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志村達也のつぶやき。。。
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総務人事部長(改め経営企画部長)のブログです

ほろ苦い思い出 ~新卒採用内定取り消し(2)

2009年02月14日 10時55分40秒 | 【人事 ~採用】
・・・前回までのあらすじ・・・

転職して新しい職場での第一日目。
出社して知った社長交代劇。
波乱万丈の予感

・・・   ・・・   ・・・


なんていうか、こう、会社のフェイズが変わるときってこんなものなのかな・・・

と思いつつ、社内の雰囲気を探ってみる。

この変化を歓迎する人、感情的に拒絶する人、いろんな思いが交錯するのはしかたありません。

自分としては、
新しい環境で、そのローカルルールを覚え、人間関係を構築していくことに加え、
自分の採用の最終判断を下す社長が変わったことで、
果たして、自分のポジション(人事総務の責任者)がそもそもつとまるのかーといった不安が少なからずあったわけです。


人事は経営トップの意向に添わねばならないと思っています。

たとえ間に管理担当の役員がいたとしても、組織&人事は経営トップ・マターだと考えています。
もちろん、その中間にある方に権限が委譲されているのであれば話しは別ですが。。
そんな会社、(日本では)見たことありません。


うう~ん、(新しい社長は)どうしたい人なのだろう・・・?

てなことを考えながら、まぁ暗中模索なわけです。



そうこうしているうちに、第一日目は粛々と時間が過ぎていくわけですが、

管理担当役員から、ちょいと呼び出しを受けました。


「・・実は、親会社から言われているのだけど・・・」

親会社は東証一部上場企業で、その創業者社長(もちろん現役)は褒章を授与されているという、高収益企業です。

「・・いやぁ、困っちゃってて・・・、

 親会社でさえも新卒採用していないのに、

 業績の良くない子会社が新卒採用するなんてありえない、って言うんだよ。

 内定者6人について、取り消せって言われていて・・・」



仮にもIPO目指そうって会社が、新卒内定取り消しなんてやって大丈夫なのか?

・・というか、東証一部上場企業がそんなこと言って大丈夫なのかぁ?


まぁ、とにかく面倒くさいんだが、親会社には従わざるを得ないので、なんとかしてくれーということなわけであります。




組織内において価値を上げる方法はいくつかあるかと思います。
その中のひとつで、他人がやりたがらない仕事を徹底してやっていく、という方法があります。


しょーがねーなー・・


「あ、私の方で対応しておきます。」

「そうか!助かるよ!」



私にも、結構理不尽なことが多かったイケイケ・ベンチャーで労務リスクを押さえ込んだという自負実績があります。
争議調停委員の弁護士に監督署に呼び出されようが、完全に従業員側に折れさせるような着地を何度かしてきました。
今回だって、企業側のリスクをゼロにしてやるぅ~とちょっぴり思っちゃったわけであります。


学生側への直接の窓口は、今まで採用に関わってきた方が行う、という、ちょっと動きにくい状況ではありますが、

いざ出陣!なわけであります。




・・小規模ベンチャー企業のよいところは、なかなか面白い経験をさせていただけることですね
この積み重ねが、自分のバリューにつながっているのだと思います。


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