昨年と大きく様子が変わっていました。
自生地背後の松林が伐採され、
イソスミレ群落の半分以上が新たな砂で埋まっていました。

砂丘ですから、ちょっとした風でも砂が動く不安定な環境なのですが、
それでも自生地は、これまでそれなりに安定していた場所でした。
松林を伐採したことによって急激に砂が動き出したことは
誰が見ても明らかです。
松林の伐採もこれまで行なってきた砂丘植物の除草と
同じような発想なのだと思いますが、残念です。

鳥取砂丘のイソスミレといっても、
砂丘全体に分布しているわけではなく、
ごくごく限られた場所にしか自生していません。
今後の砂の動き方にもよりますけど、
鳥取砂丘のイソスミレ、かなり危ないのじゃないかと思います。


イソスミレ 10.4.23 鳥取市

追記(10.5.3) 
鳥取砂丘のイソスミレ自生地について、
当ブログでは場所が特定できるような記述を避けてきたのですが、
先ほど確認したところ、環境庁所管の財団法人自然公園財団の
鳥取砂丘スタッフブログ(2010年4月11日)に具体的な記述があること、
そしてなにより現在の自生地の状況から場所を明らかにしておきます。

え~と、追後スリバチの底に、小さな群落が三ヶ所あります。
北陸や丹後半島の自生地を知っている方なら、
生育環境がずいぶん違うのでビックリすると思います。

仏果山に登る(3)

2010-04-24 | スミレ
仏果山で見かけたスミレたちです。

アカネスミレは、まだ咲き始めですね。
ナガバノスミレサイシンは、ちょっと盛りを過ぎた感じです。


アカネスミレ 10.4.18 仏果山


ナガバノスミレサイシン 10.4.18 仏果山

アリアケスミレとスミレは登山口の村の周辺に咲いていました。


アリアケスミレ 10.4.18 仏果山登山口


スミレ 10.4.18 仏果山登山口

さて、次はタチツボスミレなのですが、
最初に見たときは、アレ~?、タチツボ?、って、戸惑ってしまいました。
花は確かにタチツボスミレなのですが、
花柄、葉柄に微毛があり、葉にもわずかですが毛が見えたからです。

これまで見てきた(2シーズンですけど)鳥取県東部では、
花柄などに微毛のあるタチツボスミレなど見たことがありません。
微毛があれば、よく似たニオイタチツボスミレでした。

へえ~、こんなタチツボもあるんだ、と感心した次第です。

この微毛のあるタチツボはかなりの個体数があり、
無毛のタチツボと混生していました。
ただ、無毛のタチツボに比べてやや開花時期が遅く、
花色も心もち濃いような印象を受けました。
単純に考えれば、相当古い時代に
ニオイタチツボスミレの血が入っているのかも知れませんね。


タチツボスミレ 10.4.18 仏果山

 
タチツボスミレ 10.4.18 仏果山      タチツボスミレ 10.4.18 仏果山

下は無毛のタチツボスミレです。


タチツボスミレ 10.4.18 仏果山

花柄や葉柄に微毛のあるタチツボスミレは、
そんなに珍しいわけではないようで、
次の日に横浜郊外のタチツボスミレを改めて見直してみると、
けっこう見つけることができました。
そして、仏果山と同じように、
無毛のタチツボに比べてほんの少しですが、
花期が遅くなるようです。

散歩の途中で(2)

2010-04-17 | スミレ
散歩をしていると、
よくまあこんな所でというスミレ達にも出会います。

道路脇のコンクリートや縁石の継ぎ目、街路樹の根元など、
狭い隙間に根を下ろして花を咲かせています。


スミレ 10.4.13 横浜市

それにしても、いい大人が街の道路脇でしゃがんだり、
膝をついたりして何かしている姿は奇異でしょうね。

周りを見ながら、なるべく人通りが途絶えたところで
写すようにしているのですが…。


ヒメスミレ 10.4.14 横浜市

散歩の途中で(1)

