サジッタ&清史郎の部屋

相棒3頭と暮らす馬日記

馬場馬術の服装

2005-09-02 10:16:47 | 庄原TRF
初めてセントジョージ馬場に出場したのは27歳くらいの時。愛媛県の愛媛大学馬場であった中・四国馬術大会でした。当時は西日本馬術大会の予選を兼ねた競技会で、その競技で西日本馬術大会の出場権を得ました。
それまで私は燕尾服を持っていなくて、その大会は障害用の上着とヘルメットで競技に出場しました。でも、西日本馬術大会への出場が決まって思ったことは、『燕尾服を着ないといけないのかな?』でした。
今思えば馬鹿な話ですが、その事を相談した相手は馬具屋の中江さん。
TRF:『西日本の馬場に出ることになったのですが、燕尾服を着たほうが良いでしょうか?』
中江さん:『セントジョージ馬場に出られるなら、着ないといけませんよ・・。』
TRF:『じゃあ、燕尾服とハットを送ってください。』
てな訳で、燕尾服を購入しました。

しかし、馬具屋さんに薦められたから購入したと言え、セントジョージ馬場に出場だから燕尾服を着ると言うのは、実は正しい選択だったのです。
F.E.I.の基準から言うと燕尾服を着用するべき競技はセントジョージ賞典馬場以上から。馬場馬術だからといって第2課目や第3課目に出る人が燕尾服を着用するのは、実は滑稽なことなんです。結婚式で考えてください。モーニングを着用するのは新郎新婦の父親だけで、一般の知人・友人は着用しません。
『馬場馬術に出場だから燕尾服を着ましょうよ!』と言うのはショップの売り上げを増やしたい乗馬クラブの経営上の問題で、物事が判った外国人は『日本人は初級馬場に燕尾服を着て出て来た・・・』と嘲笑しているのです。

私も燕尾服を購入して以来、馬場馬術はどんな課目でも燕尾服と思って着ていましたが、最近は考え方が変わりました。燕尾服を着るのはセントジョージ以上の課目に出場する時で、それ以下は障害様のジャケットで充分、と。
しかし、今回の西日本馬場馬術大会に出場するに当たり障害用のジャケットとヘルメットではちょっと寂しいと思い、着丈の長いジャケットとボーラーハットを注文することとしました。これが初級馬場に出場する場合の正規の服装と考えます。
ついでに拍車も新調します。今使っている大きなリングの拍車は20年以上使っていて、柄の部分が馬の汗で腐食して細くなってしまっている。たまたま選んだ拍車がステンレスシルバーでなく、ゴールドでしたが宜しいのではないでしょうか。ボツボツとお年を召してきたことですし、部分的に派手な遊び心など織り交ぜても。
ただし、基本的にビンボー馬乗りですから、ジャケットの裏地に遊び心を入れるところまでは無理。先日、蒜山で駄弁っていた某氏は、チラリのお洒落でエルメスのスカーフ3枚を使用して障害ジャケットの裏地とした、と。

今日、馬具屋から丈が長めのジャケットが届きました。しかし、全部肩の寸法が合わなくて返品。しかも『これ以上の在庫は無しです。』とのつれない電話。
他の馬具屋さんを当たるか、意に反して障害用のジャケット+ヘルメットで出場でしょう。
コメント
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