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志村達也のつぶやき。。。
エンタメ・ベンチャー
総務人事部長(改め経営企画部長)のブログです

パタゴニア社の経営

2007年07月23日 23時04分35秒 | 【人事 ~人事制度/組織論】
企業は営利団体です。

継続して収益を上げていかなければなりません。

(もちろん利益を上げるためなら何をしてもよい、というわけではありません。)

・・・あ、高尚な志をもたなきゃアカン的なことは言うつもりはないです。
世の中のシステムの中で、それぞれの法人、個人が役割を担い、果たしていく。
それが直接的に社会に還元できるようなものである必要はないと思ってマス。。。



さて、かねてから強く関心をもってみている企業があります。

・・・それが、パタゴニア社。
かつて経営危機に陥ったことがあったのですが、見事復活された企業です。

もともと山をやる私にとって、パタゴニア社はザック等の海外ブランドのひとつで、
値段が高いナァ~・・ぐらいの認識しかありませんでした。
(「高価」=「高級ブランド」と勝手に解釈していたのですねー)

この会社に関心をもった理由は、2つ。

(1)ひとつは、経営者の考え方
   ⇒環境への真摯な取り組み。商品の本気度がハンパじゃないです。
    勤務時間が終わった後に、いろいろとイベントがあるそうです。
    単に遊ぶイベントではなくて、講師を招いてお話をうかがったりするようです。

(2)ひとつは、従業員への考え方
   ⇒知ってましたか? 勤務時間中のアウトドア活動、公認だそうです。
    日本支社は、確か鎌倉にあって、サーフィンか何かがOKだったかな。。
    ・・というか、ONとOFFの時間の使い方が素晴らしすぎます!

・・・上述の理由をきちんと記載したほうがよいのかもしれませんが、それは創業者としてのメッセージの中に見つけて頂くのが良いと思うので、ここでは詳しくは触れません。

社員を活かすために何ができるのか、そんなことを日々考えているのですが、ひとつの答えがここにあるように思えます。


すでにあるカルチャーに一石を投じても、波紋ひとつ広がらないことは往々にしてあります。
トップマネジメントにしかできない領域があるのかもしれない。

しかし、人事屋としては、パタゴニア社のような変革を、単に羨望のまなざしで眺めるのではなく、自分の周囲にも実現できないだろうか、と試行してしまうわけです。

とにかく、志だけは失わないように・・・


似て異なるもの!

2007年05月17日 23時27分30秒 | 【人事 ~人事制度/組織論】
先日教えて頂いたことを、ひとつ。



ヒトが安らいだ状態でいられるときは、「気」が満ちているときだそうです。
(・・んにゃ、逆のアプローチの方が、よいかな。)

「気」が満ちているとき、ヒトは安定するので周囲の「場」を良い状態にできるのだそうです。
精神的に充実し安定していると、その周りにいる人たちや、雰囲気そのものに対して、よい影響をもたらすことができるのですね。

意識が自己にだけ向いているのではなく、周囲にも向けることができる状態であることが大切。
でも、その意識の向け方にもポイントがあるというのです。



どうすればヨイのか・・?


「気を使う」のではなく「気を配り」なさい、と教えて頂きました。

自身の「気」を(一方的)使って消費するようなことではなく、相手(周囲)の意に沿い、思いや願いを共有することだというのです。

どちらも相手のことをオモイヤル表現であるように考えていたけど、視点とかかわり方が違うのですね。。。
どんなに思いやる気持ちがあっても、「我」にたってしまうと根本からズレてしまいます。


私は、総務人事部長という職能として、会社にかかわる皆のことを考えるのですが、このトラップにかからないようヒト一倍自覚していかねばなりません。



・・・そうは言っても、なかなか、うまくいかないこともあるわけで、、、
でも目先のテクニックに走ることなく、取り組んでいきたいなぁと思ってるわけです。
ま、その前に自分自身が安定することが第一なのですが。。。


そうそう、同じ「つかう」でも、「気を使う」はダメだけど、「気を遣う」ならOK!とも教えて頂きました。
日本語は、本当に奥行きがありますね!