2010-04-16 | スミレ
今日(15日)は寒かったですね。
散歩でも手は上着のポッケットへ、
道端の野草も冷たい雨と風にうなだれて花を閉じたままでした。

でも、天気のいい日に散歩をしていると、
満開のタチツボスミレの群落に出会ったりします。


タチツボスミレ 10.4.3 横浜市

横浜の郊外には公園や昔からの雑木林がけっこうあって、
季節の移り変わりを楽しみながら散歩することができます。

大きな公園では、手を入れず自然の成り行きに任せた雑木林を残したりしていて、
自然に親しみやすくする工夫もされているようで、感心してしまいます。

そんな公園や雑木林を散歩しながら見つけたスミレたちを、
前回に続いて紹介します。


公園 10.4.14 横浜市

マルバスミレがあるとは思っても見ませんでした。
なにせ鳥取では氷ノ山の高いところでしか見たことがなかったからです。
雑木の丘陵裾に群落を作っていました。

ほとんどの個体は側弁基部の毛はありませんが、
後で写真を確認すると有毛の個体も見られました。
この有毛のものをヒゲケマルバスミレというそうですが、
同じ群落内に有毛と無毛の個体があること考えれば、
そこまで細かく分ける必要もないんじゃないですかね…、
と、素人考えですが。


マルバスミレ 10.4.14 横浜市


マルバスミレ 10.4.14 横浜市

コスミレは向陽地では大きな株になり、たくさん花をつけるスミレなのですが、
ここの株は半日陰という生育条件のためか、土壌や栄養状態が関係しているのか、
葉が立派なわりに花が少ないですね。

こんなコスミレも時たま見かけます。


コスミレ 10.4.14 横浜市


コスミレ 10.4.14 横浜市

大きな欅の下に(2)

2010-04-15 | スミレ
欅の下で一番目立っていたのがこのスミレ。
初めて見る花色です。
先週は、小さな蕾でスミレ(マンジュリカ)だと思ってたのですが、
花が咲いてびっくりです。


アツバスミレ 10.4.13 横浜市

花はけっこう大ぶりで、
白地の上弁にうすく紫条が入り、縁もうす紫で縁取られています。
側弁、唇弁はうす紫で、遠目には二色すみれという感じです。
側弁基部は無毛で、花柱の先端はいわゆるカマキリの頭形です。
葉はへら形から卵形で厚く光沢があり、
特に葉裏の光沢が強くなっています。

 
アツバスミレ 10.4.13 横浜市       アツバスミレ 10.4.14 横浜市

  
アツバスミレの葉 表(左)・裏(右) 10.4.14 横浜市

初めは花色に変化の大きいアリアケスミレかなとも思ったのですが、
どうも違うぞということで色々調べてみました。

調べた範囲ではアツバスミレ、
特に伊豆七島産のアツバスミレに一番近いような気がします。
アツバスミレは、日本海側に分布するアナマスミレと同じように、
スミレ(マンジュリカ)の海岸型で、
千葉県から鹿児島県までの太平洋岸に分布しているそうです。

ただ、このアツバスミレを園芸用に選別した、
二色アツバスミレ(アツバスミレ二色咲き)という種類もあるようです。

撮影地は横浜市の中心地からだいぶ離れた標高70m位の団地公園、
もともとの自生地ではないと思うので、
二色アツバスミレが逸出したものでしょう。     


アツバスミレ 10.4.13 横浜市

大きな欅の下に(1)

2010-04-14 | スミレ
横浜では、することが無いというか、あまり出来ることもないので、
毎日近所を散歩しています。

近くに大きな欅の木があり、根元にスミレ類が群落をつくっています。
先週はタチツボスミレしか咲いていなかったのですが、
今週はいろいろなスミレが咲いていました。
タチツボに加えてスミレ、アツバスミレ、ノジスミレ(?)、
外国種(ヴィオラ・ソロリア)の5種が数メートルの範囲に咲いているので、
植物園というかスミレの展示会のようです。


