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魔法使いから貰った「ダイヤモンドのダイヤルのついた帽子」をかぶって、チルチルとミチルは青い鳥を探す旅にでた。贅沢の国、死の国、未来の国、思い出の国…。訪れたどの場所にも本当の青い鳥は存在しなかった。しかしチルチルとミチルが以前から家で飼っていた鳥が、本当の青い鳥だった。
メーテルリンクの「青い鳥」。子供の頃にアニメでやってて、キレイな絵と原作者の名前の音が好きでよく観てたなあ
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ワタシは20代後半に、本当の幸せを探し求めて「青い鳥」を何度も読んだ
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あの頃のワタシにとって「しあわせ」というのは。宝くじで3億円当選するとか、ブランドもので着飾るとか、寝食忘れるほど夢中になれる何かがあるとか、とびっきりの彼氏が出来るとか、毎日楽な仕事ができるとか、特別リングサイドでスゲェ試合を観戦するとか(笑)…。特別なナニかでしか有り得なかった。
ウキウキ・ワクワク・ドキドキ
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あの(今より少し)若き日から色々経験して(たいしたことはなかったけど)。ようやくしあわせって特別なナニかの中にだけ存在しているんじゃない。「ただ、何も無い、平凡で単純な毎日」の中にも、しあわせが溢れていることに気づけるようになった。ようやく自分なりに噛み砕き、「ワタシの青い鳥」が自分の内側にいるのだと納得することが出来るようになったのだ
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待遇がどうであれ、生活していけるお給料のもらえる仕事があること。笑顔で仕事ができる環境でいること。毎日電車が遅れなく走ってくれること。晴れること、雨が降ること。美味しいご飯を作れること。スーパーに欲しいものが売ってあること。安心して眠れる場所があること。友達がいること。伴侶とその家族がいること…。
一度でも電車が止まって出勤できなくて困った思いをすれば、以後電車が時間通りに運行してくれるだけでもしあわせに思う。仕事がない経験をすれば、今こうして働ける場所があることだけでもしあわせに思う。笑顔を失った時間をもったことがあれば、笑顔でいられるだけでもしあわせに思う。
「負」の経験をしていれば、当たり前のことが当たり前でなくなる。他の日常の中にも「当たり前」がないことに気づける。
不平不満を述べる前にまずは「当たり前」という概念をとっぱらって、感謝の念を抱くようになればしあわせは簡単に見つかった。もともと足元にいたのだ、青い鳥は
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なんでこんな簡単なことがわからんかったんやろう?ワタシは。わからないぐらい恵まれた場所にいたんやろうか?。だったらそれもしあわせな人生だった。
「ワタシは不幸ぢゃー!」と叫びたかった出来事があったからこそ、足元の青い鳥に気づける自分へと変われた。だったら悲しかった出来事もしあわせに繋がる大切なもの。まあ、いろんな旅をしなければチルチルとミチルも本当の青い鳥に気づけなかったんだから、人生多少の遠回りは必須なのかも。
チルチルとミチルの持っていたダイヤモンドのダイヤルのついた帽子は、感受性のアンテナだったのかもしれない。アンテナのダイヤルを変えて感謝のキモチをもてば、しあわせなんてアチラコチラに転がっていたのだ。特別なナニかだけがしあわせなんかじゃない。
今日もアチコチにいる青い鳥に、手を合わせて「ありがとう」。I feel happiness
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「ホテル・ルワンダ」という約10年前の事実に基づいた映画です。
たった3日間の上映しかないんだけど、とみ~が情報をキャッチしてくれたおかげで、一緒に観ることができて本当によかったです。
ルワンダの紛争に関して、ほとんど予備知識がなかっただけに、あまりの衝撃で上映後はふたりともしばらく無言
でも本当はもっともっとひどい惨状だったはず。
とみ~が「幸せだね」ってしみじみ言っていたのが印象的でした。
明日生きられるかわからない環境で暮らさざるを得ない人々が、地球上に存在するのが現実。平和な日本人として生まれてきただけでもありがたいことなのかも。
一日を無事に過ごせる幸せを改めて感じていたところだったので、柊さんのこの話題は特に胸にしみこんでくるよ~
お互いにいつもアンテナしっかり磨いておきたいね