サジッタ&清史郎の部屋

相棒3頭と暮らす馬日記

外部講師の効果

2006-11-14 12:25:02 | コーチとして
美子を指導して3年余り・・・、私の指導は真直性・屈曲などがメインで、ハミ受けについても肩・肘はしっかりと譲り、その中でコンタクトするように要求していました。

美子は駈歩発進が凄く苦手で、私の知る限り、一日の駈歩運動開始時に一発でスパッと発進できたことが無いです。

美子の姿勢全般を見たN川君は、もう少し肘を意識して張り、自分を大きく見せる姿勢、自信満々で乗っているように見える姿勢を取りなさい・・・と指導していました。
この辺りは私だけに限らず、広大の指導スタイルに因るところが大きいでしょう。無理にハミを引っ張らないで、ナチュラルなポジションで乗ることを要求し、馬を強力に起こして乗ることは要求していないからです。

清史郎の練習でも同じで、首を緊張させないように、基本は譲った拳です。

ただ、うかつだったのは、私は譲った拳でも強力な脚扶助で駈歩発進できるけど、美子の場合は馬を充分に収縮(尋常ではしっかりしたバランスバック)させないで駈歩発進の扶助を取り、結局【糠に釘・・・】【暖簾に腕押し】状態になって駈歩発進が不発の繰り返しだった、です。


昨日の練習では鐙を1個短くし、脚でしっかりと馬体を挟み、体重でハミを受ける感じにして駈歩発進前に充分馬を詰めて発進扶助を取らせました。
結果は凄く良好で、今まで出一番の出来でしたから、N川効果は抜群でした。

美子に技術が無い訳でなく(指導の視点を変えたらバンバン出来る・・・)、私の指導が間違っていた訳でもなく(指導の視点を変えることに問題なく対応できる技術の育成・・・)、と思いますが、オランダ(ベルギーだったかも・・・)直送の馬場馬で2年国体に出て色々なステージを経験したN川君の指導は、私と切り口が違っていて、前の記事にも書きましたが『なるほどね・・・』と思う部分がありました。

技術が固まらないうちに指導者がコロコロ替わることはお勧めできませんが、一定以上のレベルになれば、別の指導者のレッスンを受けることのメリットは私も良く知っていました。
現役最後の試合の2週間前にタイムリーな指導を受けることが出来て、美子はラッキーだったと思います。
指導機会は週末練習が2回だけとなりましたが、ウイークデイにチェックしに出張するかな~、です。調整で冬の間に庄原へ来ることになっている華の騎乗テストも兼ねて・・・。
コメント
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