欅の下の「スミレ」群落 10.4.14 横浜市


タチツボスミレ 10.4.3 横浜市

地面を覆うように重なり合う濃い緑の葉に、
タチツボとはちょっと違うぞと、先週から気がついていたのですが、
今週、花を見て初めて外国からの帰化種と知りました。
北アメリカに分布するヴィオラ・ソロリアのようです。
さすが港、横浜というところでしょうかね。
側弁のひげ(毛)もモジャモジャで、なんだか異人さんぽいです(笑)。


外国種(ヴィオラ・ソロリア) 10.4.14 横浜市

 
左右とも外国種(ヴィオラ・ソロリア) 10.4.14 横浜市

下のスミレは、葉、花柄など全体に微毛がありますが、
葉柄の翼、側弁の毛などの特徴からスミレ(マンジュリカ)としました。
でも、山陰で見るものとちょっと様子が違います。
どうなんでしょうね。


スミレ 10.4.14 横浜市

こちらのスミレも全体に微毛があり、側弁に毛が見られないこと、
距の感じ、翼の無い葉などからノジスミレとしましたが、
やっぱり自信がありません。
タチツボスミレも含めてですが、
全体に山陰のスミレたちと微妙に違うようながするんですね。


ノジスミレ(?) 10.4.14 横浜市

(2)へ続きます。

*コメントをいただいた、通りすがりの さんのご指摘を踏まえて、ノジスミレの後に(?) 入れました(10.4.28)。

高尾山に登る(2)

2010-04-11 | スミレ
高尾山の続きです。

山頂に「東京都高尾ビジターセンター」という
小さなガイダンス施設があったので入ってみます。
ちょうど、写真で高尾山に自生するスミレを紹介する
「高尾山のスミレ」というミニ展示が行なわれていました。

空模様も怪しいのですぐ下りるつもりだったのですが、
ビジターセンターのスミレ写真に刺激され、
もう少し歩いてみることにします。

景信山方面に歩いていくと、さっそくエイザンスミレです。
鳥取にも自生しているらしいですが、まだ見たことがありません。
うすいピンク色をした大振りの花があでやかです。

コスミレも山の中で見るとまた違った趣があります。


エイザンスミレ 10.4.4 高尾山


エイザンスミレ 10.4.4 高尾山


コスミレ 10.4.4 高尾山

オット、林の中にオニシバリ
開花している花を見ることができました。
ミヤマシキミは大きな株で、こちら鳥取で見るものとやや雰囲気が違います。
ひょっとしたら違う種類なのかも?

 
オニシバリ 10.4.4 高尾山         ミヤマシキミ(?) 10.4.4 高尾山

ヒナスミレやエイザンスミレに目が行きがちですが、
タチツボスミレやナガバノスミレサイシンもたくさん見られます。
アオイスミレも林縁で遠慮がちに咲いていました。


タチツボスミレ 10.4.4 高尾山


アオイスミレ 10.4.4 高尾山

一丁平までくるとリュックを背負ったハイカーばかりで、
さすがに、手ぶらの街歩きスタイルはいません。
雨の心配もあるので引き返すことにします。
下山は谷筋を下りたかったのですが、通行止めということで、
稲荷山コースを降りました。

斥候?

2010-03-02 | スミレ
日曜日に山を下りてから、
寄り道してスミレを見に行きました。

少し早いようで、まだ蕾の株が多いのですが、
標高150m前後の山道の南向き斜面にナガハシスミレ、
タチツボスミレ、それと山陰型のタチツボスミレが咲き始めていました。

この場所では、ナガハシスミレが一番の早咲きのようです。


ナガハシスミレ 10.2.28 鳥取県岩美町


タチツボスミレ(山陰型?) 10.2.28 鳥取県岩美町

写真を撮っていて気がついたのですが、
下のように一輪だけ咲いている株がけっこうありました。
よく見るとかなりの数の蕾が一斉に咲く準備をしているようです。

なにか、先に咲いた一輪が外の様子を探っていて、
偵察の結果、「よし!」という合図があって10輪近い花たちが
一斉に咲くという感じでしょうか。


ナガハシスミレ 10.2.28 鳥取県岩美町

ところで、タイトルの「斥候」は「せっこう」と読みます。
可愛いスミレを見ながら、
こんな単語しか浮かんでこないというのも困ったものですね。

ちなみに、家にある古い広辞苑では、
「敵状・地形その他諸種の状況を偵察・捜索させるため、
部隊から派遣する少数の兵士」となっています。

いよいよですね!

