箍(タガ)という言葉があります。樽や桶の外側からバラバラにならないように締め付ける竹や金属の輪のことです。樽や桶が世の中に普及しなくなったから、現物を見たことが無い人のほうが多いかも知れません。箍を知らないから、【箍が外れる】とか【箍を締める】【箍が緩む】なんていう言葉の意味も知らない学生がいます。今、庄原に居る学生は知らなかったし、その前に居た学生も知らなかった。大切な日本語なのですが、生活様式の変化で廃れてしまう言葉もあります。
箍は外側から規制をかける道具ですが、内側から支える物は何と言うのか? トンネル工事や鉱山の坑道が崩れないよう内側から支えている物なんかです。
何でこんな話題かといいますと、新人が馬に乗って蹄跡を歩かせますと、例外なくふらふらしますし、軌道修正しようとしても手綱だけに頼って脚を使わないから肩から逃避されたりします。もちろん隅角なんて有る訳が無い。
真っ直ぐ歩かせる(曲線でも馬術的に真っ直ぐに)ためには脚扶助が不可欠なのですが、この事を説明慰するために、『馬の進行方向に対して両脚で箍をはめる様に・・・』と指導したのですが、これが通じないのです。『両側からベニヤ板を押し当てて馬が左右に逃げられないようにするがごとく、両方の脚を使いなさい。』と、こんなまどろっこしい説明になる。
やれやれ、2年後には平成生まれの部員が入部してくるのですが、世の中どうなるのでしょう。馬術の理論だけは普遍なのですが・・・。
箍は外側から規制をかける道具ですが、内側から支える物は何と言うのか? トンネル工事や鉱山の坑道が崩れないよう内側から支えている物なんかです。
何でこんな話題かといいますと、新人が馬に乗って蹄跡を歩かせますと、例外なくふらふらしますし、軌道修正しようとしても手綱だけに頼って脚を使わないから肩から逃避されたりします。もちろん隅角なんて有る訳が無い。
真っ直ぐ歩かせる(曲線でも馬術的に真っ直ぐに)ためには脚扶助が不可欠なのですが、この事を説明慰するために、『馬の進行方向に対して両脚で箍をはめる様に・・・』と指導したのですが、これが通じないのです。『両側からベニヤ板を押し当てて馬が左右に逃げられないようにするがごとく、両方の脚を使いなさい。』と、こんなまどろっこしい説明になる。
やれやれ、2年後には平成生まれの部員が入部してくるのですが、世の中どうなるのでしょう。馬術の理論だけは普遍なのですが・・・。