ロンジン 、帰還せず！

今週前半、息子は課外授業で、川場に2泊ほど。

持ち物の中に、「（腕）時計」というのがあって、
出発当日まで、準備していない状態でした。

しょーがないので、私の腕時計を持たせることに。


ロンジンの自動巻き。
約20万円。


子供の課外授業で持たせるものではないのだが、
まぁ、他にやりようがないので、無くなさいよう伝えて、持たせることになった。



・・・帰宅時、カミさんが学校まで迎えにいくと、
楽しかったことが台無しになったような面持ちで、戻ってきたらしい。

最終日、私の腕時計をなくしてしまったらしい。

お土産に買ってきた「お守り」を渡すときも、涙ボロボロだったとのこと。


人から借りたものを紛失することは、
責任感のなさ、信頼を裏切る行為なのだと、カミさんにこっぴどく叱られたらしい。




・・さて、父親として、どのように接するか・・？

息子の良い部分は、物欲が強くないこと。
独占欲、所有欲がなく、他人とシェアするということが、当たり前のようにできる。
これは、素晴らしいことだ。

注意を促すとすれば、これが良くない形で顕れた場合だ。
「モノ」へのこだわりがない分、扱いが粗末になる。
大事に、大切にする、という意識が脆弱であるのだ。

このふたつをきちんと、伝えて、
「モノを大切にするんだよ」

んー、これでヨカッタのかな・・？
唯一の正解がないのだと思うのだが、どうだろう。

大粒のナミダが、彼の中に何かを根付かせてくれたと、信じたい。



・・・私に嫌われるのではないかと、心配で、心配で、食事もちゃんとできなかった息子。
父は、そんなことでは君を嫌いにはならないのだ！