2010-02-23 | スミレ
陽のあたる東向きの斜面に咲いていました。

今週は気温も上がって穏やかな日が続いているので、
あちこちで咲き始めてるんじゃないかな。


タチツボスミレ 10.2.20 鳥取市


タチツボスミレ 10.2.20 鳥取市

下見というか、予習というか

2009-12-02 | スミレ
来年のスミレシーズンが待ち遠しくて、
連休の23日に京都北部のイソスミレを下見してきました。


海岸線 09.11.23 京丹後市

イソスミレについては、いくつか素朴な疑問があって、
たとえば、各県のレッドデータブックなんかを見ると、
日本海側ではおおよそ北海道から鳥取県まで
ランクの違いはあっても絶滅危惧種として掲載されているんですけど、
青森県と兵庫県が空白になっているんですね。

青森はともかく、兵庫県の空白が気になるんですよ。
兵庫県の日本海側(但馬地方)には、イソスミレは自生していない?
それとも絶滅の心配が無いほどいくらでもある?
どっちなんでしょうか。

兵庫県のイソスミレをネットで検索してみると、いくつかヒットします。
でも、距の感じが違うようだったりして、今ひとつはっきりしませんね。
ほぼ確実と思えるのは一ヶ所だけかな・・・。
どうも、あまりに少なすぎてリストから漏れちゃったのかもしれません。

但馬はリアス式の海岸線が多く、
大きな砂浜が発達していないのは確かですが、
砂浜が無いわけじゃないですし、
もっと自生しててもいいんじゃないかと思うんですがね。

そんな疑問やらなんやらがあるため、
地形が比較的似ている京都府北部の有名、無名の自生地でお勉強です。

渚に近く直射日光を受ける株は、典型的なイソスミレの株ですね。
直径50cm位の株もあります。
ちょっと内陸側のチガヤや海浜性の潅木と一緒に生えてる子たちは、
陽を受けようと背伸びしているようで、
茎の節間も延びて、ちょっと弱々しげな感じでになってます。
徒長したっていう感じかな・・・。

今回、いろんなヒントがあったり、確認できたこともあったので、
来年のスミレの季節が楽しみです。

それにしても、海岸の漂着ゴミ、
特に発泡スチロールは何とかならないものでしょうか。


イソスミレ 09.11.23 京丹後市


イソスミレ 09.11.23 京丹後市


イソスミレ群落 09.11.23 京丹後市

アナマスミレの群落もありました。
下の写真で黄色っぽく見えるのは、ほぼすべてアナマスミレです。


アナマスミレ群落 09.11.23 京丹後市

移動中や海岸で見かけた花や蝶です。
ママコノシリヌグイ、花だけじゃミゾソバと区別がつきませんね。
それにしてもすごい名前です。

 
ナガハシスミレ 09.11.23 京丹後市  コナスビ 09.11.23 京丹後市


ヤマトシジミ 09.11.23 京丹後市


ママコノシリヌグイ 09.11.23 京丹後市

こんな日も

2009-06-09 | スミレ
大山はこんな日もいいよね。
草や木は霧の中で生き生きしてる。

ブナの森の林縁にはナナカマドやツリバナの花。
秋にはブナの黄葉に紅いアクセントになってくれる。


ナナカマド 09.6.7 大山

 
ツリバナ 09.6.7 大山         タニウツギ 09.6.7 大山

標高が上がると、里ではとっくに終わってしまったタチツボスミレ。
ダイセンキスミレもまだまだ盛りだ。


タチツボスミレ 09.6.7 大山


ダイセンキスミレ 09.6.7 大山